電脳筆写『 心超臨界 』

人間の行動はその人の考えを表す最高の解説者
( ジョン・ロック )

自助論 《 偉人と取るに足りない人間の違い――サミュエル・スマイルズ 》

2024-08-31 | 03-自己・信念・努力
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長生きするにつれ、ますます確信を持っていえることがある。強者と弱者の違い、偉人と取るに足らない人間との違いは、その人間が旺盛な活力と不屈の決意を持っているかどうかにかかっている。ひとたび目標が定まったら、あとは勝利か死のいずれかしかない――そう断じ切る決意が大切なのだ。旺盛な活力と不屈の決意さえあれば、この世に不可能なことは一つもない。逆に、それを備えていなければ、どんなに才能や境遇やチャンスに恵まれていようと、二本足で歩く動物の域を出ず、真の人間にはなれないだろう。[ バクストン ]


『自助論』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房(2002/3/21)、p126 )
5章 意志と活力――自分の使命に燃えて生きる!
5 “旺盛な活力”と“不屈の意志”の表現法

◆偉人と取るに足りない人間の違い

わずか32歳で下院議員に選出されたバクストンは、イギリス植民地における奴隷の完全解放に取り組みはじめた。彼が奴隷解放運動に早くから興味を示したのは、プリシーラ・ガーニーという女性の影響である。プリシーラは聡明で温かい心を持った美徳にあふれる女性だった。

1821年、死の床に伏せっていた彼女は、バクストンを幾度も呼び寄せては「奴隷解放の仕事をあなたの人生の目標にしてほしい」と切望した。臨終の際にも、もう一度そのことを伝えようとして果たせず、そのままこと切れてしまったという。

バクストンは彼女の言葉を忘れることはなかった。そして自分の娘の一人を彼女にちなんでプリシーラと名づけた。その娘プリシーラが結婚した。1834年8月1日は、イギリスにおける奴隷解放の日でもある。その日、娘が子としての務めを終え、夫と共にわが家を出て行くのを見送りながら、バクストンは友人宛の手紙にこう書いている。

「花嫁はいま嫁いだところだ。万事はすばらしい具合にことが運んだ。いまやイギリスの植民地には一人の奴隷もいない」

バクストンは決して天才ではない。英知ある指導者でも発見家でもない。だが、ひたむきで、正直で、決意の固い活力みなぎる男だったことは確かだ。その全人格は、彼の次の言葉の中で十分にいいつくされている。しかもこれは、青年なら誰しも心に刻みこむべき人生の本質をついた言葉である。

「長生きするにつれ、ますます確信を持っていえることがある。強者と弱者の違い、偉人と取るに足らない人間との違いは、その人間が旺盛な活力と不屈の決意を持っているかどうかにかかっている。ひとたび目標が定まったら、あとは勝利か死のいずれかしかない――そう断じ切る決意が大切なのだ。旺盛な活力と不屈の決意さえあれば、この世に不可能なことは一つもない。逆に、それを備えていなければ、どんなに才能や境遇やチャンスに恵まれていようと、二本足で歩く動物の域を出ず、真の人間にはなれないだろう」
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