電脳筆写『 心超臨界 』

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( ジョン・ロック )

不都合な真実 《 温暖化の真相こそ検証せよ――山本尚 》

2024-05-26 | 05-真相・背景・経緯
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地球環境に関する真に有効な施策を正確に調べることで研究費に対する考えが変わってくると思う。今、地球温暖化を防ぐための、脱炭素ガスの地球規模の大きな政策が世界中で行われている。必要な資金は途方もない巨額だ。一方では、その根拠となる地道な地球科学の研究は必ずしも完璧でない。一度、初心に戻って、炭酸ガスと地球温暖化との因果関係を徹底的に検証すべきではないだろうか。


◆温暖化の真相こそ検証せよ――山本尚

『日本の問題は文系にある』
( 山本尚、産経新聞出版 (2022/2/18)、p103 )
第3章 問題は文系にある

ポピュリズムの罠に落ち込む例として地球温暖化問題がある。

例えば、化石燃料を用いることが、本当に地球温暖化になるのかとか、大気中のフレオン(フロン)がオゾン層を破壊するのかは、学問的には諸説があり、必ずしも根拠がしっかりと解明しているわけではない。理論的根拠が明瞭でない予測、学会での様々な意見の相違がある事項等で社会を乱して欲しくない。

化石燃料を用いた場合に、地球温暖化にどれほど影響するかの正確な研究はされていない。しかも、地球環境で確実なことは、地球が歴史的には絶え間なく気候変動していることである。突然、大変動が起こり、住みにくくなったり、住みやすくなったりした。その理由は極めて複雑で解明されていることは、ほとんど皆無と言っていい。

人類は闇や死を恐れている。我々が地球を汚しているという罪悪感に訴えることは易しい。そして、人間は万物の長として地球を守りたいと思っているため、このような環境問題が入り込んでくる。が、残念ながら、人間には未だにそんな能力はない。

純粋科学を信奉する「世間知らずの学者」は、自分の想像力を掻き立てる研究プロジェクトなら何にでも、政府や企業が利他主義に則ってお金を与えてくれると信じている。だが、これは実社会の科学への資金提供の実態からかけ離れているのだ。

例えば、ほとんどの科学研究は、それが何らかの政治的、経済的、あるいは宗教的目標を達成するのに直接役立つべきと主張している人もいるのである(ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』河出書房新社)。

地球環境に関する真に有効な施策を正確に調べることで研究費に対する考えが変わってくると思う。今、地球温暖化を防ぐための、脱炭素ガスの地球規模の大きな政策が世界中で行われている。必要な資金は途方もない巨額だ。一方では、その根拠となる地道な地球科学の研究は必ずしも完璧でない。

一度、初心に戻って、炭酸ガスと地球温暖化との因果関係を徹底的に検証すべきではないだろうか。そのために相当の資金が必要だとしても、脱炭酸ガスに関わる資金と比べたら微々たるものだ。そして現在温暖化が進む真の理由をもっと厳密に科学的に調査すべきではないだろうか。

もし温暖化の理由が、もっと大きな地球の変動なら、それに対してこそ対処すべきだし、温暖化を前提とした施策を考えるべきだ。

2050年に炭酸ガスの放出をゼロにすることは、そんなに簡単ではない。日本の国土のほとんどが太陽光パネルで覆われ、近海が風力発電機で覆われるのは、人口密度の非常に高い日本ではあってはならないだろう。持続的イノベーションではそうなる他ない。

私はカーボンニュートラルの政策に反対ではないが、現在の科学技術のレベルでは超安全な小型原発が必要になるのは必然であると考える。さもなければ、ゲームチェンジな解を探さなければならない。

そして本気で世界を一変するほどのエネルギー問題解決に向けた破壊的イノベーションを目指すには科学技術のための大幅な資金が必要だ。
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