電脳筆写『 心超臨界 』

人生は良いカードを手にすることではない
手持ちのカードで良いプレーをすることにあるのだ
ジョッシュ・ビリングス

対象になりきることが「工夫」――松原泰道禅師

2022-05-15 | 03-自己・信念・努力
『夢中問答』は、鎌倉時代の禅僧・夢窓国師(むそうこくし)が、足利尊氏の弟直義(ただよし)の質問に答えた法話をまとめた書物です。夢窓国師は、この書で「工夫」について、「本分(ほんぶん)の工夫をなす人、万事の中か工夫の中かとへだつべきことなし」と直義に言っています。「本分の工夫をなす人」とは、自分の本心を自覚した人、という意味です。本分を自覚した人にとっては、工夫の中に日常生活があるのか、日常生活の中に工夫があるのか、などと区分けして考えることはないというのです。 . . . 本文を読む

そこへやってきたのが大原幽学という学者である――高野澄

2022-05-15 | 04-歴史・文化・社会
下総(千葉県)香取郡の長部村は明和年間(1764~71)には四十軒ほどの農家があったが、つぎつぎにつぶれる百姓がふえてきて、天保元年(1830)には二十二軒に減ってしまい、しかもそのうちの二十一軒までは農業専業ではやっていけずに木挽(こびき)で賃金をかせがねばならない始末だった。 . . . 本文を読む