植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

ザクセンとバームクーヘン

2006年04月30日 11時00分54秒 | 国:ドイツ・オーストリア
品川エキュートに入っているユーハイムのバームクーヘンを頂きましたぁ(^^♪
さすが本物のバームクーヘンです。上下のブッセ生地のココアの香りと、しっとりしたバームクーヘンが美味しかったです。

このバームクーヘンは日本が第一次世界大戦で青島でドイツと戦った際に、捕虜として日本に連れてこられたドイツ人のカール・ユーハイムが釈放後、菓子店を開いたことで広まりました。日持ちがすることと、年輪を重ねるた形状から結婚式の引き出物として日本全国に広まりました。
しかし、当のドイツではザクセン地方の地方名物でしかないようです(-.-;)

今日はこのザクセンのお話です。
主な英国人の種族であるアングロ=サクソン人。このサクソン人が、同様に中世にドイツ北部に建国した国がザクセンです。サクソン人の王オットー1世はフランク人の後にドイツ各地の領地を支配し、964年に神聖ローマ帝国皇帝となります。神聖ローマ帝国の帝位は1024年までで他家に譲りますが、選帝公の地位を得て以前帝国内で高い地位を持ち続けます。しかし、17世紀になると30年戦争の最中、カトリックとプロテスタントの間で日和見な態度を取ったため、両陣営から攻められ国土を荒廃させてしまいます。
これ以降、ドイツでは皇帝位を持つオーストリア=ハプスブルク家と、新興国プロイセンとの狭間に揺れ、最終的にドイツの主導権をとったプロイセンに吸収されていきます。

オリジナルカードゲーム 植民地戦争
コメント
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