植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

プレイレポート1「紅茶が生んだ同盟」

2006年04月17日 12時19分04秒 | ゲームシステム

【日 付】2006/2/25
【場 所】セルフコン
【参加者】フランス(千夜), 英国(N), ドイツ(OZ), オスマン(S), 日本(MO)

【経 過】
 セルフコンに初参加のNさん、SさんをTRPGでなくこのカードゲームに巻き込んでしまいましたぁ(*^_^*)
 でも二人とも気に入ってくれたみたいで、最後には出来たら入手したいとまで言ってくださいました。
 で、ゲームの経過は、この日2回目で慣れてきたNさんの英国が、第1Qからドイツ領になったインドに対して租借!「インドの所有は認めますが、紅茶を産出するベンガルだけは我が国に頂きたい。」と決め台詞つきで。!(^^)!
 このゲームのセオリーとして初期にインドが出た場合、租借を行いその国力を減らさないとそのまま勝ってしまいますので、適切な行動でした。しかし、これが思わぬ展開を見せます。
 その後、英国はインドの租借を割譲にまで進め、永久的な所有を行います。

 第2Qの最初で、オスマンがインドに対して独立カードを突きつけ、ドイツと英国に最初の緊張が走ります。
 独立は国力と同じだけの兵力を出すことで防ぐことが出来ます。防がなければインドは場に捨てられます。国力1割譲されているとは言え、まだ2ポイント残っているインドはドイツにとって捨てがたいです。問題はこの兵力を出すのは、租借/割譲国が出しても構わない点です。ドイツが兵力を出さない、もしくは出した兵力が足りない場合、割譲している英国が割譲地を守る為に出すことでもインドの独立を防ぐことが出来ます。これによってドイツの国力も守られるわけです。しかし、両国が相談して出す出さないを決めることは禁じており、先に出すドイツにとっては英国の思惑を読まなければなりません。
 この為、OZさんのドイツがどう出るか各国が息を飲みましたが、英国のNさんはそっぽを向いたまま。仕方なくドイツは兵力3を出し、英国に頼ることなくインドを自力で守ります。

 しかし! さらに、次のターンに今度は日本がインドに独立カードを突きつけました!!

 これにはドイツは断念し、英国の顔をチラッと見ると、そしらぬ振りをして兵力を1だけ出します。そう案に英国に兵力2を要求したのです。これに対して英国は態度を変え「イギリスの紅茶を守るのだ!」と、その要求に答えインドの再独立を防ぎ、両国はしっかりと握手を交わしました。
 この両国の友好関係がこのゲームを決めてしまいました。第2Qの終わりには英国の申し入れでドイツと同盟関係を結び、第3Qでは他国の陰謀により一度は同盟関係が破棄されますが再び同盟関係を結び、他国はこの両国を突き崩すことが出来ず、ワンツーフィニッシュされてしまいました。
 恐るべきは、英国の紅茶に対する執念といったところでしょうか。

【結 果】
    1Q 2Q 3Q 計
フランス   4+ 5+10=19
英国   5+ 5+14=24*
ドイツ   6+ 6+10=22
オスマン   4+ 3+12=19
日本   4+ 4+10=18


オリジナルカードゲーム 植民地戦争
コメント
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