ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

結婚という日常

2008-08-02 06:51:35 | 身辺雑事

 ダーリンと一緒に暮らし始めてからもうすぐ10ヶ月。籍を入れてから5ヶ月がたちました。「生活には慣れたか?」というとこれがまだ慣れません。というかこんな感じがずっとつづくとするならば、永遠に慣れるということはないかもしれません。今ここで言う「慣れる」と言う意味は「肉体がこれまでとは違う生活のペースについていけているか」と言う意味なんですけどね。

  私はひとりのときは、大体7時間の睡眠をとっていました。それが今では6時間寝られれば御の字です。6時間を切ってしまうときもあります。

  でも以前にちゃんとしたお医者様が何かの本で、「睡眠はいまだにはっきりと絶対に何時間必要、という研究結果は出ていない。だから人は8時間睡眠がよい、とかいうのは俗説だ。」といっておられ、その人が正常に生活できれば何時間だっていいのだ、とおっしゃっていました。では、その人にとって一番最適な睡眠時間をどうすればわかるのかというと、たとえば今まで7時間寝ていたのだとしたら、6時間30分を1週間つづけてみる。最初の1、2日しんどくても1週間つづけたときにこれならなんとかいけそうだな、と慣れてきた感があったら、今度は6時間を1週間つづけてみる。それが慣れれれば次は5時間30分というように、どんどん30分ずつ減らしてみて1週間だろうが2週間だろうが1ヶ月だろうが耐えられなくなったら、そこがその人にとってのベストスリーピングタイムというわけです。

  これで行くと、私に必要な睡眠時間はやはり7時間だったようです。6時間では10ヶ月たったいまだに慣れない。しかし、では7時間に戻せるか、というと、これが戻せないんですねー。7時間寝られるんだったらとっくにそうしてるよ。

  なんでなんだろー。ひとりのときだって、洗濯も食事も自分の分は自分でしていた。(掃除はサボりがちだったけれど) それが2人分になっただけのことでどうしてこんなにも時間がなくなるのか、われながら釈然としない。

  しかも、7時間が6時間に減ったことで、朝起きるときにチョイ「眠いな~」ぐらいですむならそれでもいいんだけど、必ず午後睡魔に襲われる。しかもそれは並大抵の睡魔ではない。花粉症の時期に市販の鼻炎薬なんて飲もうものならものすごい睡魔に襲われてしまう私ですが、あれと似ている。睡魔に打ち勝とうとふっと寝そうになるのをいかんいかんと肉体に鞭うつたびに、心臓が早鐘のように鳴り、ドキドキしてくる。もんのすごく体に悪いことしてるな~って感じ。

というわけで、これくらいならちょっと寝たほうがあとあと、かえって効率良いだろう、と思ってデスクに突っ伏して昼寝敢行。そこで、30分とか寝られればすっきりするんだろうけど、なにせ仕事だから電話なったり、なんやかやとあると続けて30分がなかなか寝られない。結果、その日1日ずーっとぼーっとして片付くべき仕事量が片付けられなかった、ということになる。

  いかん、いかん何とかせねば、と思いつつ、そのうち6時間以下の睡眠に体がなれてくれるんだろうと思っていたのに、いまだに慣れないということはもう慣れないよねえ・・

主婦ってつくづく尊敬に値するなあ、と思う今日このごろです。

昔は、はっきり言って専業主婦のことをさげずんでました。「これだけ家電が発達した現代で、家事って専業でやるほどのことかよ」って。そんなことで1日つかっちゃってどーすんの、って。なんですか? あなたは井戸まで水汲みに行って、洗濯板でシャツをこすり洗いして、薪を割って竈でご飯炊くんですかー?って。そうじゃなきゃ、時間なんて余っちゃってしょうがないでしょ、余った時間を有効につかってるならともかく、どうせせんべいかじりながらテレビみているだけでしょ、って。

私がそう思ってるから、あちらからも敵対視した鋭い視線が返ってきます。だからよけい「あの人たちとは合わない」って思っちゃう。そんな私の若い頃の時代だったんですが、今になって、ようやく主婦のすごさがわかってきました。

  主婦のどこが尊敬に値するかって、そりゃあもう「奉仕の精神」ですよ。主婦が行っているすべての家事が「自分のため」ではなくて、「子供のため」「だんなのため」ひいては「家族が気持ちよくすごせるため」なんですよね。

  自分ひとりだったら、ごみが少々落ちていようが、「ま、今日はちょっとしんどいからいいか。」となるところを「いかん、いかん。家族が帰ってきたときにこんなに散らかってたら居心地悪いわ。」と思い直して疲れが取れない体に鞭打って掃除するわけよ。ご飯だって自分ひとりだったら、「お茶漬けかインスタントラーメンでいいや」ってところを「いかん、いかん。こどもにはちゃんとした栄養のバランスがいいものを食べさせなきゃ」と思って何十分も(下手したら1時間くらい)かけて料理するわけですよ。

それを食べるときには「いただきます」も「ご馳走さまでした」も「おいしかったよ」もなく10分で食べ終えちゃうとしても。

誰が、あなたのためにそれだけの居心地の良い環境を整えてくれる人がほかにいるでしょう! 主婦しかいないんですよね。で、主婦は自分のことは自分でやらなきゃ誰もやってくれない、と。


  だけど、こんなことをつらつら書いていてもむなしい気がしてきた。やはり、言葉がうわすべりしている。これはその立場になってみなきゃわからないもんなんだよね。

  と言うわけで、今は主婦を大尊敬しております。

結婚して少ししてから、先生のところにコンサルテーションに行ったとき、

「あら、何か迷っているの?」と言われ、「う~ん、迷っているつもりはないんですけど、自分の時間がとれないなーと思って・・」と言うと、その時、先生はこうおっしゃいました。

「でも、それに代わるステキなものや楽しい時間が増えたものもあるでしょ。失くしたものばかりに目を向けていちゃだめよ。先々ではなく、今を楽しむことが大切なんだから。」と。


この言葉ではっとしました。

ほんとにそのとおりだなーって思いました。

「自分のためだけに使う時間」がなくしたものだとしたら、「ダーリンと一緒に食事する時間」「そのときに会話する楽しさ」そんな時間は何物にも変えがたい幸せなときです。その時間が長くなったことで自分の時間がとれなくなったということを嘆いても仕方がありません。あれもこれも欲しいとダダをこねる子供と同じです。

 

「今、この瞬間」を大事にする。

その課題と向き合うことが当分、私にとってはテーマのようです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿