ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

ムスリムの人の食事

2015-12-29 09:05:53 | 宗教
昨夜ダーリンと近所の高山ラーメン屋さんに入りました。
ここはラーメン屋さんといっても中華っぽいメニューもあって、餃子と唐揚げが絶品なんです。
だからビールを飲みながらそういったおつまみを食べて、最後にラーメンを食べて仕上げる、っていう風に利用しています。(・・でもこんな若者メニュー的なものはもう卒業しないとそろそろ胃腸が悲鳴をあげるようになってきました。)



さて、そうやってゆるりと飲んでおりますと、2人のカップルが入ってきて注文を始めました。
後ろのテーブルだったので振り返りはしませんでしたが、聞こえてくる話し声で日本人ではないのだな、ということがわかりました。
「コノマエトオナジノ・・」とか聞こえます。
どうやらこの店では前に訪れたときにメニューにはないものを作ってもらうことが出来たのでまた訪れたのだ、ということを言っているみたいです。
そして前の時と同じメニューを、と注文しているようでした。
注文を聞いた人は「マエトオナジノ」という意味がよくわからないようでしたが、厨房で忙しく立ち働いているお父さんにはそれがわかったようで、中華鍋を振りながら、
「あぁ、わかったよ。鶏そばね?」
と言いました。
それから様子をうかがっていると「あと焼きそばも。それに入っている肉も鶏で」とか、「唐揚げください」と言っているので、どうやら豚肉が食べられない人のようです。
それでピンときました。
あぁ、イスラム教徒の人なのだな、と。



「他に何かおつまみありますか?」
と片言で聞いたそのムスリムの人に対して厨房のお父さんはなんと、
「え~と、じゃあ、ハムエッグはどう?」
と言いました。
え?! え?! とびっくりしました。
ハムって豚肉じゃないの・・・
でもこの年とったお父さんはまさかハムが何から出来ているものなのかご存じないとは思いませんが、肉そのものではなく処理された加工肉なら豚でもいいと思っているのかなぁ。
ムスリムのお客さんは片言の日本語だったのでもし「ハム」という和製日本語がわからなくて、
「あぁ、そう? ではそれを下さい。」
と注文しそうな事態になったら教えてあげなくちゃ、とざわっとしました。
するとちゃんとそのムスリムの人は「ハム」がわかっていたようで、
「ハムは豚肉ではありませんか?」
と言い、お父さんも、
「あぁ、そうか。」
と言い、
「エッグだけでいいです。エッグだけを焼いてください。」
と言い、事なきを得ました。



もし、このムスリムの人が「ハム」という和製英語を知らなくて、
「ハムエッグというおつまみがあるのですか? ではそれをください。」
と注文して、食べることになったとしてもそれで何かが変わるわけではないでしょう。
ひょっとすると食べ慣れていないものを食べてお腹を壊すようなことはありえるかもしれませんが、それで死ぬようなことはないだろうし、イスラム教徒から後々「おまえ、それは豚肉ではないか!」と言われて鞭打ちの刑にあったり、死刑になったりするようなこともないでしょう。
でもそれが豚肉だとわかったときには彼の内側では相当な葛藤があるのでしょうね。
特に厳しい制限をもうけている人々のことを「ハラル」と言い、ハラルの人たちにあっては豚肉を調理した同じフライパンで(たとえそれが洗ってあるものだとしても)調理されたものであれば、その料理も食べてはならない、というくらいだそうです。
そのハラルの厳しいルールを持っている人たちが世界中に散らばるようになったため、イスラム教ではないいろんな国でもハラルの人たちのためのレストランやハラルマークなどを掲げた厨房などが見られるようになってきた、というのを以前ニュースでみたことがあります。
そりゃ、こんな岐阜の片田舎の、これまでだったら日本人でも他府県の人どころか近所の人しか来ないようなラーメン屋さんにさえ外国の方が食べにくるような時代になったわけですからねぇ。
もっと都会なら「ハラル食堂」が次々に登場しても不思議ではないでしょう。



いろんな宗教の制約に対応した食事がどこへ行ってもとれるようになってきたことはいいことだと思いますが、そもそもどうしてムスリムの人たちは豚肉を食べてはいけない、ということなんだろうな?と改めて疑問に思いました。
ヒンドゥー教徒の人たちは牛を神聖なものとしているから牛肉を食べない、それに対してムスリムの人たちは豚を不浄なものとしているから豚肉を食べないのだ、と聞いたことはあります。
けれど宗教上の理由としてコーランにもっと具体的に「なぜ豚は不浄なのか」ということが書かれているのかな?と思ってそれはどういうことなんだろう?というのが気になりました。
それでちょっと調べてみたらこんなことが書かれている記事がありました。



1つには、病理学な点からみて。
宗教というものはその地域の人たちの中から信者を増やしたくて布教活動を行っているものだから、信者が減るようなリスクが伴うものを禁じたのだ、という説。
東アジアでは昔から豚は雑食のため栄養豊富な肥料(糞など)を与えて育ててきました。
そういった雑食による病気の蔓延により信者が死に、減ることを恐れて禁止したというもの。
2つめには、豚は繁殖力が強く、さかんに交尾をする。その豚を食べる人は不浄になり、色魔になってしまうと考えられたから、というもの。
3つめには、豚はアミノ酸を多く含み、肉質もやわらかくおいしいので、断食がさかんに薦められ、貧しい人たちへの配慮や彼らの気持ちを判るように、というくふうから高級品である豚を禁じた、という説。
4つめには、生物社会学からみた理由。
これはコーランが豚を食べることそのものと言うよりも、豚の「生産」を禁止しているのではないかという考え方です。
豚は雑食性で人間と同じものを食べます。
貴族がおいしい豚の生産にはげむと、貧乏人に回る食糧がなくなります。
牛肉100gを生産するためには何十倍ものトウモロコシや水が必要なのが問題になっているのと同じ原理ですね。
それだけのトウモロコシがあれば何百人もの飢餓を救えるのに、という。
つまり、人間と豚は食料競争相手なので、豚の生産を禁止したという説。
5つめには、コーランのもととなった聖書のレビ記に、
「11:7 豚(いのしし)はひづめが分かれ、完全に割れているが、全く反すうしないから、汚れたものである。 11:8 これらの動物の肉を食べてはならない。死骸に触れてはならない。これらは汚れたものである。」という一説があるからです。
だいたいこんなところかな。
わかったような、わからないような・・・
納得できる説もあるような、ないような・・・ ですよね。



そもそもひょっとしたら多くのムスリムたちそのものが「なぜ豚を食べてはいけないのか?」というこのシンプルな質問に答えられないのかもしれない、と思いました。
それは単純に「イスラム教徒だから。イスラム教徒の源であるコーランにそれを禁じているなら我々はそれを守るだけだ。そこに理由なんてない。」ということかもしれないと思いました。
そしてその“それだけのこと”というのが少しわかるような気がするなぁ、と思ったのでした。
え? どういうこと? とお思いでしょう。
それはまた明日書くことにしますね。
まぁ今日は1人のムスリムが間違ってハムを口にすることがなくて良かった、というお話でした。





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