ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

「ちゃわんて」の受難

2009-09-09 07:33:00 | ペット

うちの飼い猫の「ちゃわんて」がまた、肛門膿炎になってしまいました。

“また”というのは確か去年の同じ頃にもなってしまったからです。
肛門膿炎というのは、肛門の周囲にたまっている皮脂などがうまく排泄されないために膿んでしまい、腫れて炎症を起こすものです。


そのときにはまだ名古屋の事務所で飼っていましたから、名古屋の獣医にかかりました。

そして、診察の結果、「これはひどい」ということになり、5針を縫う手術。

肛門を縫った針を自分でとろう、とするといけないので1週間後の抜糸までエリザベスカラー(エリザベス女王の大きな襟のような、プラスチックでできた首周りにつけるものです。これをつけていると、その襟の大きさで自分の下半身とかを舐めたりできないので、そういう必要があるときにつけます。)をつけて生活させました。


下半身を舐めないようにするだけでなく、猫は自分の髭をアンテナのように使い、自分の体が通れる寸法を推し量ったりするので、それがエリザベスカラーのせいで狂わされるせいか、あちこちにぶつかったり、いつもならへっちゃらで飛び乗っていたテーブルの高さをずっこけたりしたので、ちょっと可哀想でした。

エサや水もいつもやっている深めのペット用の容器からだとエリザベスカラーが邪魔になって顔を突っ込めないため、食べられない、飲めないので、浅いお皿にしていました。

すると、いつもの自分の器でないことが気に入らないのか、食欲もいまいちだったし。

あのとき、名古屋のお医者さんには「肛門膿炎にはなりやすいタイプがあるから、一度なるとまたかかる可能性が高いと思います。そうならないために膿む前にたまった皮脂を1年に1度くらいは搾り出しに来て下さい。」と言われていました。

だから、そろそろ岐阜に移って、こちらのお医者さんに連れて行ったほうがいいのかなぁ、と思っていた矢先でした。

あぁ、また手術とかになるのかなぁ、と気が重くなっていました。

ちゃわんても可哀想ですが、今は本当は飼ってはいけないアパートで密かに飼っている、ということもあって、もし何回かお医者さんに通うことになると、キャリーケースに入れただけで鳴きずめのちゃわんて、きっとその存在を知られて、最悪の場合、このアパートから追い出されてしまうことにもなりかねません。


本当は、イベントを行う前日の9月3日にちゃわんての症状には気づいたのですが、私は4,5日はイベントにかかりっきりのためにお医者さんが開いている時間には連れて行くことが出来ず、6日は日曜日。

ちゃわんてを誰にも知られずに手早くアパートから脱出させ、また戻すためにもひとりでは無理、ダーリンの手を借りなくては、ということで7日の月曜日に連れて行くことをダーリンと決めたのでした。

さて、いざ、脱出。

キャリーケースをゴミ出し用のおおきなビニール袋に包み、さらに中に新聞紙とかで目隠しになるような工作をして、ちゃわんてを運びました。

私はちゃわんてをエレベーターを使わず、非常口の階段から運び、裏玄関で待っていてくれたダーリンの車に速やかにのせました。

ふう。なんとか人目につかず、脱出成功。

さて、病院選びは、ほんとうは花奴とぽん太でお世話になっていた先生のところに連れて行きたかったのですが、そこは先生がとにかく優しくて親身なことで評判となり、いまや連日長蛇の列の人気病院となってしまいました。

花奴が亡くなったあともどんな最期だったのか、話を聞いてくださり、家にはお見舞いの白い花束が届きました。

電話してみると、やはり今日は、休日明けの月曜日とあって「混んでますね~」との看護婦さんの言葉。

第一、その看護婦さんが電話に出るまでに15回くらいコールしてるんだもん。

もう聞かなくても、混んでることはわかりましたよ。


そして今回は、花奴のときのように長びく治療になるわけでも、命にかかわるようなものでないことも承知していたので、ま、別のところでもいいか、と最初に予防接種などで花奴を連れて行った頃の病院に行きました。(その人気病院は当時、花奴が小さい頃にはまだなかった病院だったんです。)

そこの先生は優しい、というイメージではないのですが、逆にさばさばとした方で、治療の手際がものすごく良いので、そこも気に入っていました。

でも、なにせちょっと自宅からは遠いので、躊躇していたのですが、混んでるところでずっと待っているよりは少し遠くてもそちらにいこう、と思い、そちらへ廻りました。

案の定、1人先客がいただけで、すぐに順番は廻ってきました。

診察室に呼ばれ、ちゃわんてをキャリーケースがから出し、一目見るなり、「あ、肛門膿炎だね。」はい、それはわたくしも承知しております。

「あ~、もう破裂しちゃってるね。ひどく見えるけれど、これならもう膿は出ちゃったよ。本人(?)も、こうなる前のほうが痛くて苦しかっただろうけれど、もう、今はそんなに痛くもないんじゃないかな。」あ、そうなんですか?

「うん、だからもう外から薬塗っておくだけでいいよ。今日は一応抗生物質の注射も打っておこうね。」え? それだけ? 切り開いて、縫ったりとかは・・

「そーんなことする必要ないよ。仮に多少、膿が残っていたって、もう自然治癒するから。」 へ? ま、そりゃ、よかったっす。あの、一度こうなるとクセのように何回もなるから、前のお医者さんにも1年に1回くらいは搾り出しに来てくれ、って言われてたんですけどね。

「1年に1回って・・・ こんなもの、1週間とか1ヶ月という単位でたまる仔はたまるよ?」 えっ!! そうなんですか!?

「うん、だから1年も前に膿炎になってから経っているなら、もったほうだよ。絞りだす、っていったって、尻尾をぎゅってもって上げるだけで、肛門から出る場合もあるしね。ちょっといつもよりよく舐めてるなぁ、とか思ったらやってみてあげて。」 そんな、簡単なことだったなんて・・

私が名古屋での手術をしたときの様子を、あのときと一緒の症状だからまた今度も同じことになると思う、と話したために、「俺、だめ。手術とかになったら耐えられないから、外で待ってる。」と言って診察室から早々と出て行っていたダーリンに、

「薬塗っただけ。あとは、もういいんだって・・」と言うと、ダーリンも拍子抜けしたみたいに、

「え? 良かったなぁ。そんなんで済んで。」と言いつつ、「じゃあ、その名古屋はどういうことだったんだ?」と言いました。

私も腑に落ちません。

まだ去年のことだから覚えているけれど、ちゃわんての症状の程度は同じくらいです。

むしろ、今回のほうが4,5日とわかっていながら連れて行ってやれなかったので、ちょっと見た目には前より症状を悪化させたかな、というくらい。

それを名古屋の医者では、「これはひどい。これだけひどいとちょっと切って、中にある膿を完全に出してしまわないといけないので、手術が必要です。」と言い、岐阜の医者では、「これだけ見た目にひどいのは、もう膿が出きっちゃってる証拠です。もう、これなら治っていきます。」と言い・・・

どっちを信用したらいいの?

っていうか、ここまで言えばすでに読者の方には分かると思いますが、私は、ひょっとしたら名古屋の医者は金儲け主義で、しなくてもいい手術をしてお金をぶんだくったんじゃないの?という疑いを持ちました。

あのときは確か、トータルで3万円以上かかったもの。

今日は、もうこれで終わりでいいです、って5日分の飲み薬と軟膏をもらってそれで6300円。

医者の儲け主義なのか、知識不足でしなくてもいいことまで万が一、ということでやってしまったのか、今のところ判別はつきませんが、お金はともかく少なくともしなくてもいいことをしてちゃわんてを苦しませたことは確かなんじゃないの、と思うといまさらながらに怒りが湧いてきました。

「これだから医者ってたまには違うところに行ってみないとわからないんだよなぁ。」とダーリン。

ダーリンは、糖尿病予備軍ということで、もともと継続的に飲み続けなくてはならない薬を飲んでいましたが、私が今年花粉症でかかった今の住居のすぐ近くに「良かったよ、あのお医者さん。」と言うところを見つけたので、そちらに変わったら、なんと今までなら月に7000円ほどかかっていた薬代が、1000円で済むことになったのです。

しかも、そのお医者さんはご自分がちょっと肥満気味ということもあって糖尿病の研究には熱心らしく、とても安くて効く新薬を処方してくださったのです。


ちゃわんてはしなくてもいい手術をしたのか、と思うと可哀想なことをしました。

あのときはセカンド・オピニオンもへったくれもなかったもんなぁ。

もう、すぐこれからそういう処置をしないと手遅れです、みたいな空気でさぁ。

これからは私たち夫婦も高齢化の年代に突入します。

いろんなところにガタがきはじめる年齢です。

でも、医者選びというのは本当に研究して行わないといけないなぁ、とつくづく思いました。

ちゃわんてを連れて行ったあの名古屋のお医者さんだって、今回別のところに連れて行ったからわかることがあっただけで、親切だったし、こういうものだろう、と何の疑問にも思っていなかったから、あのまま名古屋に住んでいたらまたあのお医者さんに連れて行っていただけだもんなぁ。

患者にも知識が要求されるようになった、っていうけど、あんまりシロウトが中途半端な知識をつけて医者にあれこれ言うのも、ひねくれた医者をつくってしまうだけでいいことないような気がするし、これからどうしたらいいんでしょうかねぇ。

やっぱり、自分に合っている、と心底感じられるお医者さんを見つけるまではあちこち標榜するのがいいんでしょうか。

それとも「病気によってこまめに病院を使い分ける」という時代なんでしょうか。



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