私のサロンでは、結構単品で、ボトルやエッセンスなど商品だけをお求めになる方がいらっしゃいます。
それは、たまたまブログを見てくださった方がメールで問い合わせを下さるのですが、遠方で「残念ながらコンサルテーションには行けないね~」ということになり、でもボトルとワークしてみたい、ということで購入してくださるパターンです。
メールだけのお付き合いで、ずいぶん親しいように文章では言葉を交わすようになったけれど、いまだに1度も実際にはお目にかかったことがない、という方も結構いらっしゃいます。
そしてそういう方が「ボトルを使ったらボトルにこういう変化が起きましたがこれはどういう意味でしょうか?」とか、「ボトルとワークしているうちに自分の中でこんな変化が起きました。」とか、「次に使うボトルはどのように決めたらいいでしょうね?」など、実にこまめに頻繁にメールを下さると、私も嬉しくなって、「それはこういうことかなぁ。」とかせっせとメールを返します。
まるで、メールによってずーっとコンサルテーションが続いているみたいな感じです。
そしてそういう方とのほうが、面と向かってコンサルテーションをした方よりも密にお付き合いをしているような気がしてきて変な感じがしたりします。
というのは、ボトル付きのコンサルテーションを受けてくださった方にも帰り際かならず「ボトルを使ってみて何か感じたことや、こういうときどうしたらいいかわからない、ってことが起きたときには遠慮なくご連絡をくださいね。」と言っているのですが、単なる社交辞令だと受け取られるのか、皆さんにっこり「はい。」とはおっしゃってくださるのですが、あまり連絡をくださることはありません。
連絡をくださるのは、あまりにも思いがけなくボトルの色が変化してしまった、という場合ぐらいですね。
「遠慮なさってるのかな~」とか、「何か違う言い方したほうがいいのかな~」とか気にしていましたが、良い方法も見つからないまま現在に至っています。
もともとボトルと向き合うワークというものは個人的なものなので、私のほうから「どうですか? 何かお困りのことはないですか?」とか「何かフォローすることがあればいたしますよ~」というご連絡はそれ以上はいたしません。
だから、クライアントの方がどういう気持ちで連絡がないのかは私にはわからないままなのです。
もちろん、静かにボトルと向き合い、静かに気づきが起こり、自分自身と向き合っているような感じだから、それを人に逐一報告しなきゃ、という気持ちにはなれない、ということだったらそれで全然いいんです。
だけどなかには、コンサルテーションを受けに行くまでの気持ちの高ぶりに比べるとコンサルテーションの言葉だけでもうおなかいっぱいになってしまって、それからはツキが落ちたようになってしまい、ボトルも貰っては来たもののほかりっぱなしでワークするまでには至っていないとか、
「あ~、最近なんかボトルをどうしても塗る気になれないなぁ。こういうときはこのままにしておいてもいいのかなぁ。ちょっと聞いてみようかな。あ、でもそんなこと聞いたって、あちらは売りたいばっかりだろうから、そりゃいけませんよ。塗ったほうがいいですよ、って言うだけだろうなぁ。」と思って連絡しない、とか、
「コンサルテーションのときにはふんふん、って聞いてたけど、このボトルにはどんな意味があるんだったかも忘れちゃった。もう1回聞くのはさすがにカッコ悪いよなぁ。聞いても、忘れたなら忘れたでいいんですよ~、ただボトルを感じてみてね、とだけ言われそうだから無駄かな。」と勝手に自己判断したり、とか、
「ワークしてみてすっごい気づきがあった! でもこれはただの個人的な体験だからまるで友達感覚でそれを話したって、だから? 聞きたいことは何? って言われちゃうかな~」と怖気づいたり、とかいろんな理由でつい連絡するのをためらったりしている人はいないだろうか?と気になります。
そしてそれに比べると、メールのやりとりで商品をお買上げくださった方というのは、お付き合いの最初がそもそもメールからの始まりなので、メールで上記のようなことを尋ねたり、報告をする、ということにわざわざ感がないというか、逡巡がないみたいです。
どんどんいろんなことをお話しくださいます。
そしてそのうち、こういう方がたのほうがボトルから得た気づきが大きい、ということに気づきました。
どうしてなんだろう?といろいろと考えてみました。
1つ。
メールでのお付き合いの方々というのは、目の前に私がいないわけですから、常に情報は自分から持ち掛けないと話しが始まりません。
だから情報のやりとりに慣れている、というか自発的に動くことを当たり前としている、という点。
2つ。
コンサルテーションにいらっしゃった方は、「ボトル付きのコース」を選ぶところまでは自分の意思だけれど、ボトルが付いている、ということをコースのなかの一貫だと思っており、コンサルテーションが済んだ時点で何かすべてが済んでしまったような、そこで完結してしまったような感じがあるからかな、という点。
3つ。
これが一番大きいと思うのですが。
いくらボトルとワークすることが個人的なことだからといっても、それに対しては常にプラクティショナーの目が行き届いている感が必要なのではないか、ということ。
メールのやりとりからボトルなどの商品のみをお買上げくださりコンサルテーションを受けていない、という方はたぶん、不安でいっぱいです。
自分で選んで、自分で使っているけれど、「ボトルとワークする」って、ひらたく言えばこれって「ただボトルを体に塗っているだけのことじゃないか。」
それで何かが起こるなんて本当なんだろうか?
ただ塗っている、ということとボトルとワークするってことは違うことなの?
ボトルとワークするってどういうこと?
Etc.etc.etc・・・・
だからこそ、「何でもわからないことがあったら聞いて下さいね。」を本当に額面どおりに受け取ってくださり、
「ボトルがよく混ざらないんですが、これでいいですか? これは何かを意味していることなんでしょうか?」
「下の色ばかり減っていくんですが、大丈夫でしょうか?」
「上層部の色のうえに下層部の色がのっかって3層になりました。」
「塗っていたらかぶれを起こしたんですが、どうしたらいいですか?」
「ボトルとは別に自分の感覚で、ポマンダーやクイントエッセンスを使いたいんですが、そういう使い方をしてもいいんでしょうか?」
などなど、実に豊かな質問をくださいます。
そしてあるとき、そのようにしていろんな問い合わせをくださったある方が「ただ自分ひとりで黙々とワークしているのと、伴走者がいてくださるのとでは気づきの大きさが全然違うと思いました。」と言ってくださいました。
そこでハッと私は気づいたのです。
そうだ・・ 私は伴走者なんだ、ということに。
人間って弱いものですから、自分でワークしていこう、と思ってもいつもワクワクしていなくてはくじけてしまいます。
実際にやっていることと言うのは確かに「ボトルのなかの液体を体に塗っている。」というだけのことなのですから。
そこから気づきを得ようと意識的にならなければ、それだけのことで終わってしまうだけのことです。
けれど、“それだけのこと”をそれだけのことで終わらせないためにも、毎日のように「今日、私はこういうことに気づきました。」と分かち合うことのできる相手がいることって大切なことですよね。
それが身近な家族であればよりいいのでしょうけれど、その家族も同じように個人的にボトルとワークしてオーラソーマと慣れ親しんでいないかぎり、「は~ん?」で終わってしまいそうです(笑)
そんなとき、伴走者としてプラクティショナーの私が存在する。
それでいいじゃないか、と思いました。
よくクライアントさんにとっての気づきは、本当はその方をコンサルテーションしたプラクティショナーにこそ必要なものだった、と言われます。
それを今回、しみじみと感じました。
だから、コンサルテーションを受けた皆さん、あるいは商品だけをお連れくださった皆さん、ボトルとワークしているときに起こったことは遠慮なさらずどんどんシェアさせてくださいね。
オーラソーマヒーリングサロン「些々羅」では、メールにてコンサルテーションのご予約を承っております。
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なお、オーラソーマ製品も販売しております。全国どこへでも送料無料にてお送りいたします。こちらもご希望の方は、メールにてお問い合わせください。(恐れ入りますが、代金の振り込み手数料は、お客様ご負担をお願いしております。)
私も坪内様にメールでコンサルテーションをして頂いている一人です。
いつも丁寧に分かりやく、そして心に残る回答をしてくださるので、ついつい色んな事を書きすぎてしまします(笑)
そんな中で気づいたのは、坪内様のオーラソーマへの愛情と、クライアント(私も含む)さんへの、想いやりの深さが、人を引き付けられるのだと言う事です。
当然、「相性」というものも存在すると想うのですが、そんな「壁」を取っ払って、私の器量にあった言葉を返してくださるので、「自分で気づいた」という自信を自然につけてくださるのです。
気付けるように引っ張ってくださっているとうか・・・。私の場合ですが、目をつぶって走っている横で、情景を分かり易く伝えてくださっているので、些細な事にも感じる事が出来る様になりました。
本当に伴走者という言葉がぴったりだと想います。
おべんちゃらでも、大げさでもなく、心から感謝しています。
いつもありがとうございますm(__)m
そういえば、いつもメールの往来がありますが、こちらにコメントいただくのは初めてでしたね。
「目をつぶっている横で、情景を分かりやすく伝える・・」!
そんなふうには意識していなかった!!
また、美鈴さんに教えていただきましたね。
自然にできていたとしたら嬉しいことですが、そのようにしてあたかもヴィジュアルが浮かんでくるかのような光景を横からそっと差し出すことができたら最高ですね。
ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。