ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

魂の放浪

2008-09-19 07:14:04 | 身辺雑事

 どうも私は、つまるところ「私はどう生きるべきなのか?」「私は何者なのか?」「人間がたどるべき道は?」などを考え続けて生きてきたように思います。

オーラソーマに出会ったときに「これだ!」と思った直感は正しく、深く知れば知るほど、オーラソーマが宗教でも占いでも哲学でもなく、人間が生きるべき道を指し示してくれる認識(グノーシス)なのだ、ということがわかってきました。

でも、そういうことがわかってくるにつれて、ではオーラソーマがすべてではなくて、オーラソーマはそういうことがわかるための単なるツールであって、ほかにもそれを指し示してくれる道があればそれもよしだし、そういう道がほかにもみつかれば、また私は「これだ!」とか言ってそっちにいっちゃうのかも・・なんて気にもなってきました。

今のところ、オーラソーマにまさるものはありませんがね。


思うに私はずっとそんなことを試行錯誤しながら、生きてきました。


勤め始めてすぐの頃は、「自己啓発セミナー」がはやりで、友達でそれにハマった人がいて誘われました。「断ってくれていいから、とにかくウエルカムパーティだけには顔を出してくれない?」という言葉を受けて、行ってみるとその会社の宣伝のようなビデオを見せられたあと、今、セミナーを受ける気持ちが何パーセントくらいあるかを挙手してくれ、といわれました。

  私は、その友達がいい子で、心から「断ってくれて全く構わないからね。」と言っていたというのもあり、そしてビデオにもまったく惹かれなかったということもあり、0%というときに手を上げました。

  すると、私の周りにはぞろぞろとその会のメンバーの人たちが取り巻き、あの手この手で誘い込もうとするのです。

そのなかで、ある人が言いました。

「ねえ、自分がやりたいことが現実的には何%くらい実現可能だと思う?」と。

私は言下に答えました。

「100%」

その人のほうが面食らって食い下がりました。

「え・・ すごいね。100% できるんだ。」

私は不思議で仕方がありませんでした。

「だって、それ、自分が望んでいることなのですよね? ほんとうにやりたいと思っていることがどれだけ出来るか、っていう質問ですよね?」と繰り返し質問を確認し、そして、やはり「だったら、100%でしょ。望んでるなら」といいました。

 その答えを境に私の周りからは人が消えうせて、私は解放されました。

 なんだかよくわからないままに私はそのセミナーを受けることなく会場を後にしたわけですが、今にして思えば、その勧誘は良心的だったと思います。

 でも異常だと思ったのは、その友達が同じセミナーを同じときに受けたという人と会場でであったとき、まるで10年来の大親友に出会ったかのように抱き合い、会話したことです。

 その人と別れてから「いまの誰だったの?」と私が聞いてから、それが単に同じセミナーを受けた人だったということがわかりました。私の友達は冷静に自己を見つめることが出来る子だったので、そのとき、ちょっととまどったようにこう言いました。

「なんだかね、このセミナーを受けると、このセミナーを受けた者同志だけが本当の友達だ、ってなっちゃう人は多いみたいなの。それで、時がたつと熱が冷めたみたいにずーっと他人みたいになっちゃうんだって。そういうのって私はイヤだな、って思ってる。」と。

「ふーん、」「へ~え」としか言えなかった私ですが、友人はほどなくして憑き物が落ちたようにその会から足を洗いました。

その自己啓発セミナーの内容は、受けていない人には詳しく話してはいけないようなのですが、私はあるとき本屋でその自己啓発セミナーの潜入レポートのような本があるのを見て、思わず手にとり、中をぱらぱらとめくってみると、そのセミナーを受けた人同士が、セミナーを受けた者同士だけが本物の仲間のように錯覚してしまうことに合点がいきました。

なんだったかというと、つまり、自分の恥部をさらけだしあうわけですね。

一種の退行催眠のようなものをかけられて自分の過去についていっさいを謝罪する。思いっきり感情をみんなの前で発露することを要求される。そりゃあ、そんなことをすれば連帯意識も生まれるでしょう。

「マインドコントロール」という言葉が流行ったのもこの頃です。

どこまでがマインドコントロールなのか、どこまでが自分の意志だったのか、それをはかるのは本当に難しいことだと思います。ロボトミーにでもされないかぎり、自分の意思というのはあるでしょうから。


でも少なくともそのとき私は全くこの自己開発セミナーには惹かれませんでした。ですから「あやうく」そこで魂が脱線するところだった、という思いはしませんでした。

 しかし、反面、こんなに打ち込めるものがある人は幸せだなあ、という羨望もありました。何かしら、自分にもこんなに思い込めるものが欲しいな、とは思っていました。

私は、自分がちょっとでもその気があるものに対してはけっこう誘惑には弱いほうかな、とも思います。でもこのとき全く揺るがなかったのは、なんだか「集団催眠」みたいな感じに嫌悪感を抱いたからだと思います。どちらかといえば、一匹狼がカッコいいと思っていた当時の私にとって、「集団」になって何かを行う、ということ自体、まったく忌み嫌う存在だったからこんなにも私はこの自己啓発セミナーには惹かれなかったのでしょう。今思っても、「自己啓発」って言葉もなんだかイヤミでいやですねえ。

学生時代は単にいろんな本を読んだり、ラジオを聴いたりしながら一人で悶々としていただけですが(今ほどいろんなメディアの誘惑もありませんでしたし)

これが、社会人になってはじめての私の魂の勉強に関する誘惑でした。

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