ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

チャワンテの悲哀

2015-01-07 09:03:49 | ペット
昨日はアニマルコミュニケーションの話を書いて、そういえば、ウチの猫たちの間にもちょっとあったんですよ、というところで終わりました。
今日はそのエピソードのご紹介です。



お正月の間のある日のこと、私がお皿洗いをしたり、片づけ物をしたりしてひと段落してリビングに行くと、ダーリンが、
「おい、ちょっとチャワンテの様子がおかしいぞ。」
と言いました。
チャワンテというのは、推定15,6歳になる我が家の先住猫です。
人間でいうと80歳か90歳くらいのかなりの高齢ですが、これまでたいした病気もすることなく元気でした。
「えっ、どういうふうにおかしいの?」
と尋ねると、
「いまさっき、トイレから帰ってきてからなんだか尻尾を変な風に振ってる。」
と言います。
様子を観察していると確かにおかしい。
もともとチャワンテは保護したときから尻尾がほとんどなくて、ないから通常の長い尾をもった猫だと尻尾で(あぁ、ここにこういうものがあるな)とか確認できることがあるんでしょうけれど、それができないからか、やたら根っこからぐいぐいと振ろうとする。
それがいつもの様子なのに、このときは敗戦投手のようにすごすごとそのない尻尾を股の間に入れようとするかのようにしている。
そしてやたらじゅうたんにこすりつけるようなしぐさ。



私はピンときたことがありました。
「これまたストラバイトじゃないの?」
ようは人間でいうところの「結石」です。
溜まりやすい仔とそうでもない仔がいるようで、チャワンテは溜まりやすいんでしょう。
2度ほどそれで病院に行ってから、もう餌は病院で買うストラバイト結石症に対応したPHコントロールされた餌しかやっていません。
だからもうならないと思ったんだけれど、そのPHコントロールにもレベルがあって、一番ひどい症状のときには「0」、今は維持だから「2」にしていました。
そのせいかもしれない。
さぁ、そうなったらまた病院に連れて行かなくちゃ。



「あ、またトイレに行った!」
おしっこをしたいような気がするけれども、出ないから何度も行くのかなぁ。
可哀想に、と思って様子を見ていると、あれ? ちゃんとまともな量のおしっこしてるじゃない。
これは問題ないのかも・・
たまたま用を足したときになんか尻尾のあたりに付いた感じがあったから気持ち悪くてそういう仕草をしていただけなのかも。
そうしてちょっと様子をうかがっていました。



そのときです。
私が昨日紹介した本を読んでいて、ハッと気づいたことがあったのは。
年末にアクア(若い方の猫)が目がやたらうるうるしちゃってなかなか治らないので病院に連れて行ったという話を書いたことがありました。
あれもそれも「寒い思いをしたからじゃないのか。」と思った私は、アクアに「アクア、あんたもこたつのなか入りなさい。大丈夫。お姉ちゃん(→チャワンテのこと。実際にはお姉ちゃんどころかおばあちゃんだけれど。)だって、たくさんスペースあるんだから、ちょっとなら分けてくれるよ。」と言ってアクアをこたつのなかに押し込みました。
それでかなりの時間、アクアはこたつに入っていたときがあったのでした。



我が家では毎年冬になってこたつを出しても、中にはアクアは絶対入りません。
なぜだか知らないけれど、こたつの中で寝ることができるのはチャワンテの専売特許と言わんばかりにチャワンテだけのものとなっています。
そうして夜、アクアは私たちの寝室にやってきます。
でもチャワンテは寝室には私たちは絶対に入れません。
それはチャワンテが何度も布団の上でおしっこをしてしまったことがあるからです。
チャワンテは恨めしそうにアクアだけが寝室に入れてもらえるのを見送り、恨み節のようなギターの絃が切れたような声で鳴くときがあります。
可哀想だけれど仕方がない。
もうこれ以上おしっこをされて、布団を買い替えたり、クリーニングに出すのはごめんだ、と思うのでそこは可哀そうだけれども強い意志をもって、私もダーリンもチャワンテは絶対に寝室に入れないできました。
チャワンテもそれはわかっていて、昼間、たまたまドアを開けっ放しにしてしまったようなときにふと入ることがあっても、
「あっ! チャワンテ、ダメだよ!」と言うと、
あれぇ、見つかっちゃった、という感じで急いで出て行きます。



チャワンテにはどうしてアクアだけが寝室に入れてもらえるのかわからないに違いありません。
ましてや、アクアのほうが新参者です。
どうしてあいつだけが・・・ 私がさせてもらえないことを許してもらえるの!とメラメラとたぎっているに違いありません。
その唯一のチャワンテのプライドを保っていたのが、きっとこたつは私の領域、ということだったに違いありません。
そこに私はハタと気付いたのでした。
あの子が寝室に入れてもらえて私が入れてもらえない代わりに、こたつの中に入れるのは私だけ、あの子は入れないの。
それがこの家でのルールなの。
これならおあいこ、なんとか許せるわ。
チャワンテはそう自分を納得させてきたのではないでしょうか。



しかし、年末にアクアの目が涙目になってから私はアクアが心配で、どうしてもアクアの方にばかり話しかけたりかまったりしていました。
挙句のはてにそれが寒い思いをしたからではないか、ということで「アクア、あんたもこたつのなかに入りなさい。」と私はアクアをこたつの中に押しやった。
きっとこれにチャワンテはショックを受けたのでしょう。
(ママがあの子をこたつのなかに入れてきた! 私の、私だけの城のなかに入れてきた! どういうこと! 寝室に入れないかわりにここは私だけの場所じゃなかったの!? なんでもかんでもあの子ばかりが優先なの!?)
そうチャワンテは叫びたかったのかもしれません。



これは多分当たっていたと思います。
なぜならそれからアクアは自らこたつの中から出てきて、「もういいよ。私は、ここは。」というようにずっと外にいました。
そして私ももうそれ以上アクアをこたつに入れてやるようなことはしませんでした。
そしてチャワンテに謝り、チャワンテにもいっぱい話しかけるようにし、あそこはチャワンテだけの場所だからね、とチャワンテのプライドを守ってやるようにしました。
すると途端に症状はおさまりました。
おまけに「ありがとう。わかってくれて」と言っているのか、いつもにはなくやたらミャアミャアと数回鳴きました。
ストレスからだったんだね・・・ きっと。



私はこのことを「あなたが私に語ること」の中で、貰い受けてきたときには良い仔だったのに家に連れてくると機嫌は悪く、やたらいたずらばかりしてしまい、どこの家庭からも「やっぱり・・ この仔は飼えません。うちでは手に負えません。」と戻されてしまうという猫ちゃんの話を読んで思い至ったのです。
その子は愛に飢えていました。
自分を2度と捨てない、という安心ができる家族のもとで暮らしたかったのです。
でももらわれていく家、もらわれていく家にたまたまほかにも先住猫がいて、自分は1番という扱いをしてもらえず、また自分は捨てられるのではないかという不安がぬぐえない。
それでわざといたずらをして、それでも捨てられないか、怒られないか、試していたのです。



チャワンテについては高齢だということもありますし、今のところ何ともないとはいえ、もう少し経過観察をする必要があります。
少しでもおかしい様子が見受けられたら、コミュニケーションから推し量ったことだけに頼らずにすぐに医者に見せることも必要です。
けれど、人間の思い込みというもので見えなくなっている猫の気持ちというものもあるんだなぁ、と今回思い知りました。
両方活用して、動物さんの飼い主さんたちにはお互いが心地よく暮らしてもらいたいですね。
アニマルコミュニケーションをお望みのかた、どういうものなのか?という方法に興味のある方、HP「些々羅」のナビゲーション「アニマルコミュニケーション」をご覧くださいね。







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