久々の本
川上弘美「センセイの鞄」
本屋さんの立札に
「38歳の元教え子と30歳年上の元先生の居酒屋でのやり取りがおもしろい...」
見たいな事が書いてあって、
「自分の歳に近いなぁ」
と思って、手に取りました。
ほんとーになんていうこと無い内容なんです。
でも、何故か、ぐいぐいっと
引き込まれてしまう。
センセイが自分の好みだったかもしれない?!
いつでも背筋をピンとしていて、
言葉遣いは丁寧で
でも、お茶目で。
傍にいたら
ほっとできるような
そんな雰囲気のあるおじいさん
でも
本の中で
ちょっと気持ち悪い方向に
行ってしまう場面があって。。。
そこは、目をつむりましょう。。。。
読み終わって
何も残らないけど
何か自分が忘れてしまったもの。
ココロの片隅に
ちっちゃーくなっちゃっているもの。
それがキラッと
光ってくれました。
「まだ、ここにあるよ」
本屋さんで
この文庫本が二つの出版社から
出ているのを発見。
私が買ったのは「文春」
もうひとつは、どこか忘れたけど
「今月の新刊」として並んでいました。
おそらく文春が版権をそちらに売ったのでしょう。。。。
店員さんに聞いてみたら
「そこまでは知りません」
と言われちゃいました。