備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

白いたいやき

2009-01-24 21:47:10 | 料理・食材
最近、ちょくちょく鯛焼きの話を聞く。
「何処其処に店が出来た」とか「変わったのがあった」とか……。あまり興味の無い分野だけれど、話題に上がる頻度が高くなると、自然と気に掛けるようになる。
「鯛焼きが出来て100周年」とも聞くと、もう立派な日本の誇れるスイーツなのかとも思ったり。

先日、冷凍状態の鯛焼きを頂き、そのまま冷凍庫に直行していて失念していた。本日めでたく発掘する。数が減っている。既に家人が頂いたらしい。最後の一匹。

見ると巷の噂に聞く『白いたいやき』。いずこの店のものかは知らないけれど。夙川の店とだけ聞いた。

皮は「求肥か白玉か」と言うぐらいモチモチとしている。中は小豆餡。鯛焼きというよりは、大福の如し。慌てて喉に詰まらせない様に注意が必要な程。
この白さと食感は、キャッサバ粉(タピオカ)を混ぜていると思われるけれど、上品な雰囲気でなかなか良い。コゲ臭さなど微塵も無い。脱B級グルメ志向なのかな。

ただ、冷凍していたモノを電子レンジで再加熱したので、この食感が目指しているものを再現したのかは不明。焼きたてはまた違うのかも知れない。


白があるなら赤もできるだろう。
「紅白の鯛焼きセットなら、尾頭付きの魚として御祝事にも使えるかも」と思いながら頂きました。
ごちそーさま。


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