備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

鮭の焼き方

2019-10-15 19:09:04 | 料理・食材


日ごとに深まる秋。

魚屋に行くと秋鮭が大量にお目見え。紅色の身に輝く銀皮。すぐ横には筋子や白子が揃い踏み。
生きた実物を見る事は無くとも魚屋で感じる鮭の回帰。

切り身が並ぶ中に脂濃厚な腹身を見つけた。仕事の雑さ故か……部分的にハラスも。掘り出しものじゃん!
「子供ってこういうのが好きよね」と思いつつ、手に取って眺める。
何だか一期一会な気がして購入に至る。

脂が多いので、普段なら買わないかもなぁ。

きっと、これは秋の花粉症の所為だっ! ( ← なんでも花粉症の所為にする今日この頃)


まずは、塩を当てといて……。

さてさて、魚を焼く順番。

皮からか、身からか。
実のところ、これは料理人、漁師、釣り師、料理研究家、主婦、酔っ払いの間で百家斉鳴である。

まずは魚の状態が色々ある。
 ・尾頭付き丸まま
 ・切り身
 ・干物
 ・海魚、川魚

そして、熱の伝え方が色々。
 ・直火の上火
 ・直火の下火
 ・フライパン介在

さぁ、これらの正しい組み合わせは?


普段、我が家ではお決まりの呪文であるところの「鶏皮魚身」で焼く。
つまり『鶏は皮から、魚は身から』である。魚は海魚。


しかるに「今回は如何するか?」であるが、これは、昔年に出会った北海道のおばちゃん流『ハラスの美味しい焼き方』で!
『鮭のハラスは、フライパンで皮から焼く』のが我が習い性である。

  → ※2016.11にハラスの焼き方をお馬鹿丸出しで記事にしている。『生鮭のハラス』

皮から。

焦げ目を確認。

(美味しそうな焦げ目になったらひっくり返すんやで……)とおばちゃんの声が!


身から脂が溢れ、自らを揚げるが如く焼かれていく。
香り、音ともに気分上々である。ウッヒョ~~~~イ。

焼きあがったら、ダッシュで庭の柚子を採りに行く。


醤油を少し垂らす。脂で醤油が弾かれ流れる!
言わずもがなの白ご飯。

秋ですな。


さてさて、フライパンに残った鮭の脂であるが、これは料理の最中に決定済み。

「オレ、これで明日のお昼は焼きビーフンをするんだっ!」
そっとお皿へ集めて冷蔵庫へイン。


楽しみすぎる秋のドミノ倒しメニューやわ。


太るな……。 (これも花粉症の所為やな)
























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