自然との境界で生活していると野生動物と出会うことは珍しくないのですが、普段はお互いに距離があるので気にはなりません。
しかしながら、不意に急接近するとお互いが戸惑います。
今年多かったのが、鳥獣害防止柵を作ったが為に人間の生活側に入り込んでしまって出られなくなるケース。
本来、夜に活動するシカやイノシシ達が柵の内側に入り込んでしまうと、昼間に隠れる場所も無く右往左往します。
今日は珍しくイノシシが。それもファミリーでお越しに。
一日中、裏山や休耕田を走り回り、最終的にはお互いに見慣れてしまって数メートルの距離まで接近することも。
さすがに子連れだし危なく思えるので、それなりの距離をとって回避。後ろ姿は見せずに。(背の逃げ傷は男の恥でござるからな。ナンノコッチャ。)
番犬福助くんも慣れてしまって、姿が見えても吼えることを放棄する始末。
という事で、一日観察。
子供達はシマシマが消えてすっかりと成長したように見られますが、あまり肥えていませんでした。
今年はドングリが少なかったのでしょうか。
走り疲れているのに懸命にお母さんを追っている姿が微笑ましくありました。
ちなみに、これまで役立つ事がなかった豆知識も実際に確認出来ました。
よくイノシシの子連れの絵で、その親を立派な牙で表現していますがアレは誤りというもの。
子連れは母親限定であって、メスの牙は比較的短くて、外からは長くは見えません。
今日は何度も見ましたが、確かに牙は見えませんでした。
『百聞は一見にしかず』でした。……違うな、『千聞は十見にしかず』ぐらいか。
さてさて、今晩のうちに無事に脱出できるか?
それとも馴らしてしまって…… Ψ( ̄∀ ̄)にやり。
上記とは関係ありませんが、お正月は牡丹鍋をどこかのタイミングで頂戴したいと思っております。(一応、予告まで)