備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

大根葉の餃子

2019-11-05 20:54:46 | 料理・食材


作物には『端境期(はざかいき)』というものがある。走りと名残りの間に生じる空白期間である。
街中に住んでいるとそのあたりの感覚が希薄になるけれど、「あれ、何か野菜が少ないなぁ」とか「高いなぁ」と感じる頃がそうであったりする。
拙宅周辺では、ちょうど今の時期。まぁ、田舎なのでご近所周りの畑を見れば判るのであるが。

その端境期には、ヒョイっと現れるサポート野菜がある。
先日の『青パパイヤ』などは、沖縄の端境期におけるサポーターであるとの事。

ご近所の畑では冬野菜が大きくなってきて、丈夫なものを選抜する為に育ちの遅いものを間引きをする。
その間引いた葉菜がこの時期のサポート野菜となる。
いわゆる間引き菜。

さてさて、ご近所さんからの到来物である。「間引き菜というには立派過ぎるんやけど……」といって頂いた。
立派な事は良き事であるし、そして、立派な量でもある。
ありがたや~。
(注:間引き菜は、まだ双葉がついているぐらいの段階から採り始めるものではある)

確かに立派であるな。良き。

みずみずしく、茎と葉がシャンとしていて、如何にも「養分を湛えている」という風情。


さて、メニューは……。 う~~ん。 <(-。ー;)>

シャキシャキした歯応えとジューシーさに期待して、餃子にしよう!

大量なので、文明の利器登場。

あとは、あまり水を出しすぎない程度に塩揉みして、練っておいたミンチと合わせて、エッチラ、オッチラ包む。

包んだそばから、ホットプレートへ整列~~!

焼く……。
おNEWのホットプレートの調子が判らず、若干コゲが発生するものの、それでも中はフンワリと。

大根葉に溜め込まれた養分のおかげであろうか。甘味のあるジューシーな肉汁が~~~っ!
最盛期の大根葉での荒々しい筋っぽさが無い。今の時期ならでは、なのかもしれないな。
田舎暮らしの良いとこである。

ムハムハ、ハフハフを繰り返して終了。
非常に満足度の高い一品でありました。

ここ数日、マジメに引き篭もっている成果と致しましょう。


さて、あと一週間はガッチリ引き篭もりますよん。(*^ー')b
























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