備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

藻貝(モガイ)の旬

2007-03-29 20:22:03 | 陶芸

春になると貝類が産卵の時期を迎えて美味しくなります。アサリもふっくらとした身になり、ワケギとヌタにしたり、菜の花とパスタにしても絶品です。まさに出会いのものです。

岡山では、この時期に『モガイ(藻貝)』が出回ります。
見た目は『赤貝』のような感じで、身の色もオレンジ色ですが、大きさは、アサリ程度です。味は……それなりです。

この貝を買う事は滅多にありません。けれども、この貝殻が欲しくて購入した。この貝殻を使って、窯詰めをします。すると『貝殻の目跡』が焼き付きます。今までは、赤貝、サルボウガイ、アラメと使ってきました。なぜ、これらの貝を使うかというと、貝殻にある筋状の凹凸が、目跡となった時に模様となるからです。

窯詰めにモガイを使った事が無いけれど、ぐい呑に使えるサイズとして、この度入手。果たして結果はどうなりますやら……。


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2 コメント

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モガイ、サルボウ、アカガイ (yamauchi-bizen)
2007-03-30 08:38:33
ナベちゃん、モガイはサルボウの小さい物のことで、岡山ではよく食べます。アカガイとは殻の条線が(数)違いますが、サルボウの事を赤貝と呼ぶ地方もあります。
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アカガイ、サルボウ、モガイ (bizen-nabechan )
2007-03-30 19:00:59
アカガイ、サルボウ、モガイ……好きな順番です。
サルボウは、回転寿司で赤貝としてよく見かけますが、赤貝よりも淡白で甘味に欠けますねぇ。
その子貝のモガイは小さいので、佃煮や煮付けなどの加工品としてよく缶詰などで出回っています。

活きた状態のものを見たのは、岡山に来てからでした。小さい上に、泥をかんでいて、料理にひと手間かかるのが欠点です。でも安いのが長所です。
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