備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

今回の……

2011-04-30 12:32:08 | 陶芸
このブログは「料理ブログか?」というエントリーが続いていたので、ヤキモノをば。
満を持し過ぎておりますが、今回の窯出しのモノを少しずつアップしていきます。

GWだし。(←関係なし)


まずは『帯シリーズ』の花器。

サブテーマ『包む形』のタイプです。
大小合わせて、30ぐらい作りました。バスケットボール大から掌サイズまで。

製作時間が一番小さいモノでも1時間は優に掛かるヤツラで、ワーカーホリックというか職業的マゾの要素ふんだんの『やめられない止まらない魔のスパイラル』に入り込んでしまいます。
「どこで手を止めるねん~」と自問自答の中、作っていましたっけ。

大体、こういうものは途中で製作ハイになって、「オレッテ、ズ~ット、ヤレルモンネ」と思い、ど深夜まで作っていて、ある時点で急にグッタリ消耗して倒れこむように眠るのが定番コースです。危険です。


さて、当然一点モノな故、帯の合わさり目がそれぞれ異なります。それによって口の位置が違っています。また、その数も2つのモノもあったり。花の留まりは帯のスリットを利用して。
基本、一輪指しのつもり。


展覧会会場ではツバキが似合ってましたねぇ。(遠い目……)
大きいものは胡蝶蘭や枝ものを入れていました。



ちょっと種っぽく見えるのが楽しかったかな。


さて、次回の帯シリーズのテーマは……、ナイショ。




オムライスの島

2011-04-29 20:00:00 | 料理・食材
どうにもこうにも、昼頃から確固たるビジュアルで、ある料理のイメージが脳裏から離れない。『ビーフシチューに浸ったオムライス』である。
多分、洋食屋さんにある『デミグラスソースのオムライス』からの発想なんだと思う。ふわふわオムライスに肩身代わりのソースの。

でも、作りたいのはシチューに浸かっていなければいけない。あくまでも上から掛かるソースではなく、底に広がるシチュー。妙なイメージだな。


シチューをフォン・ド・ボーから作るのは大変。でも既製品もイヤ。
肉と野菜を炒めて、ブイヨンスープを注いで、ケチャップ、ソース、塩、胡椒で味見しつつ作る。なかなか思うようにならず調整難航。
最終的に「 イラッ (-_-;) 」として、ビーフ・シチューのルー投入~。流石にこれを使えば、シチュー以外の何物でもなくなる。絶対的圧倒的支配力だ。参ったか~。(つか、始めから使おうよ)


チキンライスをこんもりさせて、その上に卵をふわ~っと載せる。周りからシチューを注いで、緑の野菜をあしらえば、まぁ、概ねの予想通り。
シチューの海に浮かぶオムライスの島。

「おぉ~、オムライスのモンサンミッシェルやぁ~!」……では無い。

シチューの中に崩しながら掬って頂く。旨っ。
ただし、ビーフシチューのルーではあるけれど、使った肉は牛ならぬ『鹿スジ』である。バラした肉を成形した時に出た『切り落とし』も混合して。数ヶ月前に冷凍庫に入れておいたもの。

あっさりと美味しゅう御座いましたが、如何せんジャンクな雰囲気が漂う。肉の問題ではなく、やはり洋食屋のデミグラスソースの手間に比べて極めてイージーな作りだからかな。

デミグラス……となると、久しぶりに『岡山のカツ丼(デミカツ丼)』でも食べに行くかなぁ~。
(構成は下から、ご飯、キャベツ、カツ、デミグラ、グリンピースの順)

卵とじでないこのカツ丼はラーメン屋に多いメニュー。そもそも『ラーメンの出汁で作ったデミグラスソース』が起源とかで、今もその名残がある。若い頃には妙に嵌った時期もあったけれど、もう何年も頂いてませんな。

まぁ、念の為に申し添えると、食通の方に置かれましては「デミグラスソースがフォン・ド・ボーでなく、ラーメンの出汁~~」と侮ることなかれです。
蕎麦屋のカレー蕎麦もカツオ出汁ですぞ。
その意味において、岡山のカツ丼は極めて日本的進化の逸品です。
(珍しくホメた! ……ホメた? ホメたよ。)

がんばろう、岡山。


ところで、今日のメニュー。

『ふわふわオムライス 備前産鹿の煮込みシチュー添え』といえば、聞こえが良いのかな?


facebookなう?

2011-04-28 04:52:17 | Weblog
うむ。流れには乗るべし。

意を決して未知なるソーシャルメディアへ突入である。
今さら感は拭えないけれど遅まきながらデヴューしました。ツイッターとフェイスブック。ついに足を突っ込んでしまった。使い方はもとより単語から勉強である。一気に2つなので、頭がこんがらがる。

「facebookなう」とか呟きそう……。

な~に、今まで他人のTLとか見てたし、まぁ、斜め45度ぐらいから接してきたつもりなので「やれば出来るやろ~」と。うん。それに昔っから「やれば出来る子」って言われてた気がするし。
つまりは『いつもやらない子』だったんだけど。


これまで比較的長らくやっているブログとHPを中心に生かしつつ、HP、Web-Shop、Blog、twitter、facebook、mixiを統括的に、しかも効率的な方法で全体を運営する為には……。
こっちでフィードを読み込んで、あっちにウィジェットのタグを張り込んで、クライアントソフトであれして、携帯メールからも呟いてと……ほら! もう出来t 

あれ? (-_-;)

試行錯誤、推理考察を重ねて、丸一日かけましたとも。ハイ。
想定の7割ぐらいの出来かな。

麗らかな陽気なのに、家に閉じ篭もってデスクワーク。「今しか出来んしな~」とちょっと言い訳。まぁ、たまにはこういう日もあるさ。
それにしても「やれば出来るハズ」やったんやけどなぁ~。

しかしながら、ひと頃あんなに書いていたメルマガやメーリングリストって、もう過去の遺物なのかなぁ? それぞれメアド収集のノウハウとかも勉強したんだけどなぁ。
時代は変わっていく。


とりあえず、デヴュー報告まで。
初心者なので、うっかり下手うつかも。その時はゴメンチャイ。 m(_ _)m


小生が社会貢献の薄そうな事で四苦八苦している時に、アカデミックな分野ではボランティアでこちらを構築しておりました。

放射線・原子力教育関係者有志による全国環境放射線モニタリング

各都道府県の大学や研究機関が地元で測定値を発表。地上1mで計測して、天候などの備考も添えられています。おおむね1か月で公表終了のようですが、無駄に怖がる必要がなくなります。地元と東北の値の違いに愕然としますが。

これで、素人測定値がツイート拡散してしまう事例がなくなれば良いな。

漬かっております

2011-04-26 19:01:03 | 料理・食材
その後、酢に漬かりつつ冷蔵庫で寝ている我がコハダ達。
昼頃にご機嫌を伺ったところ、もう一息という按配であった。それから夕刻までは、時々覗いて(摘み食いして)いたけれど、結局、丸々一昼夜となった。

何のかんの言っても自分で江戸前握りは出来ない。挑戦した頃もあるけれど所詮『お魚onお握り』である。
プロに任せた方が良いものは『寿司、蕎麦、うなぎ』と相場が決まっている。つまり技量が表れる料理。
素材が良ければ、それをも上回る場合もあるけれど。まぁ、概ね。

なので、今回は、ちらし寿司風に。
寿司飯を作ってゴマ、三つ葉を混ぜ込み、その上に錦糸玉子、コハダを乗せる。ショウガはお好みで。
次回は押し寿司バージョンにしよう。または手毬寿司なら出来るな。

量が多かったので単品でも。季節ものですなぁ。

そういえば、今年はベラタを食べ損なった事に、今、気がついた。┐(-。ー;)┌
ベラタは地方名。
「なにそれ?」ですっと? ……ノレソレです。( ←定番の流れ。m(_ _)m )


最近の雑草の伸び方に、季節の移ろいを感じております。 ┐(-。ー;)┌
ひとまず、コハダで晩酌。

シンコか? コハダ!

2011-04-25 18:40:53 | 料理・食材
出先でコハダ発見。シンコというには若干育ちが良いコノシロのお子様である。
春の寿司ネタといえば条件反射的に「シンコ~」と口走りたくなる。2枚付けや3枚付けで一貫出てくるとその美しさには惚れ惚れする。
小生の経験によると「美味しい寿司はビジュアルが美しい」ので、大好きな寿司ネタである。見かけると期待が高まるけれど、必ずしも、その逆が真ではないのが悩ましい。それだけに職人さんの腕の見せ所なんだろう。(←チト辛口)

不思議と大きくなるほど値が下がる魚であって、コノシロに至ってはネコまたぎ。
育ちが早くあっという間に大きくなるので、魚屋さんで小さい時分に出会うのは稀である。そして、回転寿司などで使われる場合には、既に切り身状態である。メニュー表記にコハダで出ていても実際はコノシロというのが多いな。
締めたコノシロも美味しいと思うんだけど……。繊細さでいえば、やはりコハダまでか。

それだけ、コハダにネームバリューがあるという事。逆にサゴシなのにサワラという言い方もあるな。

岡山はご当地魚『ママカリ』が有名。お土産品としては酢漬けぐらいしか見ないけれど、実際の食べ方はイロイロとバリエーションがある。
個人的には断然コハダの方が旨……、いや、両方とも良ろしゅうございますなぁ~。
種類が違うので比べるものでは御座いません。


いずれにしろお求め安い魚である。

さて、本日のコハダは……数えたところ22尾で総額200円。
ということは@9.1円。

3枚におろして塩を振っておいて暫し、しかるのちに米酢へダイブ~~。冷蔵庫へ。食べるのは明日である。

俎板には、残った中骨が22本。
これは、迷わず『骨せんべい』コース。片栗粉をまぶして少量の油で速攻。





塩で。旨し。(*^ー')b


秋頃に、コノシロの半馴れ姿寿司も宜しゅう御座いますが、まずは明日が待ち遠しい~~。


雨上がりにウロウロ

2011-04-23 23:43:50 | Weblog
朝から雨。昼からなんとか回復したので、市街地へ所用をこなしに。初めて行く場所であるけれど、ぐーぐる先生のお蔭ですんなりと一発OK。通りすがりの知らないお店に興味を惹かれる。
所用後、駅前デパートにて開催中の知り合いの個展へGO~。

この方は、ひょんな繫がりで知り合った方なんだけれど、すんごい。 \(◎o◎)/
これまでは「うぬぬ~」と恐るべし祥瑞の仕事をされていて、それが、このたびのDMには「新たな取り組みをする為に……」とありましたので、「さて、如何?」と楽しみにしていた展覧会でした。

祥瑞は端正な形に緻密な書き込みっぷりがマニアックな領域。見る時に息を止めてしまう程の緊張感があります。
新たな取り組みの『kotonoha』シリーズは、明るい藍色を階層のある絵付け作業によってグラデーションを作って、文字を絵画として描いたもの。自信のある省略が心地よいデザイン。備前焼のやきもん屋としては、余白の脱力感に好感と安らぎを憶える。
漢字をデザイン化したものや、同時通訳的に同じ意味の言葉を違う言語で重ねて書いたものなど。なかなか~! やられちゃった感じです。

大皿には、マーラーの交響曲『大地の歌』の第1楽章『大地の哀愁に寄せる酒の歌』が書いてある。第4楽章『美について』の預け鉢も良かったな。発見があると楽しい器たち。
音楽シリーズやって欲しいなぁ。歓喜の歌・モツレク・マタイ受難曲・さすらう若人の歌・シューベルトの歌曲・ミュージカル・ジャズ・ブルース・ロックとか。


一緒に伺ったチッコイ方の子が、「サラダボウルにコレ!」と気に入った器を頂いて帰ってきました。いわく子供目線では『青いモンドリアン』らしいです。
早速、葉っぱものを放り込んで『本日のサラダ』を作成。傍で見ていると活花を活けるが如く…の面持ちが可笑しいけれど、早よせんと萎びるよ。美味しいうちに頂きたいものです。

もっとも書いてある文字は、屈原・漁父辞。
『毒を食らわば皿までも』は超訳としても……遠からず。むしろ現場合わせの自然体であれ……萎びた野菜もそれなりに……か。


雨で川の水も濁っているなぁ。


うおー! ……とか。

2011-04-19 12:35:15 | Weblog
あぁ~、なんだか忙しい~。春だから?

先のエントリーで「作品紹介せな」と書いていたのに実行せず。有言不実行。m(_ _)m
あの~写真撮ってさ、なんのかんのの時間が要ると……ついつい億劫で(言い訳)


年末からの製作追い込み、正月明けの窯焚き(友人宅)、平行して窯詰め、直後の窯焚き、出してすぐに展覧会月間、チャリティー月間と続いて……。その他モロモロもあり。
今は、ギリギリスケジュールの納品対応があって、ヒヤヒヤ中~。
裏山の木を伐るのはどうなった? 家の外壁塗りも。

最近、色々な歯車おかしいなぁ。イヤ、おかしいのは前から。キッパリ断言。


普段、このお気楽ブログは、15分ぐらいのチョットした隙(大体は夕方で、鍋のお湯が沸くまでの間)に書いているけれど、そのチョットが厳しかったりしているしなぁ。
でも、晩酌時間があるのが不思議。(まぁ、置いといて…)


あぁ~、小生の口を糊する活動って、どこにあったっけ?
体重も減るっちゅうもんです。

この人みたいに、「うおー!忙しー!こんなん嫌じゃー!忙しすぎるのん没収じゃー!うおー!貧乏も没収じゃー!」とか言ってみたい。「没収じゃー」が個人的流行中。
「アカウントバレてからが本当のTwitter。」とかは、勘弁ですが……。
あ~、ツイッターはやっていません。でも周りから要請ありなので、如何するか検討中です。

ちなみにツイッターに関しては、2009年9月のエントリーに書いてますな。
その頃と自分の考えはあまり変わってないんだけれど、周りが変わったからなぁ~。状況的に『チーズはどこへ消えた?』ってヤツ。(古っ) チーズはお腹ん中だ。

つか、半年前にやっと携帯メールを使うようになったんですけど。

せなアカン事が、ぎょーさんあるわぁ。



 ※ 本文と写真とは関係ありません。……よっ。



尾道日帰りツアー

2011-04-14 23:34:52 | Weblog
朝7:00に家を出て、21:00に帰ってきました。尾道日帰りツアー。
登校、通勤の人々に揉まれてつつ、久しぶりに乗る電車が新鮮でした。田舎沿線ではあるけれど流石に朝はラッシュ。まぁ、都会の半分以下だけどね。
片道2時間の各駅停車なので、旅の雰囲気も味わいつつ仕事に向かうには丁度良い。

そして尾道。久しぶりに海のそばの駅に降り立った。午前中の穏やかな陽射しに波にキラキラと輝いている。桜、坂道、海、船、お寺の光景が旅情を誘う。
とはいえ、海と山が近く、潮の流れが速いのは、懐かしさあるシチュエーションでもあるけれど。


仕事終了後、駅に向かう途中に寄り道。
『尾道焼ソース』という文字を見つけた。どうやら朝ドラに触発されて開発した物らしい。『おたふくソース・スパイシーバージョン(赤唐辛子入り)』も発見。
なので、結局、お土産は各種地ソースとなりました。
粉モンが晩御飯という事がある拙宅なので、こういう地ソースは、まぁ、話のタネである。

観光客が多いせいか、イロイロと商魂逞しい商品ラインナップが散見されました。

あとは例によって、魚屋も覗く。魚屋の店先には地域性が現れるので楽しい。
馴染みがないのは『コブ鯛』。岡山でいう赤メバルは『ほご』と表記。でも、ホゴメバルともいうので、「まぁ、そんなものか」と。小さいアコウはきっと養殖。デビラがあるのには「ヘェ~」と。イカナゴは釘煮ではなく佃煮としてありました。
概して、小魚が多いのは瀬戸内海共通ではある。


さて、春の遠足もこれにてオシマイ。
ボチボチ、家のこともせななぁ~。

まだ、今回の窯の作品紹介ってしてませんでしたねぇ~。
ボチボチ致します。m(_ _)m



野外撮影スタジオ

2011-04-12 12:17:18 | Weblog
ある写真の撮影イメージを前々から練っていたんだけれど、敷地に少し生えてきた雑草が薄っすらと地面をマルチしていて良い感じ。なので、屋外撮影することにしていた。
スケジュールの都合により本日決行である。雨が降らないで良かった。今日を逃すと他に日がなかったし。

晴天なので、直射日光で出来る影がキツイ。光量調整が必要。今回は広い面積を遮りたいのでシートを張る事にする。半透明のシートがあって良かった。
ある程度の高さの空中ポイントに貼りたいけれど、つい昨日、壊れかけのタープを捨ててしまった。「さぁ、どうしよう?」というか、お得意の現場合わせである。
キョロキョロして使えそうな物は……、物干し棹関係? でも、重くて運ぶのが嫌。

結果、脚立・スチール棚・軽トラ・庭木を柱代わりに使う。
撮影出来れば良いのだ。野外撮影ってこんなもんよ。(……って知らないけど)

超テキトーなボロい紐でセッティングしていると、宅配便のお兄さんが来れられて、不信な目で見られた気が……。

「花見ですっ。あっ、いや、BBQの準備かな?」と、しなくていい言い訳も。


さて、撮影をサッサと終わらせて、うららかな天気のもと、素敵なランチでも……。




福助クンは、基本「我、関知せず」です。


ところで、
『一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ』
って、食べ過ぎてないか? チト心配。

窯焚きお手伝い

2011-04-10 21:14:32 | 陶芸
昨日の夜から今日の昼まで、24時間強の窯焚きお手伝い。いつもウチの窯焚き手伝いに来て頂いている方の窯。窖窯(あながま)である。
窯の全長はウチの2倍ほど、容積は倍以上。当然、横焚きに掛かる時間はウチよりも長くなる。それにつれて割り木使用量も多い。しかしながら、モノ一点あたりの割り木使用量はウチの方が多いので、焼き締まるという点だけを捉えれば、ウチよりも効率が良い窯である。
しかるに、同じ窖窯であっても窯のサイズや構造によって、出てくる景色が全く異なる。

同じ景色が揃っている方が扱い易いであろうセットの食器は、この窯の方が得やすいし、一点一点異なるという意味ではウチの方が出し易い。

良し悪しの問題ではなく、「何を求めるか」という意識に関わる事。

窯というハードは、一度作るとマイナーチェンジしにくく、ましてや再築窯は更に厳しい。なので、窯に合わせつつ工夫しながら自分のモノを作っていく事となる。
ヤキモノ屋で、窯を作り変える事が多い方は、その為の諸般の条件が揃っている恵まれた環境にあるともいえるが、「ヤキモノ屋はヤキモノを作ってこそ評価される」というのが面白い点。窯ではなくモノを作ってこそのヤキモノ屋。

良いものが出来れば良いのである。(小生のスタンス)

工夫において変更し易いのは、土の選別、窯詰めなど。
焼成中に引っ張り出す色見(イロミ)も使う粘土が違うので様々である。
ウチの窯で引っ張り出した時から既に黒い色の粘土はない。こういう色見を見ると窯焚き結果が気になるというもの。
この土って、温度帯による発色の変化が面白い土。小生は持ってないけれど。

他人の窯焚きでも、観察次第で勉強になる事が随分とあります。何度やっても発見があります。


帰宅後は風呂に入ってビール呑んで爆睡。この充実感はヤキモノ屋ならでは。

火遊びは、ヤメられまへんなぁ~。(^。^ゞ