備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

新・はたらく車

2010-03-29 23:22:55 | Weblog
『新・はたらく車』になって10日ほど。最初からかなり働いている。
早速に、伐採木運搬もこなしたし、今日はちょっと遠出したので一日の走行距離が200kmほど。


『先代・はたらく車』との違いは、衝突安全強化ボディ、サイドドアビーム、フロントディスクブレーキ、荷台幅アップ、ハイマウントストップランプ、リヤゲートチェーン、運転席シートスライド、カップホルダー、FMラジオ、ヘッドライトオートカット(消し忘れたライトを自動的に消す)、ヘッドライトレベリングスイッチ(ライトの光軸調整)。

最大の良くなったポイントは、重ステ→パワステ、4速MT→5速MT、タイヤ径10→12である。これは乗っていて実感できる。

不便に感じるのがクラッチスタート。
クラッチを踏んでいないとエンジンが始動できないようになっている。踏み方が甘いと、エンジンが掛からない。信号待ちでアイドリングストップをしていると再スタートの時に時々慌てる。


でも結局のところ、最大の良かった点は(スペックは置いといて……)エコカー減税に尽きるんだけどね。
125,000円キャッシュバックだそうな。

なんせ中古の軽トラは、高い(新しい)か安い(超年季モノ)かのどちらかしかない価格設定なので。もともとの新車価格が安いタイプであると、減税効果で中古車価格で新車が買えてしまうという有難さ。

先代は平成4年の登録だったので、文句なく減税対象。(*^ー')b


しっかし、どちらにせよ散財モノ。
車=はたらく車にはそんなにコストを掛けたくないしねぇ~。

必要なので仕方なし。
見かけ以上に高価。

『田舎のベンツ』と言われる所以。


伐採木無償配布

2010-03-26 11:54:11 | 陶芸
拙宅は、吉井川に近く、また旭川にも30分弱の距離にある。ともに一級河川で比較的大きな川。

この川には中洲がいくつも出来ていて、そこに植物や木が生えている。水辺の木なのでヤナギが多い。
そのまま放置しておくと台風などの際にトラブルの元になるので、定期的に国土交通省管轄の岡山河川事務所が伐採している。これらの伐採木は基本的に民間に無償配布されている。

さて、今日はその伐採木とチップ無償配布の日。


初めて行ってみた。

キノコ(ヒラタケ)の原木と薪ストーブの需要が多いらしく、そういうサイズのまっすぐな物を中心に人気があるとは聞いていたので、とりあえず一回転終了ぐらいを狙って行く。開始後30分ぐらいの時間。
何せ、コチラは窖窯(あながま)で焚くので少々太くても平気。なので悠然と時間を遅らせて。

ご近所なのだろう「過積載では?」というオジサマ方多し。


「窯でヤナギを焚いたことが無いので、いかがなものか?」とは思うけれど、とりあえず、次回少し混ぜて焚いてみよう。

ちょっと楽しみ。


ブイヤベース風に

2010-03-24 22:05:57 | 料理・食材
今日も気温は上がらず、寒かった。
もっと寒ければ「鍋!」というところだけれど、今日はそこまででもないか…という事で、ブイヤベース風に仕立てた鍋を。

頃合いよく、オコゼ・エビ(しらさ?)・クルマエビ(特大・24cmあった)が、我が家にご在宅されている。
オール瀬戸内メンバー。ようこそ我が家へ。貝類は今日はご不在にて残念。


タマネギやエビの頭やら……を、突っつきながらオリーブオイルで炒めて、水、酒を入れてベースの出汁を作る。それらをザルで漉して土鍋へ。
香味野菜各種(セロリ、タマネギ、白ネギなど)を入れ、ジャガイモも投入。
このジャガイモの澱粉でスープをトロリ~とさせて、舌の上の旨味滞在時間を長くする作戦。

あとはトマトソース、サフランも入れる。オコゼはまだ頭(アラ)だけ。
少し煮詰めてトロッとしてきたらオコゼの身を入れ、最後にエビ。
やっぱり、クルマエビはそのままド~ンと。ビジュアル重視で。

曲がりつつあるエビを見て「串を入れておけばよかったぁ~」と反省。




サフランをケチったので、見た感じ、あまり黄色さが足りない。
やはりここもビジュアル重視で、一瞬「ターメリック?」と即戦力の黄色スパイスに手が伸びそうになったけれど、すぐに直感で回避。香りの問題。今日の気分ではないな。

で、何故か……これまた直感で、レモン果汁。
すると一気にトマト色が黄色に。グッジョブ!
味わいも少し酸味が入ったことで、味のエッジが明確に立っている。正解じゃん!


食べる時に、オリーブオイル、塩、胡椒、チーズはお好みで。なおかつ食べ方も自由。

細君はご飯を浸してリゾット風に。子供はスープで。
小生は、オコゼを掬いだして、晩酌。

スープ旨っ! エビの出汁が効いている。エビもブリブリ感あり。
今日は具をやっつけておいてスープを残し、明日はパスタソースに変身させる。

想像だけで悶絶しちゃう旨さに期待大~。


明日という日が待ち遠しいアラフォーの夜更け。




……夜更けといえば、

『ちりとてちん』が再放送決定!(4/4からBSで、日曜深夜25時10分から26時40分まで)
一週間分まとめての放送。(サイトはこちらで)
忘れた人は、『ちりとてちん メモリアル(youtube)』。ヘビーリスナーは、これだけで泣けるかも。

でもでも! あぁ~、ウチBS入らんしぃ~。(←毎日、録画までして見てた小生。)

ここで契約すれば、NH○の思うつぼかぁ……。(-_-;)>


スモモ開花

2010-03-23 17:30:37 | Weblog
雨やら黄砂やら、晴れたり曇ったり。とかく天気が安定しない。

けれども確実に時は動いていて、街中に出向くとすっかり春を感じる。
卒業式やら春休みやらで歩く人々の平均年齢も目に見えて下がり、少し華やぎを感じるのは気のせい?
街行く人の服装にも明るい色が増えてきた。


桜は5,6輪咲けば開花というらしいが、それで言えばウチのスモモも開花している。
スモモの花は見ごろが短い。これから一気に盛りへ向かう。
最初は背丈程だったスモモも、今や2階の窓から眺められるようになってきた。

スモモは「伐ったら莫迦なのか、伐らぬが莫迦なのか」は知らないけれど、収穫が目的で無いので剪定もせず。自由ボウボウ。


春の来ない年はないのに、毎年、春が来る度に「桜が咲いた」「スモモが咲いた」といっては騒ぎ、愛でることの繰り返し。やっぱり春は良いですな。
ひと頃ほど花見イベントに執着はないけれど、それでも何か良い気分~。


「春の晴れは、ウキウキ最高!」と言いたいところだけれど……。
天気が良ければ花粉も黄砂も飛んできて、結局「雨と晴れは、どちらが良かったのか」悩ましい傾向になってきている。

「何か良い気分~」とばかりは、行かないようで。


まぁ、コチラの方は関係ないようですが……。ねぇ?



人獣接近

2010-03-22 09:47:12 | Weblog
雨降り後、敷地の側溝を見ると……側溝が無い。「あれ?」

側溝ぎわの法面(のりめん)が崩れている。原因は雨ではなく、イノシシ。
ご近所の田畑も同様。ミミズでも掘りに来たんだろう。
雨が降ると今度は下流にご迷惑が掛かるので、溝に落ちた土を引き上げて修復。


「さて、裏山の竹林は?」と見ると、やっぱり踏み荒らされ、ほじくり返されている。
こちらはタケノコ目当てのイノシシ。

まだ寒い頃に、土の中の小さなタケノコを食べるために掘り返した跡。
冬に母の所望する筍を取りに来た孟宗の如く所業なれど、さにあらず。
結果、タケノコは人が発見する前に食べられてしまい、滅多に口には入らない。

我々としては、新ワカメの採れる頃に頂きたいのだが……。
この様子では今年も難しそう。

そうなれば「アソコとアソコに言えば……」というバックアップ態勢はあるけどね。


人獣接近の中山間地域は全国的に同じ状況なんだろう。
ウチはないけれど、シカの食害も大変。野菜だけでなく花まで食べられる。
最近では外来害獣としてはアライグマやタイワンリスなどもいるとか。

クマが出ないだけ、マシとするべきかな。


ニホンオオカミがいない分、ヒトが頑張って、それらを減らす事も大事だと思うなぁ。
(また、海外からとやかく言われたりして……)




で、車検は?

2010-03-20 09:42:52 | Weblog
6年落ち、走行距離15,000kmで買った軽トラ。

買ったのは12年前。メーターの現況は、ほぼ140,000kmになっている。

通勤で10年ほど毎日40km走り、田んぼに嵌り、竹が刺さってパンクし、台風で水没し、ハトとぶつかり、ドアのヒンジが逆に曲がり……、警察と揉め(これは関係ないか……)イロイロとあったなぁ。
レンガも割り木も粘土もよく運んだ。

本当に『はたらく車』の代表。

アメリカなどは、もっと大きなピックアップトラックが主流らしいけれど、国土事情からして日本は軽トラ。田舎に行くほど多い。
個人的にはピックアップのような形が好きなんだけど、軽なら選択肢が少なすぎて…。



満身創痍ぶりは大した物で、この度、車検を諦めました。
修理・交換・調整するだけでもかなりの出費。
日本に車検制度さえなければ……、いや、車検が無くても不調は強く実感していた。

自動車に関する知識がほとんど無いので、ジタバタするのは早々に諦めて、他人様がより安全な方を勧めるなら、それに従うまで。

車検を受けない=廃車ですな。

かっこいいデザインの軽トラがあればなぁ~、無いなぁ……。

街乗り四駆ならぬ『街乗り軽トラ』がニッチデザインの要素だと思うが……。


ホンダの『ライフピックアップ(1973~74)』なんかは、今なら売れると思うけれど。生産台数は、1132台で終了とか。見ることも無い。
軽自動車規格のピックアップ型なら、スズキの『マイティーボーイ(1983~88)』あたりか。

どちらも、荷台に関しては中途半端ではあるが……、『街乗り』なら充分。
やきもん屋は、建設や流通関係ほど、荷台を使っているとは思えないし。
自転車が載れば良いのでは?そういう需要は多いと思うけれど。


メーカー側からすれば、売れなかった車の生産見直しには抵抗感が強いのだろう。
でもオークションでの動きを見ると、やはり人気はあると思うが……。
カンバンでもOEMでも使って、デザイン性の高いのを出して欲しいなぁ。

PCみたいに組み立て希望を出して、カスタマイズできればいいのに。
そういうベースとボディーのモノって、かつてはあったんだけど。
日産のマーチをベースにしたBe-1(1987~)、パオ(1989~)、フィガロ(1991~)あたりの方法で。
あの頃の高額商品のレトロブームは、経済的・気持ちの余裕があるときの社会現象とも思われるけれど。

これからは意味を変えて(レトロじゃなくて)、良いデザインのものを。

「デザインで、社会を明るく元気に!」って如何でしょうか?


『カッコイイはたらく車』希望。

ドッグラン中

2010-03-19 17:30:00 | Weblog
散歩に行くのが少々メンドーになっている黄昏時。

一方、番犬福助は行く気満々。常にコチラの視界に入るように立ち回ってアピールしている。
無視も出来ず「一人で行って来い!」という事で、ヤツは今、走り回っている。
普段の散歩ではありえないスピード。

休耕田の隅に湧き水が染み出していて、イノシシ達がヌタ場にしている。
ケモノの気配を感じるのか一直線にダッシュしていった。
当然、泥んこになって帰ってくるんだろう。


綱から離れた福助を呼び戻すのは簡単。大声で呼ばずとも帰ってくる。
エサ入れの金属容器をカンカン~と叩いて鳴らすだけ。
または、お腹が減れば勝手に。


帰ってきたら、足を洗わんとなぁ。
「散歩とどっちがメンドーでなかったか?」は、この際置いといて……。


ヒメコブシの見ごろは、

2010-03-18 08:44:22 | Weblog
シデコブシとも言われる花。もともとの野生種は東海地方の極狭い地域に自生地があり、これはその園芸品種。
桜に先駆けて咲くのと、ヒメコブシという名前が良くて購入した。
山歩きの経験からか、モクレンよりも野生に近いコブシが好き。

拙宅を建てたときに植樹したので、かれこれ……、
(その割には住宅ローンが減っていないな。確定申告したので特に実感中。)


さて、今年も咲いた。

この花は開いてしまうと途端にだらしなくなる。
アッチコッチに向いた花びらが、奔放というかザンバラ。これが良いといわれる向きもありますが。
普通のコブシのように枝の上にキリッと立たない。コブシはやはり上に向かないと……。


なので、蕾の頃が一番キレイ。

ヒメコブシの花が、まだ『姫』の頃。


花は、その種類によって『若さゆえの美しさ』や『散りぎわの美しさ』とイロイロと見ごろがある。
ヒメコブシは、若いほどの良さがあるなぁ。枝ぶり、色ともに備前焼の花入にも良し。


街に住んでいた頃は、ツバキの落花した様子には良い印象がなかったけれど、今はどちらかと言えば好き。
蕾も良し、散っても良しで見ごろが長い。


桜は、散りぎわ。
ただ、その様子に心がザワザワとするものがある。「賤心(しづこころ)無く花の散るらん」と言われるものを見てこれ如何に?と思うけれど、まだまだ小生が俗なる所以か。
そもそも桜が俗とも言うか……。


まっ、春ですな~。

これから里山が賑わう頃。
今はまだまだ、微笑も更に微かではあるけれど。



看板にツッコミ

2010-03-16 12:49:51 | 路上観察
10日間の岡山通いの間に写していた写真を整理していて、出てきたモノ。
気になったんだろうなぁ。 看板。


魚屋さんの心意気に「なるほど」と、パチリ。

でも、毎日店先を見た限りでは、メダカもクジラも置いてなかった。
『メダカの開き一夜干し』とか見てみたかったけど。


カレー屋さんの看板も、パチリ。

『インディアンカレー』が店名?
絵のキャラクターは、『インディアン(ネイティブアメリカン)』になっている。
インディアンの英語直訳『インド人』の意味なら、絵とは無関係となるので、ここは、辻褄をあわせるとしたら……、ネイティブアメリカンにカレー文化があったという事?
知らなかった。

アメリカには無い『アメリカン・コーヒー』同様、やはり『アメリカン・カレー』なんだろうな。店名と料理名の見事な一致。素晴らしい!

薄い?それとも創作系? う~~む。


他にも気になるものも多々ありました。あと、トマソン系も多かったなぁ。


こういうモノへのツッコミって、コッソリと楽しむものですな。

ちょっとイジワル~な見方なので、あまり公表すると人間性を疑われそうだし……ねぇ。(^。^ゞ



会期終了しました

2010-03-14 22:28:14 | 展覧会・ご案内
今日にて、岡山通勤終り。

『百‘果’展』 『備前陶心会展』をご覧頂けました事を、厚く御礼申し上げます。m(_ _)m


毎日、岡山中心部の商店街を端から端まで歩きつつ、『冬の名残り』から『春の兆し』まで季節の変化を実感した10日間でした。花屋さん、和菓子屋さん、ブティックなどのウインドウ飾りを、楽しみつつ歩いていました。
商店街住人の方々と山暮らしのやきもん屋では『生活感』が随分と違い、楽しかったなぁ。


毎日歩く道すがら見ていたヘッドライトの流れも見納め。

歩道橋の上振り返り、焼け付くような夕日……、はなく、サヨナラ呟き走りぬけ……、100円玉で買えない温もりの自動販売機の前を、暗い夜の帳の中へ……。(なんのこっちゃ?)

街を出て山へ。途中で鹿とぶつかりそうになりつつも帰宅。


さてさて、「明日から日常!」と言いたいところではあるけれど、会期中に溜めていた案件の整理で終わりそうだなぁ。

事務処理、報告、メール、桐箱オーダー等々しばしお待ち下さいませ。


とりあえず、無事終了の報告。
イロイロとお世話になりました。m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m