備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

干瓢の芯

2006-08-13 22:09:14 | 料理・食材

近所からの頂きもの。
最近、シーズンのせいか やたらと頂く。

干瓢(カンピョウ)の芯。

干瓢は、スイカぐらいの大きさの実。
木工ロクロのような道具で削って、キシメン状のものを作る。それを乾燥させると、あのカンピョウが出来る。

ある程度 削っていくと種が出てくる。種があるところは削ってもヒモにならないので、破棄。

その破棄する部分を頂く。


これをごま油でいためて、出汁で煮含めると、美味い!

中心部分のフワフワしたところは 麩のような食感。周りのしっかりした所は、とろっとした滋味ある味わい。冬瓜(トウガン)と くらべると繊維質で粗い食感。

いうなれば 冬瓜がキヌコシなら 干瓢の芯は、モメンか。

こればかりは、店では 売っていないので、作っている人から頂くしかあるまい。
拙宅では 喜んで食べているが、地元の人々は飽き飽きしているらしい。

干したカンピョウはともかくとして、この干瓢の芯は一度は食べないと、夏が来た気がしない。


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4 コメント

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干瓢の芯は・・・ (あやしい店長)
2006-08-14 07:16:45
和気農協のショップで売ってるよ。

やっぱり和気のほうが都会ですねえ~

結構売れるみたいですよ
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さすが!和気 (bizen-nabechan)
2006-08-14 07:48:00
小生は 備前に来るまで、

全く見たことがありませんでした。



足が速いので、これを売るとなると……

産地に近いところ。



和気で売っているとなると、

相当に作られているのですねぇ。



しかし、売るとは……

人気があるというべきか。

和気の商魂の高さが伺えますな~。



コチラの山では、

頂戴するものとばかり思っていました。





あっ!合併して

ウチも和気町になったんだった。

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珍しいものを・・・・ (yamauchi-bizen)
2006-08-14 18:21:17
瓢(ふくべ)の芯とは珍しいものを食していますね。私も昔は食べた記憶が有りますが、最近は有りません。

 しかし、ナベちゃん、瓢を干したら干瓢で干す前は瓢(夕顔)です。マァ、習慣的には干瓢と言いますが。
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確かに…… (bizen-nabechan)
2006-08-14 23:26:21
確かに、夕顔。瓢(ふくべ)なのですが、

瓢とすると、瓢箪と間違えて食べる人が出るといけないと思い、干瓢としました。



干瓢は、瓢(ひさご)を干したものの意味ですから、チョット文章としては、意味が通らないという事になります。



時節柄、間違いがあってはいけませんので、

とりあえず、通り名ということで……。

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