備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

【ご案内】第39回 備前焼まつり 2023

2023-10-13 12:33:10 | 路上観察


【第39回 備前焼まつり】の告知です。

日時 : 令和5年 10月14日(土)9:00~17:00 ・ 15日(日)9:00~16:00 
 
会場 : 備前市伊部(JR赤穂線 伊部駅周辺)

_________

さて……

●今年も出店致します。
場所は例によって例のところです。オレンジ色の幟出してます。たぶん。

【出店場所】

●駅を降りたら正面通りをまっすぐ。T字路にぶつかったら右。そのまま右を見ながら歩いてオレンジ色の幟がウチです。(旧、安達酒店前になります)


【あります】
・伊部手の器いろいろ
・すり鉢
・ミライノカセキ(若干)
・ひいらぎいわし
・水キムチポット(少量)

【ありません】
・ガーリックポット
・豚のやつ
・文字高台の器

●カード決済、出来ます
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【経験上のメモ】

■駐車場関係
・今年は、駐車場が8:00オープンの為、朝は混み合うことが予想されます。
 → 伊部小学校グラウンドは国道に面しているため、道路上で待機出来ません。早く到着された方は中学校等がオススメです。

●無料シャトルバスについて
・備前中学校 ⇔ 片上(伊部より海側)
・伊部 ⇔ 閑谷学校
 → お車を閑谷学校の駐車場に停めて、シャトルバスで伊部に来られるのも良き方法かと存じます。


■JR関係
・JR赤穂線の臨時列車があります。(岡山~伊部約40分)


・ICOCA(イコカ)が使えます。



■飲食関係
・リフレセンターで『備前まるごとマルシェ』が初開催されます。飲食等多し。
・あちこちに飲食の出店あります。
・カフェ(コーヒー)の出店が増えています。(岡山はコーヒー焙煎士が多いです)
・ビールなどアルコール飲料を売る店は少ない。
・アイスクリームが悩みどころ。白桃・醤油など。晴れた日は大行列します。
・黒豆の枝豆、コノコ、アナゴ、デビラ、ぶどうが地元特産品。
・ちりめんじゃこの美味しい店がある。
・地元醤油屋さんの唐揚げが美味しい。醤油ソフトクリームも人気。

・スーパーマーケット(マルナカ)あり。駅から東へ10分弱のところにあります。
・コンビニあり。伊部駅から西へ。


■イベントなど
・『備前まるごとマルシェ』(リフレセンターにて開催)
 
■その他
・花材として黒米、唐辛子、トウモロコシを売るお店もあります。
・路地に入ると備前焼以外の面白いものがある。
・紫外線ケアはしたほうが良い。
・日傘は邪魔かつ危険です。(見ていてハラハラします)
・歩きスマホの人は急に立ち止まる事があるので注意。
・両日とも伊部の町並みを観光ボランティアガイドが無料でご案内。

●時間に余裕のある方は近郊へも是非! 程よいドライブの距離です。 
・ゆのごう美春閣『日帰り入浴(1,000円)』も良いです。
・和気鵜飼谷温泉
・備前長船刀剣博物館
・日生カキオコ
・後楽園
・倉敷美観地区
・児島ジーンズストリート
・瀬戸大橋



●ゆうパック取扱所:
※ 例年通りであれば! (←未確認) 
伊部郵便局横に臨時出張所が出ます。10:00~16:00
※備前焼を送る場合、購入したお店で発送する旨をお伝え下さい。発送用の梱包とか御座いますので。(←コレ大事)

 ___________

■小生の個人的なこと
・毎年、昼ごはんが15:00過ぎ。
・毎年、備前焼小町を見そびれる。
・ほぼ毎年、2日目の山陽新聞朝刊に写真で登場する。
・時々見かけるワンコ達は皆、可愛く、お利口さんである。
・ウチのスタッフは、食べ放題飲み放題してる……。

・半強制配布『ローリエ(月桂樹)一掴み進呈』します。


___________

          
●詳細は、【備前焼陶友会のページ】へどうぞ。


ってな感じです。


___________


ひとまず。告知まで。


          

人工土地 @坂出市 (その4)

2016-06-02 09:06:39 | 路上観察


さぁ、皆様お待ちかねっ! 
いよいよ『人工土地』シリーズも最終回です。

件のアーケードに入ってみた。やはりシャッター街である。昼から営業しているのは高齢者向けのカラオケ店ばかり。
ファザードはアーチだったけれど見上げる天井は平らであった。配管設備があるのかな?

部分的に開いた穴がある。

明かり取りになっていた。

そういえばパティオに突起物が並んでたっけ。「あれか!」と合点。深い筒状からして晴天ならスポットライト的効果が出るのだろう。これは次回の楽しみにしておこう。

アーケードの裏は駐車場。

暗い。というか、思ってたより柱が少ないなぁ。

車と人を繋ぐ通路が実に素っ気無い。

やっつけ感すらある。後付け設備の目隠しなのかな。それでもアーチを作ってあるのはコダワリなのだろう。

しかし、柱はカッコイイぞ。

もう、コンクリートのアール・デコだわ。角に入った鎬(しのぎ)の仕上げには職人スピリッツを感じる。

随所に見られる鉄錆は年月を物語りつつ、鉄とコンクリートの存在感を増している。

中の鉄筋が露出している部分もあるが、う~~ん、大丈夫なのかな? これって。

レンガも使われていた。

やきもん屋的には安心感と好印象。

ホール上の階段は、一直線に空に向かう。

『いつも離陸の角度で』……だな。 ( ← 言いたいだけ)

一方で自転車やバイク用にはスロープ。

建物同士の繋ぎ方の変則性によって縦方向に効果的な変化を生み出している。これがラビリンス効果かッ!! ( ← テキトー)

階段の隙間は、改修工事のしやすさと明り取りを兼ねているのかも知れない。

この角にもデザインのコダワリを感じる。


全体を場として纏めているのは、カラーリングの要素が大きい。

タイルを基調として塗装色が選ばれているのが判る。という事は、建築当初からのカラー計画なのだろう。建築家の美意識の表れですなぁ。時を経て建築家とちょっと通じた瞬間。こういうのが判ると建築って楽しい。


全体的に土の部分が少ないので雑草自体も見かけない。

唯一、雨水と土ぼこりを糧として頑張る多肉植物には声援を送りたい。
ちなみに『雑草と言う名前の植物は無い。あるのは人の無知である』って言い回しはよくあるけれど、これは……モリムラマンネングサ。まぁ、一般にセダムって呼ばれてるやつ。ウチにも生えてる。
頑張れ。


と、まぁ、コマゴマとした部分にも注目してみました。

で、最後に気になったもの。

このクスノキの樹齢は人工大地と比例しているのだろうか。



さてさて、次回は晴天の時にお邪魔したいものです。


ではでは、次の報告をお楽しみに~~~。 ( ← いったい何人が興味があったのか……。まぁ、いいや)


































































人工土地 @坂出市 (その3)

2016-06-01 20:37:53 | 路上観察


細い階段を上がる。

天空のラピリンズは市営住宅だった。現在も住民がいらっしゃるので見学には配慮が必要ですな。


図によると区画は合理性よりも緩やかな繋がりを意識した配置を感じる。単純な整列ではなく、あえて曲がったり遮られたりしながら次々と風景が変わる仕掛けである。適度に視線を遮りつつ人と出会う街。いいなぁ。

コンクリートの重量感とソリッド感が堪らん。今のビル建築なら表面にタイルを化粧貼りするのだろうが、コンクリートにペンキである。実に潔い。

入り組んだ直線の構成は大好物である。

間のとり方や庇もクール。


そして、いきなり現れる家庭菜園。

上層で土を見ることを想定していなかったので軽い違和感ながら安堵感も得る。ここは生活の場と再認識。

敷地の端に、ステキなテラスハウスが見えてきた。全戸南向きの優良物件だなぁ。空に伸びていく階段。

場所的に、市民ホールの上になる。


おぉぅ、勾配がまさにホールの天井なのだろう。
コンクリート打ちっ放しに映えるお社と自動販売機の赤。なんだかクールなCMが撮れる気がするな。まったく予定は無いけど。( ←誰の、何の?)

頂上まで一気に続く直線の階段が街の印象をすっきりさせている。

バルコニーとかどうなってるのだろうか? 
階段を上ればすぐに判るけれど、雨が強くなってきたので、その見学は次回の楽しみにしておこう。

植栽のある広場側から見るとホール側面がよく判る。

補色関係が嫌味にならないカラーリングも好ましい。ややファンシー趣味だけど。

南西に向かうと、急に広場が現れた。

ちょっとしたイベントには充分なスペース。かつてはここで夕涼みや盆踊りぐらいは出来たかもしれない。雨の為、讃岐富士が見えるのかは不明。
しかし、このコンクリートに降る夏の夕立を想像すると……。立ち上がる熱気と匂いが……昭和だわ。

集会所も。

ココハ、ニホンデスカ? 「ヨーロッパの街角」と言われても違和感がない。そうか、電線がないからだ!

住人の人数に事足りる自転車置き場が好ましい。

ん? ここは最上階だぞ? なんと玄関先まで自転車で来れるのかっ! オシャレ。

アーケードの上は一直線な通路になっていた。


しかし、見る向きを変えるとパティオがあり、植栽に生活感を感じる。

大事にしているであろうバラなどが香気を漂わせている。

ドアなどがカスタマイズされた物件も見かけた。

2階にもテナントがあったのかな。


しかし、空き部屋もそれなりに目立つ。

蔓の伸び具合から、随分と放置されているのかも知れない。

おまけに、老朽化も否めない。


しかし、錆止めすらデザインに見えるのは『場の力』だな。


空き部屋事情を調べてみると、1戸あたりの床面積の狭さと風呂がない事にあるらしい。戦後は銭湯で間に合ったのだろうが。
近年は2戸をぶち抜いて床面積を広げ、キッチン・風呂・トイレなどを備えているらしい。
また、エレベーターがないので高齢者は大変。特にあの一直線な階段は想像に容易い。

現代の住居としてはマイナス面もあるけれど、仕事やクリエイトの場としてはかなり可能性を感じる。
「仮に、ここを再開発するなら……」と思って見ると魅力が一杯だ。

アートや工芸などのアトリエとギャラリー。
ビジネスのSOHO基地。
ブランドのテナント発信の集合場所。
グルメ街も良いか。
茶室もありだなぁ。
上層ならライブも可。
コンサートならすぐ下にホールもあるし。
パンクールの大会も出来そう。

エレベーターがなくても一応のバリアフリーは達成しているので、搬入もまぁまぁ大丈夫そう。
インキュベーションする場としては、適度なクローズ感と人との交流が生まれて楽しそうだ。

これが、人口の多い都会であったら簡単にデベロッパーが付くだろう。
しかし、このローカルだからこそ活かせる使い道はある筈。坂出市役所のセンスと力量が試されるでしょうねぇ。このまま廃墟化して壊すのは勿体無い。


う~~む、自分の仕事が場に縛られないものだったら……。
いやいや、今はオノボリサン目線なので、実際に住んでみないと判らない事も多いのだろう。


さて、次回は~~~~。物件のコマゴマした部分を見ていきましょう。

ではでは。(*^o^*)/






















人工土地 @坂出市 (その2)

2016-05-31 12:26:56 | 路上観察


さぁ、『人工土地』の上層への入り口を探そう。
路面レベル(1F)はテナントや市民ホールが入っている。土地の中央を貫く形でアーケードも見えるが……、

「暗い……」

昼なお暗く、人通りにない空間へは女子は入れないだろうな。

市民会館まで戻ると、細い階段が見えた。

傘の幅もない細さ。この不便さこそが建築とのフィジカルな対話である。
細さと急勾配。

ムムム。カッコイイぞ! \( ゜∀゜ )/ 

 
側壁は、カワイイ。いや、カワイイというか懐かしいな。

70年代の公園テイストである。コンクリートのレリーフと安っぽいペンキが懐かしさを呼び起こす。生活感を感じさせる脈絡のないモチーフ。
勝手な想像であるけれど「行政側から親和性の提案がなされたに違いない。建築家が妥協した部分かもね」と偏見込みで一瞥する。
おっと悪口はいけないな。

ウン、カワイイ、カワイイ、はいはい……。 (´・_・`)


コンクリート路盤の切れ目を見つけた。


建物の色もあえての異なり具合。


仰角な方向に住宅が見える。

曇天にライトブルーのグラデーション、剥き出しのコンクリートとの色のコントラスト。
殊更に路盤に乗っている事を意識させる。


さぁ、ラピリンズか、ダンジョンか……扉は開かれた。 ( ← いや、もともと開いてるし)


次回に続く。( 盛り上がって参りました!! ……よねぇ? )







人工土地 @坂出市 (その1)

2016-05-30 12:29:07 | 路上観察


坂出市の『かまどホール』での若手備前焼作家12人による『備前焼作陶展』は昨日終了致しました。
下北沢の『織部下北沢店』でのビールが二味ちがうビアカップ『世界啤酒杯2016』は昨日終了致しました。

共にご高覧、お買い上げ有難う御座いました。
新しい出会いや新しい気付きを得る事が出来、今後とも益々精進する所存で御座います。

さて、坂出市の方は会期中、数回足を運びました。
行くたびに新しい出会い(うどん店)や新しい気付き(うどんメニュー)を得る事が出来、今後とも益々(うどん店開拓に)精進する所存で御座います。


さて、坂出市でありますが、以前から行きたかった場所があります。
内容は街に出た時の案件ですので、路上観察ですが今回はデカイです。

それは『人工土地』です。

建築や路上観察にご興味ない方からは「?」で御座いましょう。実際に、ご当地の讃岐ガールにお伺いすると「知らない」とのお答えでした。さもありなん。


行ったのは昨日。雨ではありましたが、展覧会最終日でもあり強引に挙行しました。
場所は駅の北側すぐ。行きつけのうどん屋さんの蕎麦、側です。うどんを頂いた後に散歩がてら、ゆるりと赴き……いや、小雨だったので駆け足~~~。


石碑を発見。墨痕?鮮やかな『人工土地』の文字。間違いなくこの場所。ワクワクしますね。

「あぁ、やっと、来れた」ので感慨深く。ただ、雨は避けたい。

市民ホールがあります。

昔、バイトの関係で全国の多くの市民会館やホールは行っていますが、たぶん未訪問だと思います。

こじんまりした市民ホールです。



さて、『人工土地』の石碑を見つけたので、そこを起点に周辺散策。

よくある形式。1階部分がテナントで上が住居のコンクリート建築ですね。


歩道も商業施設的な香り。諸般の都合で掃除まで手が回らないのか寂寥感さえ漂っています。


南側の街路樹は背が高く、2階の木漏れ日は気持ち良さそう。


さぁ、現代の視点からするとどこでもある風景です。

これが『人工土地』と言われる所以は、ひとつの複合施設ではなくてコンクリートで人工の巨大な路盤が作られ、その上に住宅が乗っている事にあります。人工路盤の下(1階)に市民ホール、駐車場、テナントがある構造です。

いやぁ、ワクワクしますねっ!( ← 2回目)

といっても、まだまだピンと来ない方も多いかと。そりゃそうでしょう。見た目、よくある雰囲気ですから。


しかし、「これは我が国の最初で最後の実験的空間」といえば、ちょっと「おぉ~~!」となる? (ならない? まぁ、最後でもないんだけど)


では、経緯を。

戦後の復興期に駅周辺の再開発が全国で言われるようになりました。古い民家や狭い道を再開発する必要に迫られた時期です。
しかし、既得権益としてある個人の土地の買収は難しく、「じゃぁ、地面そのものじゃなくて空中に土地をつくれば良いじゃん」という発想が出てきました。
つまり、「未来都市の在り方として、地上は交通機関が通り、人は空中に住み、空中を交通事故もなく安全に歩き、ゆったり交歓するスペースが空中に確保される街を作ろう」という趣旨です。
そして、「建物は必要に応じて建て替えられるように、人工の土地と一体化せずにセパレートして乗せておこう」と考えられました。

(皆様、退屈してません?)

これは『メタボリズム』という1960~70年代におきた建築ムーブメントです。(メタボは新陳代謝の意)
建築や都市を生物(細胞・セル)になぞらえ、変化しない骨格と更新可能な部分に分けて構築するという考え方です。
日本では、黒川紀章氏の『中銀カプセルタワービル(1972)』が有名どころ。各部屋がユニット構成で取替え可能という建築です。

そして、この場所こそが、西日本で唯一建設され現存している『人工土地』であり、メタボリズムの象徴的存在なのです。


後年、人工土地の考え方は一体型のタワービルに取って代わられ無くなります。日本では耐震などを考えるとさもありなん、です。
なので、よくある風景と同一視しがちですが『人口土地』とは、かくも独特なものなのです。


さぁ、俄然、興味深くなりましたよね? (同意、期待してます)


いやはや、素晴らしいです。
いやぁ、ワクワクしますねっ! ( ← 3回目)


それにしても、なかなか伺えず4年目にして初訪問。

期待感一杯で入り口を探しました。



さあ、続きは次回へ~~~。(ワクワクしますが焦らないで。「まだ慌てる時間じゃない」って)






































路上観察 @倉敷

2016-05-10 12:03:19 | 路上観察


街に出掛けた時に付き物なのが趣味の『路上観察』です。
倉敷美観地区は何度も通っているので最早「調査済み!」と思っていましたが、実はまだまだでした。
それに倉敷は観光地特有の店舗工事が多いエリアでもあり、必然的にトマソン物件や路上観察の対象物が多く出現します。

よく行くラーメン屋さんの店舗が、かなり狭小物件であることも確認出来ましたし。

路上観察とは関係ありませんが、ここの替え玉は無料かつ丁寧なのがポイント高くて……つい撮影。ちなみにこれまで全メニューを試しましたが、ノーマルなのが一番美味しい。


さて、いつも歩いている道でさえ新たな発見がありました。


『成長するイケズ石』
イケズ石とは、車両や人に対して私有地への立ち入り注意を促すものであるけれど、まぁまぁ悪意を感じなくもない。
もっともイケズ(関西弁で「意地悪」の意)とはいえ、石敢當(いしがんどう)とも言って魔除け石の場合もありますが。
セメントの色の違いから、時期をずらして上部に積み増しされたものと見受ける。今後、更なる成長があるのか見守りたいところ。



『音羽の滝 ~ 単体バージョン ~』
まさにギャラリー前の道なのに、何故、気付かなかった! 
水量は未確認ながら雨の日限定の趣きである。


他にもありましたが、よく通る場所での見逃し例として2例をご紹介です。(←需要は不明)


今回はギャラリーからあまり出なかったので、大発見はありませんでした。

次回ガンバロ~~っ。 (←何か間違っている)




















路上観察 キャッチコピー

2016-03-29 19:11:11 | 路上観察


小生の趣味のひとつが『路上観察』なのですが、過日見かけたキャッチコピーがなかなか意味不明で興味をそそられました。


ここのところフェミニストという言葉を聞く事が少なくなったかわりに、『女子なんちゃら』という言葉が増えたような気がします。
女子会、女子力、女子トーク……、ん~~~、アレ? そうでもないか?
ある年齢以上の女性から発せられる「女子」という言葉が印象深いだけかな。いや、違和感とかそういうのじゃ……(以下、自主規制)


文部科学大臣の諮問機関である国語審議会では『女子』の定義を「22歳以下の女を指す」としているらしい。
という事で、23歳以上の女性の集まりは『女子会』ではなく……『婦人会』……くぁwせdrftgyふじこlp;……ゴニョゴニョ (以下、自主規制)

まぁ、お姉さんもお姐さんも皆、発音上は「おねえさん」なので……なので、なので特に意見は御座いません。
少年の定義はいろいろであるし、ヤキモノ屋なんて50歳までは若手ですから。重ね重ね特に意見は御座いません。

あっ、そもそも女子会じゃなくて『女史会』だったのかも知れな……くぁwせdrftgyふじこlp;……ゴニョゴニョ (以下、自主規制)


で!! 

話を戻しまして、見かけたキャッチコピーの件。

ここに書いてある『女子力』の定義とは何ぞや? という素朴な疑問でして……。
ひとまず「赤身肉が健康に良いらしい」という事は承った。しかし、その前提が判らないので腑に落ちませんが。


別件。

女子力とはちょっと違いますが、コメントやレポートでしばしば見かける「このサイズは女性には嬉しいですね」とか「この控えめな甘さは女性は大好きですね」とか「しつこくなくって女性向きです」などは、割とセクハラ発言だと思っています。
『ベタ甘ギトギト大盛り大好き』な女性っているでしょ。「らしさ」の強要は良くないな。
フェミニスト女史の皆様に置かれましては、今の攻めどころはその辺りではないでしょうか?


という事で、しばし『女子力の定義』について考えて見たいと思います。( ← ホントは考える気ナシ)



_________

【補足】
小生は社会科学系の学部卒ですが、『科学的であること』の姿勢・手順・証明は常に要求されてきました。社会科学は自然科学以上にここに対する意識が重要です。ややもすれば都合良く我田引水した作文が出来るので。
主に科学性は統計的手法で担保しますが、文章上であっても相関・有意差・暗数に関しては、若干過敏な受け止め方をする癖がついています。それ故、こういう「さもありなんでしょ?」という押し付けには反発心と闘争心に火が着きます。
占い、血液型、心理テストと称する心理ゲーム……も然り。いや、なんだかホントは文系の癖にゴメンナサイ。 m(_ _)m

まっ、良い子は、素直に楽しんで頂きたいと思います。(*^ー')b


















東京出張 番外編

2015-11-08 17:01:06 | 路上観察


東京シリーズ(?)もこれにて終了と致します。「どんだけオノボリさんやねん!」というツッコミはスルー致しまして……。
締めは感動したものを。トマソン物件と食です。( ← ライフワークですな)


方角の見当だけをつけて新宿を歩いていた時に、目の前に数段の小さな階段が現れた。
「しゃーねぇな」と上がった。途端にすぐに下る。

「イマノハ、ナンダ?」 ゾワゾワした違和感があって振り返った。


純粋階段!!  ……( ̄□ ̄;)!! 


視覚情報よりも体験が先に来るという感動的な出会い方でした。すぐに人波を避けて壁に張り付くようにして、マジマジと鑑賞する。
ぬぉぉ~~。感激じゃぁ~~~。
しかし、眺めているうちに「何だかわざわざ作ったっぽいなぁ」という疑念が湧き上がる。
こやつは、フェイクなトマソンかも知れぬ。佇まいがあざとい。

この翌日、赤瀬川原平氏の『大日本零円札(本物)』と思いがけず出会った。偽札風作品でタイトルが『本物』である。
これらの事から、「フェイクとは、本物とは何か?」というお題に行き当たるが、勿論、それ以上は何も考えていない。


さて、もうひとつ。

下北沢で行列の出来るカキ氷屋さんにご案内頂きました。
お茶舗がされるカキ氷で、過日の横浜『へ茶』会場でもされていましたが頂けず心残りでした。その話をすると特別に『へ茶』バージョンで出して頂きました。『横浜の仇を東京で討つ』第2弾でした。

甘くない抹茶ムースと餡子とを交互に食べると、めちゃ旨っ!! 
かき氷なのに「何服頂いたかなぁ」という抹茶を頂いた錯覚に陥ります。
流石にお茶屋さん。お茶の楽しみ方としては未体験かつ大満足。行列できるはずです。良いなぁ。

下北沢は下町っぷりが育った街にも似ていて良かった。多分、坂と商店街の雰囲気なんだろう。これで海が近ければ最高だわ。


さてさて、これで長い長い出張顛末記はオシマイです。ご高覧に感謝。m(_ _)m


さぁ、まだまだ色々イベントや展覧会が続きます。ガンバロー。(*^o^*)/

















路上観察 @和気町

2015-10-22 18:59:30 | 路上観察


先日、我が町内(といっても車で15分ほど離れた場所)でクラフト&産直市的なお祭りがありました。
「商店街の空き店舗や空き地を利用して町に人を呼ぼう」的なイベント。いろいろツッコミどころ満載の企画でした。(´・_・`)


一応、目玉は『旧大國家住宅(きゅうおおくにけじゅうたく)』だそうで、初めて行きました。
いわゆる田舎の旧家です。このあたりは旧山陽道から離れる為、武士階級の方々は本陣代わりの宿として利用し、ここから池田藩墓所や閑谷学校視察などに出向いたようです。

その名残として、家の真ん中に茶室があったり、


池に張り出す風雅な広縁があったりします。


しかし、裏に回ると……。┐('~`;)┌

古いのではなく既にボロい。修復費が無いので、基本放置状態だそうです。草刈はしてましたが。
屋根ワラは角が丸くなり、本瓦の隙間から植物がアレコレと。おそらく雨漏りし放題でしょうな。大きな土間や下屋は見ていると危険さえ感じるレベルでした。

総じて国指定である事が、色々な面でアダになっている気がしました。


さて、充分に堪能した後に、おまつりエリアへ。
アート作品と称する敬老会、婦人会、孤高の趣味人の力作がずらり。その隙間に展示されている知り合いの面々へご挨拶を兼ねてウロウロ。
展示場で、お行儀が宜しくないお年寄りをやんわりと叱責せねばならない緊急事案もありましたが、基本、和やかな雰囲気でした。まぁ、和やか過ぎて身内以外のお客さん動員数が定かでは御座いませんが。


さておき、我が町内とはいえ歩いた事がないエリアなので、これまた『路上観察ネタ』の宝庫でした。

以下、ご報告。


『VIP対応なカラオケ屋』

「閉まっていても営業してる」けれど「予約しろ」というカラオケ屋さん。呑んでいてカラオケがしたくなっても夕方6時までに予約しないとダメ。むしろ呑む前から歌う気マンマンな人は予約して下さい。そんな人は知らないけど。
お客さんがVIP扱いされるのではなく、店主がVIP。


『過保護なガス管』

よほど大事なのでしょう。金属の縁飾り付き。ガス管の足元にはイケズ石まで置いてあります。


『親切な電線』

「触るな危険」をその造形で端的に示している秀逸なデザイン。オーラさえ感じる。


『常温氷柱』

外壁の吹きつけ施工時に作り出したツララと思われる。かつては超絶技巧な鏝絵が職人の腕の見せ所であったが、現代版『伊豆の長八』として超絶リアル氷柱を目指したのであろうか?
夏でも溶けずに涼感を誘うという洒落がステキ。


『正方形の駐車場』

ほぼ正方形な区画の駐車場。『駐車場は長方形であるべき』という合理性の名のもとでの思い込みに、一石を投じるアンチテーゼにドキッとさせられた。


いやはや、『アート作品』を横目に路上観察しただけでこれほどの成果があるとは! レベル高し!
丁寧に見ていけばまだまだある気がします。恐るべし我が町内です。


ひとまず、最近の成果としてのご報告でした。 (← ニーズはあるのか……)














路上観察 @横浜 @倉敷

2015-10-06 10:44:15 | 路上観察


倉敷でのグループ展『けらもす6.0~倉敷deびぜんやきマルシェ』が終了し、現在は、ヤレヤレなところ心情であります。
多くのご来場の皆様、有難う御座居ました。また来年。たぶん。

特に今回は……ねぇ、備前焼ガチャが……。『10人目のけらもす』の登場でしたな。
しかし、間もなく備前焼まつりも来るなぁ。モノが無いねぇ。どうしよう……。作る? 窯焚く? いやぁ……。


さて、お出掛けした時のお決まりは路上観察である。その報告。需要の有無は無視しての報告で御座います。


まずは横浜。
横浜ではあまりウロウロしなかった。自主的なソロ深夜パトロールを1度のみ。その為、路上観察にもさほど成果はなかった。
既に酔っ払っていたので、場末やら裏路地に入り込むのは避けた。トラブル回避の大人な対応ですな。キリッ。
そもそも都市型観光地には食指の動く物件は少ない。どちらかといえば、建材断面の化石の方が成果があったりするが、既にそういう建物は閉まっている。

成果無くヨロヨロ(疲れではなく酔っ払って)宿泊先に戻る。その玄関先で、ニョロニョロの大群を発見!


う~~ん、車止め? それにしても数が多過ぎやしないか?
ウ~~ン、ヨッパライスギタカ? 沢山に見えるぞ。
フラフラ、ヨロヨロとその場で酔っ払いステップを踏みながら撮影する。あとで見返すとピンボケ写真多数……。さもありなん。
題して、『ニョロニョロの兵馬俑』としておこう。


翌日はギロッポンへ。つか、健全なお昼間に行ったので、普通に六本木ね。

歩き疲れて休憩したカフェの店先。配電盤のくっついた大木。「お前も大変だな……」と見ていたけれど、俄かに思い至る。

これは『二宮金次郎へのオマージュ』であろう。
燃料の薪ではなく電力を背負わされて、人々を見守り木陰を提供している『ながら族』。(←死語)


帰宅して、すぐに倉敷の会場入り。正確には帰宅せずに直接倉敷だったが。

これは既にお馴染みの『カメレオン電柱』

赤いペンキが秋空に映える。違っ、「赤レンガとの親和性が良いですね(棒読み)」

裏通りでは、良い雰囲気の野地板を見つけた。風雨に晒された味わい。


正直、これ欲しいわ。


見飽きないテクスチャーです。『建築の積層』と言ったところでしょうか。
持ち主は敢えて放置しているのかしら……。


今回はトマソン物件の発見はありませんでしたが、個人的に好きなモノには出会えたので良かったなぁ。


完全に個人的嗜好なので共感は頂けないかとも思いますが……まぁ、そういう事ですよ。ハイ。オシマイ。m(_ _)m