備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

GWの神戸

2012-04-30 20:10:26 | 料理・食材


グループ展の搬出で芦屋へ。

帰路にお昼になったこともあって神戸でランチとなりました。「さて、男3人で何処に行こうか」と。
車なので呑めないし、デートでもないし、「普段食べないものが良いな」という事もありつつ……しばし思案。
アレコレ思い浮かべるも、学生時代の馴染み(=ディープスポット)しか出てこない。

そこで、畏友F氏に電話しておススメを訊く。
駐車する予定地など条件を伝えるとセレクト完了。流石に住んでいるだけあって要望にドンピシャリ。(アリガト!)


で、本日のお昼はベトナム料理屋さんとなりました。

頂いたのは『鶏と野菜入りフォー』と『エビの生春巻き』のランチメニュー。まずは定番で試したいですから。
(ランチは、5種類のフォーと6種類の一品からセレクトするスタイル)

全体の雰囲気としてはスパイスを調整して食べやすくしてありました。
スープの塩味が程よく、レモンと香菜を入れると爽やかな酸味が引き立ち、フォーのツルツル感とマッチします。
個人的には、これに辛味を加えてエビを少しと(香菜好きなので)香菜山盛りでも良かったぐらいですが、一杯のバランスで言えば丁度良い加減でした。ラーメンの味の強さに疲れを覚えるお年頃としては抜群です。
生春巻きはタレが少し甘目ながらもしつこさが無く、具の素材の味わいが立っていました。妙に味が濃いとビールで流し込みたくなるのですが、これはランチの一品としては好ましかったです。
アラカルトも楽しそうでした。

「こんな店が岡山にあればなぁ……」としみじみ。


GW中の神戸に突入したのですが、案外、人が少なく感じました。道も駐車場も空いていましたし。
南京町も通り抜けましたが、例の豚まん屋さんの行列も短めでした。
(ただ、年々歩きにくくなるな、あの通りは。屋台とか呼び込みとか……。)


さてさて、気分転換も出来ましたし。明日から仕事せななぁ~。

GWの配達

2012-04-28 21:06:00 | 陶芸


世間はGW始まりなのですな。

本日は配達で倉敷へ。
で、この時期に観光地に車で乗り付けるからにはそれなりに予防線も張って、朝9:00には倉敷に居りました。
倉敷駅の北側(某アウトレットモール)営業開始時間とほぼ同時にパーキングに入れる。小生はそこから歩いて美観地区へ。
家族はそのまま~~どっかに行きました。


美観地区まで商店街を歩くと、幟やら案内板があって観光地特有のテカテカした商魂が垣間見える訳で……。
そういうものを見るのも疲れるので、一本裏道を野良猫(?)と歩いてみたり。裏側に現れた地元の方々の日常の想いなんぞに感じ入りつつ。

やはり海鼠壁や漆喰の素材感に目が行きます。もっとも観光目的ではないのでサッサと歩いて横目で鑑賞。
『いけず石』にも風情があります。



ヤレた感じがなかなか。。
錆びた雨樋、木目が浮いた板塀、木節のリズム感、洗われたセメント……時間経過から生まれる表情。
いけず石の『はつり具合』から石頭(せっとう)とノミの音が聞こえてくるようです。
「萌え~~」ですな。

裏道では、一眼レフを持ったカメラ女子達とも沢山すれ違いました。
興味をひかれたのは、カメラ女子2人プラス男子1人の組み合わせが多いこと!
でも特にその男子がモテている感じに見えないのが(失礼!)、小生としてはツボでありました。ガンバレ若者。
あとファッションが、フワフワ空気感スカートとかカントリー調ベストというのも決まりなのかな? まぁ、戦場風は無いとしても。

いや……別に良いんですけどね。オイチャンの一人歩きの感想なんぞ。


帰りは人通りのある道にも回ってみましたが、GW初日の午前中は移動日なのか観光客は少なく感じました。
お堀沿いに並ぶ露天アクセサリー屋さんも油売ってるような按配。
ギャラリー数箇所ご挨拶まわりしつつ、鞄を物色。(ピンと来るものが無いなぁ)


で、最終的に小生の本日の獲得物はメガネでした。乱視の矯正度数を上げたのでお出かけ又は運転用かな。
「あと仕事用とサングラスが欲しいなぁ」と、にわかにメガネ男子化しています。
それにしても最近のはデザインは細い。なんか視界がチマチマしてて……。軽いのは良いけどねぇ。


さて、家族の皆様は……、何だか大荷物になってるんですけど……。(あえて触れまい)




復活した。今日は祭じゃ~~~~!!

2012-04-20 14:25:41 | Weblog
やきもん屋の仕事場は水が多い。粘土を作る為の水槽、手を洗う為のバケツ、ロクロ座にあるオカマちゃん、洗い場の流しなど。
そして仕事場には電話もある。今日の事なのでコードレスの子機。

ロクロ中に電話が鳴るとする。大急ぎで泥まみれの手をキレイにしなければ子機に触れない。呼び出し音が終わるのと受話器を上げるのとどちらが早いか……。聞こえることは無いのに「待って~~」っと言い、同時に心の中でコール数をカウントし、必要最小限の指先3本(左手2本、右手1本)だけを拭って電話に出る。
いざ電話に出ればそんな大騒ぎを押し殺して、落ち着いて御挨拶。あとは喋りながら片手づつゆっくりと手近な雑巾で拭う。余裕があれば水道を捻って片手づつ洗う事だってある。メモの必要が出来た場合にも備えてね。
まっ、これが電話が鳴ったときの常です。


で、既に危険な要素は十分にあったんだよな……。あれはいつだったか……。

いつも通り大慌てで電話に出ようとする。左手2本スタイルはいつも通り。摘み上げた次の瞬間、世界がスローモーションになった。
手にあるはずの電話が落下していく。その先にはバケツが……。「ギャーー」という叫び声のなんと無駄な事。「間違いであって欲しい」という願いと裏腹に、見事に盛大な水しぶきをあげてダイブ!
気のせいかも知れないけれど、水のクラウンだって見えたさ。

即座にバケツから引き上げると子機から水が「ザァー」っと出る。滝か? 液晶が浸水で真っ黒になりつつある。電話を掛けてくれた人には申し訳ないが、その瞬間から子機を如何に助けるかが大至急の事態となった。(ところで誰からやったんかな?)

冷静に事態を分析し(ウソ。大慌てで)電池を外す。
バケツの底が泥漿だったのが幸いしたのか、日本のプロダクト技術が良いのか、内部への浸水は少ないようだ。汚れた内側を流水で静かに洗う。基盤も洗った。その後、仕事場の陽のあたる場所に放置。しっかりと乾かす。

……で、一ヶ月ぐらい経ったかな。
仕事場に電話がない事に馴れてきていたんだけど、本日思い切って電池を入れてみました。(幾らなんでも乾いているはずだけど、ちょっとビビりながら)
ちなみに、同じモノが買えるのかメーカーに問い合わせたところ「15,750円となります」とクールに言われていました。(高いわっ!)

電池を入れる……液晶点灯、通話音あり。


なんとっ! 復活した。今日は祭じゃ~~~~!! 
良かった~! めでたいっ! 乾杯せな~~。(たぶん今日の運は15,000円分使ったな)


尚、細君への『子機水没事故の報告』(自首)は、子機買い増しが決定してからと思っておりましたので、この復活をもって事故そのものが消滅したものと見なします。テヘッ。( ̄ε ̄*)~♪






『カツカレーうどん』の逡巡

2012-04-17 16:21:37 | 料理・食材


自宅にあって「カレーライスの翌日にカレーうどんが定番」というのは関西圏の事らしい。(最近知った)
当たり前と思っていたので、「そうでない」と知った時は些か驚愕の思いであった。
「うどんにせな、鍋洗うのんヤヤコシイやん」とも思うのだが。

で、カレーうどんであるけれど、出汁の状態で大別して2種類ある。

ひとつは『全体タイプ』である。
カレーのルー自体を水なり出汁で伸ばして、全体をカレー味の出汁にする。家庭でよく見られるけれど、鍋を洗う準備段階としては理にかなっている。
また、専門店で見られる場合、若干トロミのある専用の出汁がある場合も少なくない。蕎麦屋のカレーとかは独特ですな。

もうひとつは『後掛けタイプ』である。
普通のうどんにカレーを掛けてあり、食べるにつれて出汁に溶きながら頂く。学食や立ち喰い屋でよく見られるタイプ。専用の出汁を作らずともメニューが増やせるというお店の都合か。カレーライスの鍋からチョイっと掬われる事が多いかな。

で、実際どちらが好みかというと……『後掛けタイプ』である。出汁の香りが断然良く、かつスパイシーさも残っているので。
ただ『全体タイプ』も家庭の味として捨てがたいので、作るときは気分次第でどちらか。
このあたりは細君も関西人なので理解がある。(というか、作る前に協議する必要もあるが)

まぁ、ここまではカレーうどんの出汁の状態の事なので何も問題はない。


さて、問題は昨日『カツカレーライス』であったところから始まる。
カレーもあるし、トンカツもある。カレーライスの翌日はうどんであるからして……定石からすれば『カツカレーうどん』となるであろう。

が、『カツカレーうどん』はメニューとして有りか無しか……。

サクサク衣が出汁を吸って、カツが溺れるだろう……。しかし、天麩羅が入るのと同じ事か。
うどんに豚というのは……。肉うどんの肉違いなだけ。

カレーうどんに、トンカツを入れるべきか入れないべきか一瞬の逡巡があった。


素早く脳内で各情報を整理(というか、単なる腹減りの本能)の結果。
「カツ丼というものがある。(岡山のデミカツ丼でなく)出汁でカツを半身浴で煮て卵でとじる。なのでカツが出汁に浸るのは許されるだろう。一方、カツにカレーが掛かるのも、うどんにカレーが掛かるのも既にメニューとしてある。さすれば、『出汁に浸かったカツが乗ったカレーうどん』はOKである」

という事で、本日の昼ご飯は『カツカレーうどん』である。


最後に青物として「出汁+カツに敬意を表してミツバであるべきか、カレーうどんとしてネギとすべきか」は迷ったけれどワケギとなりました。理由は目の前に生えてたから。


いやはや誠に、いじましい話である。


が、高校生の時に遭遇した『コロッケそば(@三ノ宮高架下)』の衝撃から比べれば何と言うこともない。

記憶によれば……、
トッピングされたコロッケが出汁を吸い自然崩壊しながら溶けて、蕎麦の隙間から丼の底へと陥落していく。次第に芋のトロミを増していく出汁と蕎麦との味が乖離するのを一箸毎に強くなるのを感じる。そして、蕎麦がなくなった後、もはや掬えない状態の沈殿物を啜るにしては粉っぽく、和風ポタージュと思ってみたところで味のピントが無さ過ぎて、持て余したそれを意味も無く端先でかき混ぜてみるけれど、時間だけが過ぎていく。その哀愁……。「最初から別々にあれば良かったものを……」と思いつつ暖簾をくぐり、街の外気を胸に満たしても後悔だけが残る。

……ってぇ、ぐらい衝撃だったんだよなぁ~。なので、溶ける系は要注意。

あぁ、ますます、いじましき哉。


え~~と、ですね。
『カツカレーうどん(全体タイプ)』ですが普通に美味しゅう御座いました。

「メシは頭でなくて腹で喰え!」なのだ。 否!『考えるな、感じろ』か。 ガハハ。




春もたけなわ

2012-04-12 12:53:13 | Weblog
春もたけなわ。

子供たちも新学期が始まって緊張しながらも張り切っていて、今は少しお疲れが見え始めた頃。
家に帰ってくるとグッタリしています。「まぁ、そんなもんか」と経験者目線で生温く見守る。


昨日は『岡山から被災地へ手仕事を届ける会』の実行委員会会議がありました。過日行った我が町内にある『原発避難者のシェアハウス』での活動報告から始まり、諸々の予定などを話し合いました。2年目となるので活動にも変化の兆しが出てきています。ワークショップなどの要望もあります。
個人的にこの会ではジャンルの違う作家さんとの交流を通して学ぶ部分も多く、昨日も気持ち新たに致しました。

朝、その関係で外出した折に通りがかった場所。地名もズバリ『桜ヶ丘』という所が絶景でした。


大きな池が眼下に広がり、高台からの丘陵に桜が点在しています。ところどころにレンギョウも残り近くの電線でツバメがお喋り。よく降った雨もすっかり大気の汚れを落として「満喫すべし春!」の風情です。
まぁ、花粉も飛んでいるんでしょうがねぇ。(個人的に春は関係無し)


さて、今日は天気も良いので外仕事をガシガシと片付けて、……あっ、夜にまた所用アリぢゃ!


虫も蟲も出てくる春なれど、時、同じくして小生もウロウロ。

グループ展 @芦屋

2012-04-11 09:06:00 | 展覧会・ご案内
始まっています。
知り合いのご縁をお互いに繋いだ結果できた展覧会。

ちょっとロングランです。サクラの頃からアヤメの頃まで。
今は芦屋川沿いのサクラも見頃でしょうか。

お隣が『いかり』さんなので、デリカデッセンやらパンやらワインやらを買って花でも愛でつつ……。
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会場:ART SPACE 高瀬船 
日時:4/7(土)~29(日)10:30~18:00

アクセス:芦屋市岩園町1-24 (いかりスーパー東隣)
     (tel 0797-69-7337)   
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お時間が御座いましたら是非。



搬入前夜

2012-04-05 19:34:39 | Weblog
明日搬入のモノがやっと出揃った。
『出来る人』と『出来ない人』の違いは時間の使い方に出るけれど、今のこの後手後手なスケジュールは良くないパターンに陥ってるなぁ~~。
時間に追われていて足元がグスグス。今日も5件の用事をまとめて外出したものの、忘れ物が1件あったし。
どこかで一旦、リセットして落ち着きたいけれど、基本イケイケドンドンの家系なので……。

あれだ! 止まったら死んじゃうんだ。きっと。回遊魚タイプなんだな。うん。

で、明日は芦屋に出没して日帰りの予定。
年明けに京都、先日は神戸。最近は関西圏を回遊中。


今回はグループ展の為。結構会期が長いです。

・・・・・・・・・・・・
場所:ART SPACE 高瀬船 
日時:4/7(土)~29(日)10:30~18:00

アクセス:芦屋市岩園町1-24 (いかりスーパー東隣)
     (tel 0797-69-7337)   
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搬入は備前から出品するメンバーで乗り合わせて……珍道中になるかな?
帰ってきたら、窯焚き手伝いが待っています。
その一方で、青備前の段取りをしないと……。夏がヤバイ。

とりあえず、今日は梱包して明日の朝に備えなきゃ。


こういう時に言うんだ。「貧乏暇無し」って。


「出来ない人だから貧乏」というのは必要充分条件だな。


アンケート集計

2012-04-03 12:16:51 | 陶芸
過日、開催されていた備前陶心会展には大勢の方のお越しがありました。
御高覧有難う御座居ました。

さて、会場では「抽選で記念品が当たるかも」という事でアンケートに御協力頂いております。
会場での感想や御意見をお伺いする為のものです。
このアンケート結果をまとめるのが小生のお仕事でありまして……春休みの子供達を動員して取りまとめました。

その設問の中で会員の関心事のひとつに『みなさまの選ぶ陶心会賞』があります。
お客さんのお気に入り作品の作家名を書いていただき、得票数が一番多い人が受賞します。
で、その結果は近日中に開かれる臨時総会で結果発表をしますが、勿論、現在、誰が受賞するのかは小生だけしか知りません。
映画のアカデミー賞の受賞結果を取りまとめた人のドキドキ感もかくの如く! (の数万分の一程度です)

また、得票の上位10名に入った作家から、アンケート協力者に抽選で記念品が贈られます。


会員の皆より先にアンケートを読む機会となりましたので、ゆっくりと読ませていただきました。
お客さんからの『テーマ募集』には、震災を受けてからの内容も多く見られました。
御協力有難う御座居ました。m(_ _)m

因みに小生作には「キャプションに惹かれた」との感想も重複して頂いております。
まぁ、狙い通り伝わったという事で……。
あ~~良かった。


さて、総会が近いのでそろそろ総務さんへ連絡せねば。機密文書扱いで。


春休みの遠足

2012-04-02 12:50:39 | Weblog
所用があって神戸へ。
『夕方出発・翌夕帰宅』の24時間ミッション。窯焚きや展覧会の間隙を縫うスケジュールでもあります。


今春、進学が決まった子供達やその他諸々あって親族集まっての『お祝いの会』。
銘々のお膳に料理が運ばれ静かに始まったけれど、途中で重そうな『しゃぶしゃぶ』の鍋が鎮座した。ここからが本番らしい。
仲居さんが続々と「これでもかぁ~~」と霜降り牛の大皿を投下していく。
「あの脂なら、2枚で充分やな」と思っている目の前で、食べ盛り男子の胃袋は掃除機で吸引するが如く……「あのぉ、椀子しゃぶしゃぶですか?」

勢いにつられて食べてしまう。
更に食後「ケーキは別腹」という声にも釣られ……結果、完全に食べ過ぎ。

岡山から持っていた知り合いの店のケーキが好評だったので良かった。
神戸に持って行くケーキで「おっ!」って言わせたいしね。


翌日は、朝から無農薬有機栽培の畑へ出向き勝手に収穫、箱詰め。
今は端境期なので『ブロッコリーの脇芽』や『白菜の菜の花』なども収穫する。というか、これが本命であるのだが。
菜の花も色々あるけれど苦味が少なくて美味しいのは、白菜・チンゲンサイなど。畑にある時からして既に茎が柔らかな感じが好ましい。
脇芽ブロッコリーも小さいので筋張っていない。ハサミと籠を持ってチョキチョキと摘んでいく。

「君が為、春の畑に出でて若菜摘む」の図。


昼には、我が地元の小さな八幡さんへ御礼お参り。


ここは実家にとってイワクありの場所で、受験前にお参りするのが慣わし。
たぶん小生が高校受験前に通りがかりに何気なくお参りしたのが最初かな。その後、兄弟で受験の度にお伺い。
一度、兄弟の中でお参りせずに受験して、その年にご縁が無く、翌年はお参りして合格したという実績もあり霊験あらたかであります。

岡山在住ながら実績あるところを一方的に疎遠には出来ないので、今回も子供がお世話になりました。
結果報告と御礼を申し上げる。これで益々、実績があがったなぁ。

しかし、門前には『厄除け』としてあり『学業成就』専門ではありませんので……ほとんど強迫神経症的参拝です。
細君はきちんと京都の天満宮さんへお参りした正当派です。ウチがイレギュラーなお願い。
まぁ、頼まれる方も専門外なので、特別に印象に残りやすいというメリットがあるのかしらん。

わかっちゃ居るけど、「論より証拠」です


お参り後、「用事は済んだけれど、折角なので何処か行こう!」「お腹も減ったし…」と。(アンナニ、キノウ、タベタノニ)
こちらとしては『春休みの遠足』を割愛する心積もりもありつつ。

さて、何処へ? 
食欲も満たす場所? アウトレットは南にも北にもある。それとも大阪か? 晴れた春休みの日曜日は何処も大混雑だろうな~。
で、久々にポートアイランドへ。神戸なら渋滞を避けて行けるし、ちょうど懸案事項で棚を探している件もあったし。



この店は初めて。外資の組み立て家具の大きな店。
商品以上に建物の構造が興味深い。
客動線と作業動線が計算され、人を整理誘導して、大量な物量に対応しつつもミスを抑える設計になっている。
流石に組み立て家具の専門店であり、商品の組み立て設計図に「言葉を使わない」というコンセプトも背景に見えるなぁ。
その仕掛けを見つける度に、グループダイナミクス(集団力学)の授業を思い出しつつ。バックヤードもきっと面白いに違いない。

ただ、光と色の扱いに疲れた。いや、それ以前に人の多さか。


子供達の興味は別。お腹が減ってるので。



店舗内のレストランで、色々と個別に頼んでテーブルでシェアしまくり。
『若鶏の何チャラ』『ラザニアの何チャラ』などトレーなんて無関係でグルグルと皿が廻る。「食べるねぇ~」

小生はクロワッサンとデリカデッセン的なものが少々あれば満足。本当はビールでもあれば尚良しなんだけど。
子供の食べっぷりを他所に、ノンアルコールビールを片手に春の陽射しの外を眺めていました。

時折、白い飛行機が「空の青 海のあをにも染まず」飛んでいましたが、ポーアイの変貌に隔世の感。
ここは神戸っ子御用達の遊園地だったんだけどなぁ。
今回は、子供達の食欲に合わせたツアーでした。



帰宅後、白菜の『菜の花』をお浸しにして頂きました。
しみじみ旨し。