次回の窯焚きに向けて製作中。
思うところがあって『寸法』が重要な仕事運びになっている。焼き上がって単品で見るとその辺りの事はわからなくなるけれど、それまでの過程で大切な事。
上手くいけば良いけど……と、いうより上手くいくハズ。ヤキモノ屋には思い込みも重要なファクター。
備前焼の粘土は粒子が細かく、灼熱減量(燃えてなくなる量)が大きい。よって収縮が大きい粘土である。寸法としては2割ほど収縮する。焼き上がりのサイズに、収縮率を勘案して製作する。
いちいち計算していたら仕事がはかどらないので、換算表を作っている。それでも原土によって収縮率の違いがある。また、精製方法でも違う。従って換算表がこれまた少し違う。
ちなみにサイズ表記は『尺貫法』。
窯詰めも尺・寸で進める。慣れるとコッチの方がイメージしやすい。慣れの問題。
和食器は尺・寸のサイズだし。
窯元に入った時に、先輩方はセンチで会話していたが、頑固に尺・寸で通していたら皆が折れてコチラに。「ホラ、やっぱりイメージしやすいじゃん」という問題でなく、既に小生が無理だったという事。
もちろん後輩達も全員、宗旨替えさせる。なんと勝手な。
ロクロ仕事では、重さからの換算も必要。
伊部の老舗窯元では、今も匁(もんめ)を使っているところがある。恐るべし伊部。こうなるとお手上げ。小生にはグラムとの換算表が必要になるなぁ。
……ということは、小生は『尺貫法』ではなく『尺キログラム法』という和洋折衷な状態。誰も文句言わなかったからいいや。
そういえば、白土三平の謎の忍者『四貫目』は体重が変わるという意味だったかな?遠い記憶……。
思うところがあって『寸法』が重要な仕事運びになっている。焼き上がって単品で見るとその辺りの事はわからなくなるけれど、それまでの過程で大切な事。
上手くいけば良いけど……と、いうより上手くいくハズ。ヤキモノ屋には思い込みも重要なファクター。
備前焼の粘土は粒子が細かく、灼熱減量(燃えてなくなる量)が大きい。よって収縮が大きい粘土である。寸法としては2割ほど収縮する。焼き上がりのサイズに、収縮率を勘案して製作する。
いちいち計算していたら仕事がはかどらないので、換算表を作っている。それでも原土によって収縮率の違いがある。また、精製方法でも違う。従って換算表がこれまた少し違う。
ちなみにサイズ表記は『尺貫法』。
窯詰めも尺・寸で進める。慣れるとコッチの方がイメージしやすい。慣れの問題。
和食器は尺・寸のサイズだし。
窯元に入った時に、先輩方はセンチで会話していたが、頑固に尺・寸で通していたら皆が折れてコチラに。「ホラ、やっぱりイメージしやすいじゃん」という問題でなく、既に小生が無理だったという事。
もちろん後輩達も全員、宗旨替えさせる。なんと勝手な。
ロクロ仕事では、重さからの換算も必要。
伊部の老舗窯元では、今も匁(もんめ)を使っているところがある。恐るべし伊部。こうなるとお手上げ。小生にはグラムとの換算表が必要になるなぁ。
……ということは、小生は『尺貫法』ではなく『尺キログラム法』という和洋折衷な状態。誰も文句言わなかったからいいや。
そういえば、白土三平の謎の忍者『四貫目』は体重が変わるという意味だったかな?遠い記憶……。