備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

愛用中

2009-05-31 18:31:54 | Weblog
前に文房具入れから発見したプラチナ万年筆のインクカートリッジを求めて丸善へ。40年前の万年筆でも使える様になるのが素晴らしい。

翻って、ボールペンは最後まで使い切れない事が多い気がする。途中で空気を噛んだり、ボールそのものが衝撃でダメになったり。40年前のもので中身だけ換えて…というのは難しいかも。高級品ならそうでもないのかも知れないけれど。
ウチでは、途中で使えなくなって、そのまま引き出し入ったボールペンがゴロゴロとしている。捨てるタイミングがよく判らない。

その点、万年筆は大丈夫。
長い目で見ると、ランニングコストは安いのかも。ただし、本体はそれなりに…。


さて、探し物が国産のインクなので、すぐに見つかるとたかを括っていたのだが、見当たらない。舶来モノは多いのだが…。「岡山発祥のメーカーなんだから、ちょっとは置いとけよ~」と思うが、無いものは仕方がない。

なんとなく文房具売り場をブラブラしていると、ボールペン売り場の下の方に発見。しゃがみこんで「あぁ、コレコレ」と手にとって見ていると、すぐ隣りに万年筆がある。プラスチック軸のカジュアルなもの。どうやらPC再生ボディーという事らしい。価格は210円。ついついプラチナのよしみで衝動的に購入。


使ってみる。
ニブの堅さや重心など気になるところは全て目をつぶったとして、手帳使いに0.3mm幅というのが好ましい。軽いし筆圧が要らないしラク。手元で気軽に使うのには、まぁまぁいけます。
ただし、カーボン式の納品書や領収書には使えないのが欠点だけど。

久しぶりの衝動買い。PREPPY(03)細を愛用中。

軸の文字がデザイン的に邪魔なので、剥がしたいけれど……。
最近の印刷技術のしっかりさ具合も実感中。


巡回展最終地 ・ 長野

2009-05-29 08:40:42 | 陶芸
あ… (-。ー;) 始まってます…。


■ 創立50周年記念 一水会 陶芸部展 ■

お近くの方、是非ご高覧下さいませ。 m(_ _)m


●ながの東急百貨店 別館シェルシェ5階ホール
  長野市南千歳1-1-1
  TEL 026-226-8181

●5月29日(金)~6月3日(水)
  ※最終日は17:00閉場

●入場無料

●【同時開催】 第70回 一水会陶芸部 公募展長野展


今、信州は良い頃なんでしょうねぇ……。
アルプスの残雪を見ながら、田植え準備の頃でしょうか…。
リンゴ畑の新緑も輝いていることでしょうねぇ。

そういえば、長野の紅白まんじゅうは、中にアンコではなくて赤飯が入っているバージョンがあるとか…。何回も行ってるけど、知らなんだ…。点心とかでもありそうな組み合わせ…。

で、実は、備前にも不思議系まんじゅうがあります。通称『ローマン』。(ロウマンと表記されることもある)
まんじゅうと言いつつも、肉まんサイズの蒸しパンの所々に豆が数個入っているというパン。生地や豆に味がついている訳でもない。現在の豊富な味の食品群の中にあっては、あまりに素朴。
ただし、絶滅危惧食品。そう思って頂くと、しみじみとしてくる。


ローマンは、倉敷市の労働科学研究所(クラボウ)が、当時の厳しい工場労働でも、手を汚さず、さっさと食べられる食品として開発したもの。満州の饅頭(マントウ)をヒントに、日本人向けにアレンジしたとか。つまりは、安く製造できるオニギリの代用食みたいな位置づけか…と思う。
その後、松山で「労研饅頭」の名で販売され、そちらが有名になった。戦後、酵母の多くが失われたけれど、再び岡山でも細々と数店でのみ製造されてきたローカル食品です。

現在、小生の知るところでは、備前市の一店舗で存在する。近くのAコープなどにも卸されているので、窯元時代の夜食に時々頂く事もあった。
岡山市内でもなかなか見かけることがないが、町の小さな個人商店で作られているかも知れない。

まさに労働者のパン。ではあるが、いかんせん飲み物がないと飲み込むのがツライ。労研はその辺りはどうしたのだろう?労研水という飲み水でもあったのかな。


このローマンをベースにご当地名産を作る事が食文化的に意義があるかも知れない。ガラエビ、牡蠣、イチジクなどでもバリエーションが広がる。洋風・中華風とアレンジの幅は広い。なにせこのベースは味がほとんど無くモッチリ感が長所。この歴史ある食品を、絶滅から救えるチャンスかも。
他所でもあるようなご当地バーガースタイルを真似る必要はない。ましてや漁獲量に左右されるもので名産を作るとあとが苦しいよ。(って、誰に言ってんだか…)


まんじゅうもイロイロ。ところ変われば品変わる。


ちなみに、巡回展では、お品は変わりません。全国グルグル旅してます。
東京・石川・佐賀・愛媛・長野…色々巡って、来月中には岡山へお帰りかな。


今回の……

2009-05-28 08:56:27 | 陶芸
お茶を淹れる道具としては、急須・土瓶・宝瓶が伝統的にある。
いつの頃からかそのカテゴリーにポットが入り、煎茶・番茶のみならず紅茶などのアイテムとして定着。
そして、今、コーヒーのドリッパーとサーバーも定着した感がある。
どの窯業地に行ってもあるかも…。


こういう手作りのものを見るといつも思う事がある。

『人と道具の関係は面白い』


おそらくこういう道具では、先に馴染みがあるのは工業製品の方だったと思う。カリタ式、メリタ式など色々ある。その普及した工業製品の形態をまねて手作りされたモノは、工業製品に比べると個々の仕上がりが微妙に違う事は免れない。

『その精度の違いにも関わらず、使いこなせるようになる』という事が面白い。

これは人の能力。

何年も乗っていなかった自転車が今でも乗れたり、自動車が変わってもすぐに運転できたりする。心理学用語では、これらは『般化(はんか)』という。その能力ゆえ、少々違っていても使えるし馴れる。

簡単に言うと、『すぐに使いこなせる能力』というべきもの…。

「これって凄い!」


……となるけれど、実は仕組みは犬と変わらない。
あの有名な『パブロフさんちのワンちゃん』。

般化とは、ある刺激と対応した反応がある場合、もとの刺激と近いものがあった場合同じように反応するという事。
『パブロフの犬』では、ベル(刺激)に対する犬のよだれ(反応)の関係があまりにも有名。
(『条件反射』の実験に続いて、ベルの音を変える実験もされている。)


人と道具の場合では、似た道具という認識(刺激)に対応して、いつもと同じように使える(反応が起きている)という事になる。
つまり、犬よりももう少し複雑で高度なレベルでの般化が出来ている。でも人が『パブロフの犬』状態である事に他ならない。

「人と犬を一緒にするな」と怒られそうだけれど、そういう事。m(_ _)m


ところで、拙宅の愚犬は、『夕方にドアが開く』という刺激に『ご飯!』という反応が出来上がっている。ドアが開くと、エサ入れを前にしてお座り。

その犬に対して「ご飯とちゃいまっせ~」と言うと、露骨にガッカリする。スゴスゴと小屋に戻る時の彼の背中は、世界中の哀れを一身に引き受けたかのよう。「そんなに?」というぐらいの落胆ぶり。

時々、後手にエサを隠してイジワルく「無いよ!」言ったあとで出すと、もう大喜び。「おぉ~、ごはんっっ! あるじゃないか!」尻尾振り全開!!カワイイ。

でも、性格に悪影響を及ぼしそう……。



ん? ありゃ? ドリッパーの話は、どこへ行った?

「こちらで、お求めになられます…」という事で。 ぢゃ! (*^o^*)/~~

 あながまの陶庵 



今回の……

2009-05-26 08:55:54 | 陶芸
「ナベちゃん釉薬やったら?」というお言葉を頂く事がある。

誉められているのか何なのか…。
「ソレハ、ホメラレテイルノカ?」と訊くと相手は「うんうん」と言いつつも、どこまで本気なんだか。


青白磁というものがある。
青白磁とは、磁胎を彫刻して淡い青みがかった釉を掛けた白磁。模様が掘り込まれた深い所と浅い所では釉薬の厚みが変わる。釉が薄い部分は白く、釉の溜まっている部分は青く見える。そのグラデーションが美しく、釉薬の下にある模様が透けて見えるという技法。

ポイントは器の表面は釉薬によって、なるべくフラットになるようにしつつ、凹凸ある模様を感じさせる事にある。


これを備前焼でする。換骨奪胎の発想。

釉薬は掛けないので、あくまでも灰が沢山掛かる場所に窯詰めをして、自然釉を待つ。そして、なおかつ透明感のある溶け具合になる様にする。
すると自然釉を透かして、模様が見えるようになるという仕掛け。


これを見て、お客様方の「釉薬やったら?」になるのだろう。

釉薬で「はい、出来まちた!」では面白みがないと思う。
「そりゃ、出来るだろうよ」で、オシマイ。
もし釉薬でやるなら、アレをこうして、ココをこうしてと違う発想で取り組むだろうなと想像。でも、今、自分の中でそれを必要としていない。


狙いは近いけれど、あくまでも自然釉がポイント。

無釉焼き締めだからこそ出来る事、更に発展させる事。
それに、面白さを感じているのです。
 
どうでしょうか?


「ナベちゃん釉薬やったら?」ではなく、
「ナベちゃん釉薬【も】やったら?」なら、「そのうちするかも……(未定)」

でも今は、それどころじゃないです。

まだまだ備前で、やる事山積みです…。

今回の……

2009-05-25 09:41:05 | 陶芸
透かしのデザインの物を作ることが多い。

絵が描けない備前焼で出来る数少ない季節的な表現。
だからという訳では無いけれど、桜・蒲公英・若草・夏草・流水文・瀧・泡・松竹梅……など、いろいろ。やりたいだけかも。

そのうちのひとつ、草文。

以前、唐草をデザインしていて、草文になっていた、あれ。

今回、この草文と桜のパターンが窯出しの季節柄もよろしく、目を引いた感じ。


この『透かしの花入』は、きちんと書くと『備前透草文花器』となる。

焼物は大抵、『産地(陶磁の別)-技法-模様-形-品名』の順番で書かれることが多い。
部分的に入れ替わる事もある。

『青磁象嵌辰砂彩牡丹文鶴首瓶』は、『せいじ ぞうがん しんしゃさい ぼたんもん かくしゅへい』という具合。
漢字とは便利な物で、中国製でもこの名前。

「青磁で象嵌がしてあって辰砂で牡丹の絵が描いてある首の細い瓶なんだな」と判る。名前がわかるだけで、さっぱり実物は想像できないけれど。


さて、『備前透草文花器』であるけれど、箱書きは『備前花入』で済ましたりもする。
詳しく書く事によって限定的な印象を持たれたくない為。百聞は一見に如かず。
あと、金釘流の字で奇麗な箱を汚す事も無いかと…。


最近、箱書きが続いている……。艱難辛苦。
今日も箱屋さんが桐箱を持って来る予定……。

あぁ~、平気でドンドンと字が書ける人が羨ましい……。


今回の……

2009-05-23 22:29:54 | 陶芸
「早よぉ、今回のモノを載せなよぉ~」という声があるものの、なかなか…m(_ _)m

アイテム的というよりも、焼け的(景色的)に特徴あるものから……。

まず今回の窯焚きは、窯焚き中に雨が多かった。
そして、割り木の乾燥がイマイチというコンディション。総じて湿気が多い中での窯焚きという事になった。割り木に関しては故意にやっている訳で…。

相対的に湿気が多いほうが、緋色が濃く発色する。
連房式登り窯(部屋が複数ある窯)よりも窖窯(あながま=ひと部屋の窯・単房式登り窯)の方が湿気が多いほうが好ましい。還元焼成と酸化焼成の違いはあるけれど。

窖窯特有の色としては、白いゴマがある。連房式登窯の焼成でも出せるけれど、窖窯の方が発色は良い。コロガシという窯変の取れる数が圧倒的に少ない窯としては、こういう変化は貴重なたぐいに類する。

最近あまり『白ゴマ』は、やっていなかったので、ここらでちょいっと…。


もっとも湿気が多く発色しやすい土を使えば、まず出る。
ただし、温度が結構高い場所でないとダメ。

これは、火前に置いていたので、かなり温度が上がっている。土そのものが融けかかり、結果として艶やかな感じになっている。これ以上、温度が高くなるとキズが発生する。

これが耐火度ギリギリというサンプルです。



■ 長崎浜屋 備前陶心会展 ■

2009-05-21 15:41:11 | 陶芸
お知らせ
既に始まっています……。m(_ _)m


■ 長崎浜屋 備前陶心会展 ■

会期: 平成21年5月19日(火)~25日(月)

場所: 長崎市浜町7番11号 (TEL:095-824-3221)

営業時間:10:00~19:30/金・土は20:00まで


●所属しております『備前陶心会』のグループ展です。
若手会員中心(約50名程)の展覧です。

機会がございましたら、是非ご高覧下さいますようお願い申し上げます。

日常に潜む贅沢

2009-05-20 08:40:29 | 料理・食材
幸福感を感じる組み合わせのひとつとして、『旨い朝ごはんと朝風呂』があると思う。
高級温泉旅館のそれだけでなく、日常にもそのチャンスはある訳で……。


話は昨日に遡る。

「そろそろ終りですよ~」と、鯛の子を頂いた。かなり大きいサイズ。持ってみると立体感もしっかりとある。鮮度充分。見た瞬間に出汁で焚いた味が舌の上に蘇る。コイツは旨いに決まってる。

出汁をいつもより慎重にひいて薄めの味付けにして、筒切りにした鯛の子を入れる。しばらくすると両端から花が咲いたように巻き上がる。小鉢に引き上げて、そこへ別の鍋で作った吸い口程度の淡い出汁を張る。勿論、薄口醤油を使う。

煮た鍋と別に作った吸い口を張るのには訳がある。
濁った汁が美しくないのと、汁に味が移って卵そのものの味を邪魔するため。

澄んだ美味しい出汁が、素材の味とビジュアルを引き立てる。
最初に多めに出汁をひいてから、鍋を分けて別に味付けするだけなので、手間は、鍋をひとつ引っ張り出すのみ。簡単。

合わせたお酒は、『千代の亀 吟醸・無濾過生原酒(愛媛県内子町)』
初めて呑む。『しずく媛』という酒米も珍しい。お酒のレポートはまたの機会として……。


さて、本題はここから。

ここに昨日の卵を煮た時の汁がある。鍋の底には、ほころび落ちた卵が散っている。捨てる訳にはいかない。かといって、そのまま吸い物代わりに飲むのも芸が無い。陶芸家の『倒芸』は洒落にならん……。

この鍋に、ごく薄く切ったショウガを数片入れ、醤油・味醂を加えて少し味を強くする。ここへ、焚きたてご飯。彩りに小口ネギも入れて。ゆっくりと混ぜて汁気を飛ばす。ご飯茶碗に移して、海苔と七味をパラパラっとして出来上がり。

『鯛の子ごはん』

想像以上に美味しそうで、写真なんか撮ってる場合じゃない。すぐに頂き。

そして……、満足。

しみじみと美味しく頂き、昨晩は風呂に入りそびれたので、そのまま朝風呂。
窓の外は朝日が斜めに差して、木々の葉のしずくを光らせている。夕べのお酒の香り、鯛の子の味を思い出し……、時々口の中で鯛の子を一粒づつ発見しつつ風呂。
コジュケイの甲高い声が、朝の瑞々しい空気に響いている。
愚犬は寝ていて静か。


これは最高です。日常に潜む贅沢。

昨日作った料理の鍋から、おいしい朝ごはんに導かれた事。
大先輩が醸したお酒。
季節感ある食材。
朝の空気。

全部、いただき物ばかりでした。
これも感謝感謝。

感謝感激も贅沢の一部と知る清清しさ。

有難う御座居ました。m(_ _)m


さて、仕事しよ。

焼き豆

2009-05-18 12:41:37 | 陶芸


先日、天気が良い日。BBQ日和です。
七厘を持ち出して、炭を入れてセッティング。着火は文明の利器・ガストーチで炙ってしまいます。すぐに火が着いて便利ですねぇ。

それにしても七厘ボロすぎ……。



まぁ、豆が出回り始めた頃ですから…。豆でも焼いてみますか。

焼いた豆で、昼間っから一杯やるのも良いですなぁ。
ウグイスが鳴いています。のどかです。




ちょっと熱効率を上げる為に、周りを囲んでみましょう。




ありゃ~。火の中に、豆がぁ~~。





仕方がない……。ここでドライヤーを登場させよう。

アニメのネコ型ロボット風に読んでいただきたい。

「じゃ~~ん。ドライヤぁ~~。」

あまり意味はありませんでした。ちょっと浮かれています。ビールはまだ1本だけなのに……。(って、ホントに呑んでるし。早めの晩酌と言い訳。)

強制的に風を送って、火の中の豆を更に焼きます。
更に温度上昇。舞い上がる火の粉にテンションも上がります。

暑いので、更にビールが美味しく頂けます。




豆が光っているようなので、取り出してスクモ(籾殻)の上に乗せておきます。
火事注意です。最近、伊部方面でも山火事があったばかりですし…。


すると!


「おぉ~!なんと、そこには銀色に光る豆が~!まさに神秘~~!錬金術か?」






m(_ _)m

既にお気づきかと思いますが、これは、七厘でヤキモノを焼いてみる実験です。

今まで仲間内で、七厘陶芸が話題に上がった事はあるのですが、誰も経験がなかったので、やってみました。経験しないと人には言えませんからねぇ。


いきなり焼くと破損するので、ちょっとづつ火に近づけていきます。色が変わったら、火の中へ。それだけでは野焼き程度にしか焼けないので、ブロア代わりにドライヤーで強制的に風を送り、温度を上げました。
これで温度が上がらなければ更に上を囲う予定でしたが、モノを見ていると思いのほか温度が上昇していますので、囲わずに開放のまま焼きました。

最後に部分的な色づけとして、スクモにのせます。接触している部分が還元されて色変わりになります。

炭の中に埋まっているモノはちょっと温度不足でした。
しっかりと光ってから引き出したモノは、急冷されて灰が透明感ある緑色になっています。

所要時間は、着火から最後の片付けまで入れて、2時間半です。
燃料コストは、炭が1kg。(大きな炭が6個ほど)
ただし、七厘のダメージが大きいです。後で見ると大きなクラックが入っていました。単純にボロかっただけかも知れませんが。

なお、七厘陶芸は商売には不向きですが、遊びとしては面白いと思いました。
子供の夏休みの宿題で、地元の土で陶芸というのもありかな。
本格的に、信楽の急熱急冷の土で釉薬を掛ければ、もっと違うと思いますが…。


……と、以上、七厘陶芸のレポートでした。

やってみると、ちょっとヒラメキがあったので、次回の窖窯の窯焚きで実行します。
目先が変わる事をすると、何かしら発見があるものですねぇ。


ちなみに窖窯での『豆の箸置き』は完売しました。あしからず。m(_ _)m



通販

2009-05-16 08:56:28 | Weblog
我が家から旅立っていくモノたちは、必ず何らかの梱包荷姿になる。

もっとも、個人のお客さんの自家用なら、ゴミ対策もあり「箱なし、新聞紙で!」の希望も多いし、ギャラリーさんは自前の箱を用意している場合も多い。

そうでない場合、うちから直接のギフト包装や発送では、色々と必要。
緩衝材・紙箱・包装紙・発送用の箱……。

緩衝材は通称『ライトロン』や『プチプチ』を使う。
製品名としては、ミラーマットとかエアクッションとかいろいろ言うらしい…。


備前は大きな窯業地という関係で、備前焼の関連商品として紙箱・緩衝材などを扱う店がある。豊富なラインナップを気軽に購入できる環境なので当たり前になっているけれど、窯業地でない場所でのやきもん屋稼業の人は結構ツライ。
業務用食料品店でケーキの箱や、問屋街でワイシャツの箱を探して流用してきた話をよく聞く。最近は個人ネットオークションの普及の関係で、小さめダンボールが手軽に入手できるとか。

ただ、緩衝材に関してはサイズが問題。ひとつがデカイ。
狭小住宅の拙宅には邪魔。なので小さいサイズを探す。もちろんお求め安い価格のものを。


探せばあるもんやねぇ。しかもライトロンは切ってあるよ。

実際は、ほんの少しこれまでより高い。
でも、買いに行く時のガソリン代、時間を考えると安い。
きっとこれからもリピートするだろうな。

ネット通販が流行る訳だ。