何故か、普段サバを食材として使う機会が少ない。店頭で見ても概ねスルー。
どうしてだろうか? 当たる、生き腐され、アニサキス……ネガティブな印象が多いからか? しかし鯖寿司は大好物。我ながらなかなか身勝手な。
そこで、自ら律するべく!(否! 本日の特売で)鯖を購入する。もちろん尾頭付きである。余禄も期待して。真子が出るか、白子がでるか、アニサキスも出るか。
まずは、3枚に卸して……さて、どうしよう? ひとまず塩をあてておく。
う~~~~~ん。と考えて、バッテラ! いや、味噌煮。いや、塩焼き。なんだか使い道は多いな。しかし、決定打なし。
こういう場合はイメージやらネーミングからメニューを考えよう。出来るだけ鯖から離れた連想が楽しいだろう。
『サバのモンブラン』は?
よく判らないが語感が良いか? だって「“ça va?”MontBlanc」 =「ごきげんよう? モンブラン」って事? (フランス語知らないのでテキトー。そもそも、サバは、ça va ではない)
しかし、決定~~~。もちろんスイーツではありません。
切り身に片栗粉を塗して、オイル半身浴でゆっくりと揚げ焼きにする。
皿にタマネギ、ニンジンのスライスを敷いてサバを載せる。その上にダイコンの超微塵切り(大根卸しではなく)に唐辛子を少々混入させてガッツリ山盛りにする。
頂く直前にショウガ入りの二杯酢をかけ回す。
有体に言えば『サバの南蛮漬け・大根卸し添え』である。決して『モンブランへのご機嫌伺い』ではない。
白い山。
「まさにモンブランや~~」と独り言つ。ダイコンを崩しながら頂く。旨し。
「そういえばフランス人が日本人に対して『大根野郎(大根食う人)』って言ってたのって何だったっけ?」と思いつつ。
余禄も登場。
結果は白子でした。
昆布出汁でボイルして、ネギと七味唐辛子を振って二杯酢で頂く。シンプル。
完全にアテですな。
『サバ・モンブラン』は、青魚の強さに対してダイコン、ショウガ、二杯酢の刺激がGJ。
白子は、まぁ、可もなく不可もなくであるが、尿酸値を気にするお年頃なので一口だけ。
サバはコスパも良く、味付けが上手くいけば使い勝手は良いんだねぇ。メニューも思いつくだけでも結構多いし。
苦手意識を取り除く為に集中的に使うかなぁ……。
それにしても一般的なレシピから入らずに、いきなりオリジナルレシピからの挑戦は如何なものか?
まぁ、美味しければ良いや。
あぁ、日本酒が進みますなぁ。困ったもんです。
ご満悦にて。
ça va? (鯖?)
oui, ça va. (うぃ~~、とご機嫌さ) (*^o^*)/□