備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

イタリアンな日

2014-06-02 20:07:28 | Weblog


天気が良いのも今日まで。明日から雨模様の予報です。
午前中に外仕事をせっせとやって、昼からはお出かけ。本日は倉敷へGO。

初めてお伺いするギャラリーでしたが、もともとは呉服屋さんだったらしい。
倉敷を代表する旧家らしく、飾ってある写真や絵は「おぉ!」というものも。
蔵を改造したギャラリーは、板倉作りの重厚な一室。一枚板の分厚さは、なかなか豪勢なもの。

そこで、イタリア在住の日本人陶芸家によるマジョリカ焼を拝見。作家さんの在廊日に合わせて訪問しました。
曰く、「土見せがあるのは、かの国好みではない」とか、「釉薬が流れ出す高めの温度も、かの国好みではない」とか。
「マジョリカ焼」らしからぬ事をされているとかで、「備前焼に見えない」が褒め言葉に感じる小生には非常に好印象。
というか、マジョリカ焼を詳しく存じ上げないので、初見での好みでしかありませんが。否、2回目でしたね。
つらつらと拝見して、1回目で気になっていたものを頂きました。湯呑とありましたが酒呑にします。
イタリア陶芸事情もお伺いして楽しく歓談。



その後、隣接の別室ギャラリーで噂の陶芸家さんと遂に邂逅。
「身の回り100m以内の材料で作る」と言われる方。知り合いの先生筋に当たりお噂はかねがね……。
土、釉薬、燃料、窯、道具のほぼ全てが自作。「ほとんど何も買いません」と言われ脱帽。もう裸足で逃げ帰ろうかと。
優しい語り口に意思が通っていて、知識と経験で目前の問題に対処するという姿勢は、まさに『プロ』でした。
窖窯で釉薬を勧められました。プライベートでやってみようかしら……。


片や国際性、片や地域性。
2人のタイプの異なる陶芸家に奇しくも接して、なかなか考えさせられました。
素晴らしいなぁ、どっちも。

……と、それぞれの語られた言葉を反芻しつつの帰り道。

若干ハラヘリ……イタリアに触発されたし……。

元来の性分。『花より団子!』『団子より酒!』が頭をもたげる。


で、イタリア人のパン屋さんへ寄り道。


『花よりパン』です。
チーズ、サラミ、ハムなどのトッピングものがオーラを放っていて、片っ端から頂きました。チーズのパンも種類は色々。
クロワッサン・フリークとしては見逃せず、クロワッサンも確保。大きめなのは「サンドしてね」という事か? 
厨房のお兄さんとアイコンタクト。何故かよく判らないけどお互いに……(*^ー')b

(ん~~、イタリア人が日本で作るカレーパンという興味惹く一品もありましたが、これは次回のお楽しみに)


さて、パンを買ってしまった手前、本日は日本酒とはいかないので『酒呑』デヴューは明日へ持ち越しです。
しかし、明日に備えて仕込みはしておく。魚屋さんにも寄ったからね。


魚は、寿司ネタで一番好きなもの。この時期のものが最高~~~~!! ……の大出世した……ネコマタギですが。

冷蔵庫にて、「おいしくなぁ~~れ」中。


本日は、サラダとパスタなんぞ作りますか。




















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