毎日 FM放送を聴いている。
先週末、チャイコフスキーのバイオリン・コンチェルトをやっていた。
レンガを積みながら お気楽に聴いていたが、ナチュラルな抑揚の さっぱり気持ちの良い演奏だった。
で、曲が終わって ソリストの紹介。
言った名前が 『 玉井菜摘 』
「 おぉ~ 」思わず声が出てしまった。
小生が所属していたオーケストラの後輩で、ピアノが上手くてギターが弾けるチェリストがいた。そのチェロ弾きの妹さん。
たしか、彼女がまだ学生さんの頃に、シベリウスのバイオリンコンチェルトで呼んだはず。あれから、14年経ったか……。
あぁ~ 活躍してるなぁ。
自分の年齢をよく忘れてしまうが、あの頃から随分経っているんだなぁ~と、感慨深いものがあった。
機会があれば、是非、コンサートに行きたいものだ。
小生は やきもん屋。
しかし、すっぱりと音楽から足を洗ったとは言えない自分がいつもいる。
否! 言いたくないと言うべきか?
『 すべての芸術は、音楽の状態に憧れる。 』
( ウォルター・ペイター著 『ルネッサンス』 )
かつて、その事に誇りをもって音楽に向かっていた。
久し振りに、音楽について、そして 自分について考えている……。
片手間に聴いた曲でも これだから 音楽には魔力がある。