チビ窯の窯出し。モノにキズが無いことを確認して、すぐに展覧会出品リストに加える。
リスト締め切り日ギリギリに間に合わせるというタイトロープ。
このオチビは還元用の窯なので、窖窯では出ない景色のモノが狙いである。大体が『青備前』。
窯を作ってから2年経過。今回が5回目の窯焚き。しかし、毎度毎度のじゃじゃ馬振りで、安定した稼動には至っていない。
窯詰めの様子が毎回異なっているのが最大の原因。
今回は、大きな『匣鉢(さや・箱のような窯道具)』を使っていたので、全体の温度分布のバラツキを均すのが難しかった。まぁ、窯詰めの段階で「そういう事もあろうか」と想定して、温度が上がらなかった時の対策はしていたんだけれど……。
しかし、窯焚き中に「温度が上がらん~~」という事態になると俄然ムキになるのがヤキモノ屋の性。
還元焼成なので煙が出ても問題ない。状況は正味、温度勝負である。
窖窯(あながま)の場合、酸化焼成なので煙にデリケートになりつつ温度を上げる対応になるけれど、還元では気兼ねなくあの手この手で攻めまくる。
でも、その「気兼ねなくいける」という状況がかえって、自分の技術力が露骨にあらわれるので精神的にグッタリする。上手くいかなかった場合は、もう窯出し迄ボディーブローのようにジワジワっと。
いつか懐いてくれるのかな……。
でも、実験作は想定範囲だったので、これからが楽しみである。その楽しみがないと、ねぇ。
そういう点では楽器も同じ。じゃじゃ馬ならではの味というものです。実験作は来月デビュー。
さて、あとはモノが如何に評価されるかだけである。
とりあえず、仕上げ磨き中~~。
リスト締め切り日ギリギリに間に合わせるというタイトロープ。
このオチビは還元用の窯なので、窖窯では出ない景色のモノが狙いである。大体が『青備前』。
窯を作ってから2年経過。今回が5回目の窯焚き。しかし、毎度毎度のじゃじゃ馬振りで、安定した稼動には至っていない。
窯詰めの様子が毎回異なっているのが最大の原因。
今回は、大きな『匣鉢(さや・箱のような窯道具)』を使っていたので、全体の温度分布のバラツキを均すのが難しかった。まぁ、窯詰めの段階で「そういう事もあろうか」と想定して、温度が上がらなかった時の対策はしていたんだけれど……。
しかし、窯焚き中に「温度が上がらん~~」という事態になると俄然ムキになるのがヤキモノ屋の性。
還元焼成なので煙が出ても問題ない。状況は正味、温度勝負である。
窖窯(あながま)の場合、酸化焼成なので煙にデリケートになりつつ温度を上げる対応になるけれど、還元では気兼ねなくあの手この手で攻めまくる。
でも、その「気兼ねなくいける」という状況がかえって、自分の技術力が露骨にあらわれるので精神的にグッタリする。上手くいかなかった場合は、もう窯出し迄ボディーブローのようにジワジワっと。
いつか懐いてくれるのかな……。
でも、実験作は想定範囲だったので、これからが楽しみである。その楽しみがないと、ねぇ。
そういう点では楽器も同じ。じゃじゃ馬ならではの味というものです。実験作は来月デビュー。
さて、あとはモノが如何に評価されるかだけである。
とりあえず、仕上げ磨き中~~。