バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

2012年09月13日 | Weblog
金本知憲様
野球用語が「宇宙間」ではなく「右中間」だということを知ったのは、2004年の春のことでした。その前の秋、たまたま見た星野監督が赤星選手の頭を抱き寄せる、その一場面に強く惹かれて見始めたプロ野球でした。だからボクの乏しい野球知識では、4番バッターとはイコール金本選手でした。4番は4番目に打つ人ではなく、チームを背中で引っ張っていく人だと知りました。なんで「アニキ」と呼ばれるのだろうと最初思っていました。でも観戦を続けていたら、ボクもテレビの前「アニキ!!ここで一発!!」と自然に口にしていました。「アニキ」だったから「アニキ」と呼ばれていたんですね。
どうしてもここに書き留めておこうと思うことが一つあります。ボクの見た、ボクが好きだった金本選手の姿です。それは雨のゲームでの打席です。試合途中から降り始めた雨のゲーム、これぐらいの雨だったらできるというゲーム、夕立ちのゲーム、それはそれはたくさんの雨の中打席に立つ金本選手を見てきました。
その雨の打席全部、ボクは一瞬「おや?!雨は上がったのか」と錯覚するのです。でも帽子の庇からは雨粒がしたたり落ちています。投手はボールの濡れやらマウンドの足元をしきりに気にしています。でもすくっと打席に立った金本選手のまわりには雨が降っていないように見えるのです。いつもいつもそうでした。雨なんて眼中にないのです。飛んでくる球に集中しているのです。少年のひたむきさのまま、雨粒を払うこともなく立つ打席、それがボクの一番の思い出です。
大記録の賞賛や賛辞は、他の方に任せます。ボクは雨の中、いとも涼しく少年のような目をして球を見つめた金本選手に「ありがとう」と「お疲れ様」を贈りたいと思います。そして一日も早く、肩が少しでもよくなりますようにと願っています。  バースくんより 鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

最新の画像もっと見る