平明

「サハサリトテカマビスシイシセイノコエゴエヲクマン」とラジオのスイッチを入れたら突然に聞こえてきた。「然は然りとて喧しい市井の声々を汲まん」と言ったんだなと一瞬頭の中で変換した。おや?今の時間はニュースだと思っていたのに、これは古文の時間かい?!と思ってしまった。いやいや夕方のニュースの時間だ。
どうやら沖縄の普天間問題について、いわゆる有識者といわれる方2名に局アナがいろいろな質問を投げかけているようだった。近頃思うのだけれど、世に出ておいでになる有識者の人ってボクと実はそんなに歳が変わらないんだよ。バースくんもごはんを食べ続けて半世紀以上になるんだからね。何が言いたいかと言えば、つまりは時代の感覚が似通っているだろうということ。だからいまどき「さはさりとて」なんて時代錯誤の物言いをボクたちはしない。案の定、人が代わったら「先生のおっしゃる通りに、そうはいっても多くの住民の声をどうにか反映させてですね」と話された。うん!!これが普通だよ。
この時代がかった先生は、どうしてこんな言い方をされたんだろう。小難しそうに話すと賢い人とわからせることが出来ると思ったのかなぁー。でも先生「サハサリトテ…」なんて文章に書くならまだしも、ラジオで音だけで聞く分には使うべき言葉じゃないとボクは思うんですけどね。引き換えもうお一方の先生のお話は明解だ。だってわかりやすい言葉と身近なたとえ話で解説をしてくださるからだ。サハサリトテ先生の立場は非常に微妙な感じになっていくように思われたのはボクだけ?!だったとは思えなかった。
小難しい言葉の羅列で話をする人というのは、役人か政治家か詐欺師だけでもうお腹いっぱい。なるべくみんな普通に、平明に話をしようよ!!難しい話やややこしいことほど、簡単な言葉でやり取りをするのがいいんだよ。学校で習わなかった?!
然は然りとてもう半世紀以上生きてきた人にその性分を治せと言っても無理だろうねー鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズームノマップ鳥取