一日とて

「フリップってなんですか?」などという質問が普通に通る世の中になっていることにびっくりするバースくん。フリップなんて誰でも知ってるでしょうが、テレビで何かの解説するときに出すあれ、クイズ番組なんかで回答者が書き込むあれだよ。えっ?どれも今は画面だけどって…、あーそういえばそうかも…。電子ペンで書いたり、指示棒なんかで大きな画面をポンポン叩いて画面を変えてるかぁー。えーーーっ本当にわからない?!フリップ。そうそう、国会中継で議員先生が質問に立ったときに使うあの図やら表を書いているあのちょっと大きなボードのこと、何?国会中継を見ない!!うーん、もうそうなるとボクには説明がつかない。
30年ほど前はね、そのフリップがテレビCMの素材だったんだよ。A3ぐらいの厚紙に絵や写真を貼り付け、デザイナーさんの手書きのレタリングでコピーやらを入れて静止画像のCMが一丁あがりだったのだ。動画にいたってはフィルムだったりして。
それが段々同じ静止画でもスライドにしなくてはいけないという流れになり、そのうちそもそも静止画なんてあり得ないという頃には動画もいわゆるビデオテープタイプのものになっていた。
そんな流れと同時進行でコンピューターがぐんぐん進化し、CMの搬入素材もMOディスクタイプのものになった(しかしこれは一瞬だったように思う)そしてテレビはデジタル化となり、今はデータ搬入をする。CMの制作チェックもメールでやり取りするようになった。こうしてCM素材も、30年の変遷をたどると本当に変わってしまっていることに愕然とする。
あれあれ12月だと何かに追われるようにわらわらと雑用をこなしていると、30年何も変わっていない年の瀬だと思うのに、何もかもが実は変わっているんだよねー。一日とて同じ日はないということを、現在のCM素材を手にしみじみと思ったとさ鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズームノマップ鳥取