罠にはまった

今日は旧暦の2月12日初午なんだそうだ。2月の最初の午の日ということ。昨日デパ地下を歩いていたら渋い赤ベタのポスターが目に留まる。「3月12日は初午」と言う文字に、あー旧暦だと1か月遅れで季節感としてはぴったりだなぁーと今更ながら陰暦の自然さを思う。今七十二候では「桃始笑」ももはじめてさく 桃の花が咲き始めるとなっている。我が家の庭の桃もそろそろ咲くだろうか。
そしてそのポスターにはいなりずしの写真がドンとあった。キャッチコピーが続く「初午の日にはいなりずしを食べよう」とある。なんで?なんで?とよく見ると、伏見稲荷のそもそもが初午の日に始まったことに由来するのだそうで、稲荷大社といえば狐、きつねといえば油揚げ、だからぐるっとまわって油揚げで包んだお寿司はおいなりで、その伏見稲荷の祭日だからいなりずしを食べると、なんとまぁーよくできた話ではないか。昔からの風習だという。本当か?!確かにウソではないだろうけど、そんなに一般的なものではなかろうに…。
寿司業界もなかなかやるのだ。チョコレート業界を一人勝ちさせるわけにはいかないと頑張った「節分の太巻きまるかぶり」作戦は大成功を収めている。チョコレートも黙ってはいない。来る3月14日のホワイトデーもチョコのシェア率をぐんぐんとあげている。今やクッキーなぞという人はまれだろう。だからまた寿司業界も鉢巻をしめ直さねばならないのだ。それが「初午にいなりずしを食べよう」なのだ。がんばるなぁー寿司業界!!
一日早かったけれど「うん厄払いだ!!」とバースくんが宵宮気分でいなりずしを買ったのはいうまでもない鳥取のイベント情報サイト　ジャングルズームノマップ鳥取