孤帆の遠影碧空に尽き

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ。

スリランカ旅行中 内戦の中心都市ジャフナへ

2023-05-13 02:12:16 | 旅行
(2006年、2回目のスリランカ旅行の際のネゴンボの海)

現在スリランカを旅行中です。

スリランカ旅行は4回目
ただ、これまでは内戦のため、北部と東部は行けませんでした。

スリランカでは多数派の仏教徒が多いシンハラ人主体の政府と少数派ヒンドゥー教徒タミル人武装勢力の内戦が二十数年続きました。

北部と東部はタミル人居住地域のため観光はできませんでした。

****スリランカ内戦*****
スリランカ内戦は、1983年から2009年にかけて展開されたスリランカ政府とタミル・イーラム解放のトラ (LTTE) による内戦。スリランカ政府軍がLTTE支配地域を制圧して26年にわたる内戦は終結した。【ウィキペディア】
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今回は内戦時、LTTEが拠点としていた北部の中心都市ジャフナに滞在する予定です。内戦の被害が大きかった地域でもあります。

最初のスリランカ旅行(1993年)のときは、大統領ラナシンハ・プレマダーサがLTTEの自爆テロで殺害される事件が起き、旅行中に外出禁止令が出される経験もしました。

そのため、スリランカ内戦はやや身近に感じるところもあります。

当時、旅行を世話してくれていたシンハラ人男性が、タミル人も多く住むエリアを車で通り抜ける際に、傍目でもわかるぐらいに緊張ていたことをよく覚えています。

また、コロンボにもどった際に、その男性の奥様が、普段は温厚な方なのに、タミル人の話になると非常に厳しい言い様になったことなどからも、ふたつも民族の間の溝の深さを感じたりもしました。

内戦が終わった後の2010年の3回目の旅行は西部の都市ゴールが中心でしたが、広場に大勢が集まっている催しがあったので私も出かけたところ、LTTEからの戦利品である武器の展示会でした。

こうした催しが敗者のタミル人の目にはどのように映るのだろうか・・・という感じもありました。

今回の旅行で行くジャフナは、観光的にはそれほどのものもありませんが、個人的にはそうした内戦の中心地だったところということで、興味がある場所です。

11日夜にスリランカに到着し、海辺の都市ネゴンボに宿泊。
12日は日本語ガイド同行で仏教遺跡が多い世界遺産都市アヌラダープラに移動しました。

13日はジャフナに入る予定です。

旅行中のため、ブログ更新は「もし可能であれば」といったところです。
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