(台湾・立法院の勢力【5月21日 産経】 第3政党の台湾民衆党がキャスチングボートを握る様相)
【荒れる「ねじれ国会」】
台湾では5月20日に民進党・頼清徳氏が新総統に就任しましたが、野党側が多数を握る議会では大荒れの状況です。
****女性議員にタックル 床に叩きつけられる男性議員も… 台湾議会で激しい乱闘 6人ケガ****
女性議員に襲いかかり、押し倒す男性議員。議場の入口は大勢の人で人波をかき分けることも出来ず、よじ登って強引に中に入った男性議員は転がるように机に落ち、そのまま頭から床に叩きつけられた。
台湾の国会にあたる立法院は現在、野党・国民党が最大会派となる「ねじれ」の状態で、国民党主導の議会改革法案の採決を、与党・民進党の議員が力ずくで止めようとして乱闘に発展した。
1月の総統選で当選した民進党の頼清徳氏は5月20日、総統に就任したが、少数与党として厳しい政権運営になることは避けられず、波乱の船出となる。【5月20日 ABEMA Times】
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最大野党・国民党と民衆党が立法院の権限強化を目的に提出した法案が目下の混乱の火種のようですが、過半数を下回る与党・民進党としては阻止のためには“体をはる”しかないのが苦しいところです。
****議会の改革法案めぐり与野党の対立が激化 新総統が就任した台湾で****
新たな総統が就任した台湾では国会に相当する立法院で、議会の改革法案をめぐり、与野党の対立が激化しています。こうした中、40を超える市民団体が立法院を取り囲むなど混乱が広がっています。
最大野党・国民党と民衆党が立法院の権限強化を目的に提出した法案には、答弁者の反問などを禁じる「議会侮辱罪」を刑法に加えることや、総統に対し、定期的に立法院での報告と質疑に応じることを求める内容が盛り込まれています。
国民党と民衆党が強行採決しようとしたため、与党・民進党と衝突し、17日には乱闘も起き、立法委員6人がけがをしました。
さらに民進党は法案について、「審議が不十分」だとして議事日程の先送りを求めましたが、民進党は現在、過半数割れとなっていて、過半数を上回る野党側に反対され否決。 逆に野党側は会期を延長するよう求め、賛成多数で可決されました。
こうした中、夜にはおよそ40の市民団体が野党側への抗議のため、立法院を取り囲みました。 台湾メディアによると、最大3万人の人が参加したということです。
20日に就任したばかりの民進党の頼清徳新総統ですが、議会では主導権を野党に握られ、厳しいスタートとなりそうです。【5月22日 TBS NEWS DIG】
最大野党・国民党と民衆党が立法院の権限強化を目的に提出した法案には、答弁者の反問などを禁じる「議会侮辱罪」を刑法に加えることや、総統に対し、定期的に立法院での報告と質疑に応じることを求める内容が盛り込まれています。
国民党と民衆党が強行採決しようとしたため、与党・民進党と衝突し、17日には乱闘も起き、立法委員6人がけがをしました。
さらに民進党は法案について、「審議が不十分」だとして議事日程の先送りを求めましたが、民進党は現在、過半数割れとなっていて、過半数を上回る野党側に反対され否決。 逆に野党側は会期を延長するよう求め、賛成多数で可決されました。
こうした中、夜にはおよそ40の市民団体が野党側への抗議のため、立法院を取り囲みました。 台湾メディアによると、最大3万人の人が参加したということです。
20日に就任したばかりの民進党の頼清徳新総統ですが、議会では主導権を野党に握られ、厳しいスタートとなりそうです。【5月22日 TBS NEWS DIG】
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こうした状況は選挙で“ねじれ国会”になることが確定した段階から予測はされていました。
****台湾・立法委員選、与党・民進党が過半数割れ…16年ぶり「ねじれ」で政治不安定化の可能性*****
13日の台湾総統選と同時に行われた立法委員(国会議員、定数113)選で、与党・民進党は過半数を獲得できなかった。国民党が立法院(国会)の第1党となり、少数与党に転落して「ねじれ」状態となる民進党は、予算案や法案の審議で野党に抵抗され、政治が不安定化する可能性がある。
民進党は前回(2020年)と前々回(16年)の立法委員選では過半数を獲得。議会第1党として盤石な政治体制を敷き、 蔡英文ツァイインウェン 総統の政権運営は安定した。ねじれ議会となるのは、00~08年の陳水●政権以来、16年ぶりとなる。(●は「編」のつくり)
頼清徳ライチンドォー 副総統は今回、「総統と副総統はハンドルを握る運転手で、立法院はエンジンだ」とし、総統当選と立法院の過半数確保の両方を目指す方針を示していた。
だが、内政の課題に適切に対応できていないとの批判を受け、党が関係する不正や不祥事も相次いだことから、厳しい戦いを強いられた。現有の62議席から大きく減らし、過半数(57議席)にも届かなかった。
国民党は、22年11月の統一地方選で大勝していた。今回の立法委員選では激戦区や民進党が地盤とする選挙区で、若手候補者を中心に接戦を繰り広げた。政策立案能力を高めるため、軍事や少子化問題、生成AI(人工知能)など、幅広い分野の専門家を擁立した。
第3政党の台湾民衆党も、現有5議席を8議席に伸ばし、キャスチングボートを握ることになる。政権与党側の政策や法案などに是々非々で対応していくとみられる。国民党は選挙中から民衆党に協力を呼びかけており、選挙後も駆け引きが続くと予想される。【1月14日 読売】
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【議会では国民党など野党が過半数という現実を日本も直視する必要も】
新総統就任式に日本からは過去最大規模31名の国会議員(自民党や立憲民主党など超党派の国会議員で作る「日華議員懇談会」のメンバー)が出席したように、日本では親日的で中国と厳しく対峙する民進党が人気がありますが、議会では半数以上を中国に融和的ともされる国民党など野党側が占めているという事実を受け止めて対応していく必要もありそうです。
*****中国の強硬姿勢が〝台湾人の意識〟変えた 頼総統就任「民進党=親米、親日、反中」「国民党=親中、反日」の二元論では見誤る****
台湾で昨日(20日)、頼清徳総統の就任式が開かれました。中国の台湾へのアプローチを見るにつけ思うのが、このイソップ童話のタイトルです。今回も総統就任式に向けて、さまざまなメッセージが出されました。
中国で台湾政策を主管する国務院(政府)台湾事務弁公室の陳斌華報道官は15日の記者会見で、台湾独立派を取り締まる法的措置を導入すると明言しました。陳氏はまた、中国を中傷する情報を拡散したとして、台湾のコメンテーターら5人と家族に制裁を科す方針も打ち出しました。
1月の台湾総統選直後から、台湾の離島、金門島周辺での民間船の臨検などの圧力を加え、「独立」を言えば武力行使も辞さないという強硬な主張も繰り返す。いずれも十年一日のごとき定型文です。
一方、台湾の馬英九前総統が先月訪中した際は、習近平国家主席が会談に応じました。「中台の融和」をアピールしたものと言われます。
こうして、「親中派」に秋波を送りながら、現状維持を訴える人まで含めて敵対視する姿勢が台湾社会にどういった影響を与えたのか。結果はむしろ逆方向です。
台湾の国立政治大学選挙研究センターが昨年12月に公表した世論調査によると、自分を「台湾人」と思うか、「中国人」か、または「両方」かを尋ねる質問に対し、「台湾人」が61・7%、「両方」が32・0%、「中国人」はわずか2・4%でした。調査が始まった1992年は「台湾人」が17・6%でしたから、遠心力が働いていることが分かります。
先の総統選でも、台湾の人々は「穏当な中道」を求め、日本の国会議員にあたる立法委員選挙では、与党の民進党も、最大野党の国民党も過半数を割るという絶妙に微妙な民意を見せました。
投票直前は、国民党有利とすら言われていましたが、馬前総統がメディアでも過度な「親中発言」をし、一説にはそれで50万票を失ったともいわれます。まさに、ひいきの引き倒し。「中道」「現状維持」を求める世論をつかみきれなかったわけです。
では、日本側はどうか。
日本国内のイメージでは、「民進党=親米、親日、反中」「国民党=親中、反日」というような二元論がありますが、これでは見誤ります。
前述の立法委員選挙で民進党は負けたわけですが、現地を取材すると人々の関心は「経済」でした。われわれは、今後も政権がどう変わろうとも現状維持を続け、「民主」「自由」「法の支配」が続く台湾である限りにおいては、惜しみなく協力していくことが大事になるでしょう。
折しも先週、国民党の蒋万安・台北市長が来日しました。「将来の国民党を背負って立つ」といわれる人物だけに大歓迎すべしと思っていたので、自民党の麻生太郎副総裁が会談したのは良かったと思います。
民進党をひいきするあまり、台湾全体を引き倒してしまわないように。中国の振る舞いを「以て他山の石とすべし」。日中の古い格言が思い出されました。【5月22日 飯田浩司氏 夕刊フジ】
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【「現状維持」を前面に出す頼新総統を「台湾独立派」として警戒する中国】
かつては独立志向的発言も目立った(そのため、アメリカなども当初は不安視していたところもある)頼清徳新総統は就任演説では「現状維持」を前面に出して安全運転ですが、中国の主張する「一つの中国」に組しない対応も見せています。
****台湾・頼清徳新総統就任 演説で中国との関係「現状維持」訴える****
台湾の新たな総統に就任した頼清徳氏は演説で、緊張関係にある中国との関係について「卑下せず、おごらず、現状を維持する」と強調しました。現地から中継でお伝えします。(中略)
中国との関係については「卑下せず、おごらず、現状を維持する」と強調し、中国に対して、圧力をかけるのをやめるよう求めています。
頼清徳新総統 「私は中国に対し、台湾への威嚇を取りやめ、台湾と共に世界の責任を負い、台湾海峡や地域の平和と安定の維持に力を注ぎ、世界が戦争の恐怖から免れるのを確保するよう呼びかけたい」
演説では対話の姿勢も強調していますが、一方で「中国はまだ台湾に対する武力行使の可能性を放棄を放棄していない」と警戒する姿勢もうかがわせています。
中国は「一つの中国」を認めることを対話の前提にしていて、今回の頼新総統の演説を受けて、圧力を緩めたり、対話を再開したりするような変化はないものとみられます。【5月20日 TBS NEWS DIG】
中国との関係については「卑下せず、おごらず、現状を維持する」と強調し、中国に対して、圧力をかけるのをやめるよう求めています。
頼清徳新総統 「私は中国に対し、台湾への威嚇を取りやめ、台湾と共に世界の責任を負い、台湾海峡や地域の平和と安定の維持に力を注ぎ、世界が戦争の恐怖から免れるのを確保するよう呼びかけたい」
演説では対話の姿勢も強調していますが、一方で「中国はまだ台湾に対する武力行使の可能性を放棄を放棄していない」と警戒する姿勢もうかがわせています。
中国は「一つの中国」を認めることを対話の前提にしていて、今回の頼新総統の演説を受けて、圧力を緩めたり、対話を再開したりするような変化はないものとみられます。【5月20日 TBS NEWS DIG】
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当然のように中国側は厳しい反応。
****中国外相が台湾の頼新総統を名指しで非難 「民族と祖先に背く恥ずべき行為」****
中国の王毅(おう・き)共産党政治局員兼外相は21日、台湾の総統に就任した頼清徳氏について「民族と祖先に背く恥ずべき行為」をしていると名指しで非難した。中国外務省が同日発表した。改めて頼氏を「台湾独立」派とみなして、対話を拒む構えを示した形だ。(後略)【5月21日 産経】
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****中国政府「台湾独立は死にいたる一本道だ」 台湾・新総統に頼清徳氏の就任を受け****
台湾の新たな総統に頼清徳氏が就任したことを受け、中国政府は「独立は死にいたる一本道」だとの強い表現でけん制しています。
中国外務省 汪文斌 報道官 「強調するが、台湾独立は死にいたる一本道だ」
中国外務省の報道官は、台湾の頼清徳総統の就任式が行われた後の会見で「台湾独立は死にいたる一本道」という強い表現を用いました。
そのうえで「どのような看板や旗印を掲げて、台湾独立を推進しても失敗するに決まっている」として、独立勢力とみなす頼新総統をけん制しています。【5月20日 TBS NEWS DIG】
中国外務省 汪文斌 報道官 「強調するが、台湾独立は死にいたる一本道だ」
中国外務省の報道官は、台湾の頼清徳総統の就任式が行われた後の会見で「台湾独立は死にいたる一本道」という強い表現を用いました。
そのうえで「どのような看板や旗印を掲げて、台湾独立を推進しても失敗するに決まっている」として、独立勢力とみなす頼新総統をけん制しています。【5月20日 TBS NEWS DIG】
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【一方で台湾取り込みのためいろんな「秋波」を送る中国】
一方で、中国から台湾への「秋波」はいろんな方面で。
****中国が対台湾規制緩和を相次ぎ発表、台湾側識者の見解さまざま―地元メディア****
中国は福建省の住民による観光目的での台湾への渡航や台湾産ブンタンの条件付き輸入解禁を相次いで発表した。台湾メディアは中国側の規制緩和策について「台湾側の専門家らからはさまざま見解が出ている」と報じた。
台湾・中央通信社によると、対中関係をめぐっては対中融和路線の野党・国民党の立法委員(国会議員)17人が4月26日から28日までの日程で訪中していた。
中国の文化・旅遊部は28日、福建省住民による離島・馬祖への旅行を再開させると国民党の訪問団に伝達。中国海関総署(税関)も同日、検疫の基準をクリアした台湾産ブンタンなどの農水産物の輸入を認める方針を発表した。
中国の政治・経済勢力への抵抗などについて考えるシンクタンク、台湾経済民主連合の許冠沢副秘書長は取材に「中国は台湾に対して経済的圧力を加え続けている」と指摘。局所的に遮断して経済的つながりを切り離すというやり方を先に取った後で、「一つの中国」に関する「92年コンセンサス」に賛同する人の仲介を通じて改めて規制を解禁することで「『一つの中国』を受け入れてこそ甘い蜜が吸える」とのメッセージを発している」との見方を示した。
一方、両岸(台湾と中国)の経済・貿易交流を推進する海峡両岸経貿文化交流協会の鄧岱賢秘書長は、中国が台湾に向けて発表した措置は「一種の善意」とみなすことができると語った。鄧氏は「関係を改善するためには双方の善意が必要だ」とし、「中国が一歩歩み寄ったからには台湾の政府の関係部門もそれに応えることが期待される」との考えを示した。
また、5月20日の頼清徳・新総統就任を前に中国がこのメッセージを発出したことは「新政権にとっては好転の機会になる。もし台湾政府が何かしらの応答をすれば、北京もその善意を理解することができ、両岸関係改善の契機になる」との見解を明らかにした。【5月3日 レコードチャイナ】
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「一種の善意」・・・“毒まんじゅう”という言葉もありますが・・・
****台湾・頼清徳新総統あす就任へ 中国との緊張続く中「家賃3分の1」で台湾からの移住促す優遇措置も****
(中略)
台湾の対岸にある中国福建省福州市。ここでテコンドー道場を経営する陳燕亭さんは、6年前に台湾から移住しました。自分の道場をもつのが夢でしたが、台湾で良い場所が見つからず、中国で道場を開きました。
台湾から中国に移住 陳燕亭さん 「いま二つの道場があって、80人くらいの子どもが通っています」
陳さんは道場を共同経営している友人と市内で暮らしています。
台湾から中国に移住 陳燕亭さん 「中国に来て成長できたと思います。市場は大きくて競争力も高いです。ここで働けば、今まで学べなかったことを学ぶことが出来ます」
ただ、台中関係の緊張が日常生活に影響することもあるといいます。
台湾から中国に移住 陳燕亭さん 「果物、魚が(輸入規制で)入ってきません」
中国政府は台湾の民進党政権を「独立勢力」と見なし、軍事面や貿易面などで圧力を強める一方で「経済・社会の融合的発展」を掲げ、「平和的統一」を目指す動きも続けています。
その一つが移住の促進です。2人が暮らすマンションは台湾からの移住者専用で、ある「優遇措置」が受けられるといいます。
台湾から中国に移住 陳燕亭さん 「家賃は相場の3分の1くらいです」
ほかにも、福州市では、18歳から45歳までの移住者は起業する際に補助金を受け取ることができます。
また、移住希望者に住居や仕事などを紹介するため、福建省をはじめ、中国各地に80か所近く設けられているのが「海峡両岸青年創業基地」です。この基地では、7年間で100人以上の支援を行ったということです。
ミン台家園台湾青年創新創業基地 李宛芯 執行長 「ここを通じて、より多くの台湾の若い人たちに福建省のことを知ってもらうことです」
福建省は台湾統一に向け、去年9月、移住者のための「モデル地区」を設置すると発表。
また、融和的な姿勢を示すためか、台湾をテーマにした商業エリアも省内に作りました。特産品や土産物を扱う免税店もありますが、日曜にもかかわらず、ほとんど客がいません。政府と市民の温度差も感じられました。(後略)【5月19日 TBS NEWS DIG】
台湾から中国に移住 陳燕亭さん 「いま二つの道場があって、80人くらいの子どもが通っています」
陳さんは道場を共同経営している友人と市内で暮らしています。
台湾から中国に移住 陳燕亭さん 「中国に来て成長できたと思います。市場は大きくて競争力も高いです。ここで働けば、今まで学べなかったことを学ぶことが出来ます」
ただ、台中関係の緊張が日常生活に影響することもあるといいます。
台湾から中国に移住 陳燕亭さん 「果物、魚が(輸入規制で)入ってきません」
中国政府は台湾の民進党政権を「独立勢力」と見なし、軍事面や貿易面などで圧力を強める一方で「経済・社会の融合的発展」を掲げ、「平和的統一」を目指す動きも続けています。
その一つが移住の促進です。2人が暮らすマンションは台湾からの移住者専用で、ある「優遇措置」が受けられるといいます。
台湾から中国に移住 陳燕亭さん 「家賃は相場の3分の1くらいです」
ほかにも、福州市では、18歳から45歳までの移住者は起業する際に補助金を受け取ることができます。
また、移住希望者に住居や仕事などを紹介するため、福建省をはじめ、中国各地に80か所近く設けられているのが「海峡両岸青年創業基地」です。この基地では、7年間で100人以上の支援を行ったということです。
ミン台家園台湾青年創新創業基地 李宛芯 執行長 「ここを通じて、より多くの台湾の若い人たちに福建省のことを知ってもらうことです」
福建省は台湾統一に向け、去年9月、移住者のための「モデル地区」を設置すると発表。
また、融和的な姿勢を示すためか、台湾をテーマにした商業エリアも省内に作りました。特産品や土産物を扱う免税店もありますが、日曜にもかかわらず、ほとんど客がいません。政府と市民の温度差も感じられました。(後略)【5月19日 TBS NEWS DIG】
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「一国二制度」を簡単に反故にされた香港の現状を見れば、中国側の「一つの中国」に同調するのは自殺的とも思えますが、「そうは言っても、食べていかなければ・・・」という話もありますし、同じ中華系民族としての思いは日本人とはまた違うものなのかも。