わたしにとって、この世で二大相性が悪いことは、早起きと掃除です。
どんなに早起きが心身にいいと言われても、早起きした日は一日中体がだるくて集中力が出ないし、掃除をしてもちっとも、気分すっきり、ストレスが解消なんてことはありません。むしろ不機嫌さが増すことすらあります
もしかしたら誤解があるかもしれませんが、掃除が嫌いだからといって汚いのが好きというわけではありません。
埃がとれて、ついでに物も心なしか整頓された部屋を見ると気持ちいいです。
綺麗な方がいいけれど、自分が綺麗にするのが面倒だというだけ
そんなわたしや、わたしのような人でも、たとえば茶道のお家元の家のような、床の間にツバキが一輪飾ってあるだけで他には何もない部屋に掃除機をかけてくれと言われても、それほど苦痛には感じないと思います。
でも、実際に自分が生活する空間は、そういうわけにはいきませんよね。
掃除をする時は、どうしても、何かをどけて、掃除機をかけて、また戻すという作業が必要です。
これが、まずイラつく。
さらに、掃除機は一瞬の隙をつくように、部屋にかけてあるコートの裾に吸い付いたり、靴下を吸い込んだり、パンストにくらいついたり、ビニール袋に襲いかかったりします。
まあ、ボディに入ってるゴミ袋の中にまで一気に吸い込んでくれたなら、後で取り出すこともできるんですが、問題はホースの途中で止まってしまった場合。
今回は、ピアノの鍵盤をふくフェルトの布(画像のオレンジのやつです)を吸い込んじゃってくれました。
見えているんだけど、指が届かないビミョ~な場所に留まっている布。
靴下とかの時は、たいてい菜箸で掻き出し、指が届くところまできたらつまんで引っ張り出すのですが、今回は厚みのある布なので、しっかりはまりこんでなかなか出てきません。
大きなはさみだとしっかりはさめるのはいいのですが、引っ張り出そうとすると繊維が切れちゃうんですね。
た・だ・で・さ・え・イ・ヤ・な・の・に・こ・ん・な・こ・と・に・時間・とられて
ああ、もうブチ切れそう
だから掃除って好きになれない
仕方なく、妹に助けを求めました。
妹も最初、菜箸やはさみを試しましたが、やはりダメ。
ついに考えついたのは、別の掃除機で吸い出すこと。
ひえ~、毒をもって毒を制す
掃除機の吸い口と吸い口を合わせて
数秒後に、フェルト布は無事吸い出されました。
妹もこんなことをしたのは生まれて初めてだそうです。
で、妹に言われたんですが、普通、こんなことは滅多に起きないことで、お姉ちゃんみたいに毎回毎回何か吸い込んでるのは、やり方がおかしい。
そうなんですか?
わたしは掃除機で掃除するの時にはつきものの出来事だと思っていたのですが、わたしの方が変なのかしら。
ルンバが発売された時、「これを作った人は掃除の本質がわかってない」と思ったものですが、世間では好評のようなので、やっぱりわたしがおかしいの?