春は名のみの風の寒さですが、梅の花が少しずつ咲き始めています
ソチ五輪は見たい競技の生中継がたいてい、日本時間真夜中過ぎなので、なかなかライブで楽しめません。
一昨日、ちょうどブログをやっている時に、女子アルペン複合というのをやっていました。
滑降と大回転を一回ずつ滑ってタイムを競うという競技です。
アルペンはレースの要素が強いので、見ていて面白いんですが、日本人は影もありません。
知らない人ばっかりで寂しかったわ
昨日、ようやく日本人選手が出場する競技をライブで見ることができました。
スピードスケート女子500m。
日本からは、住吉、辻、小平の3選手が出場しています。
スピードスケートは、インスタート、アウトスタートから1回ずつ滑って合計タイムを競います。
一般的に有利だとされているのはアウトスタート。第一コーナーが大回りになるので、そこで加速できるからです。インスタートはタイトなコーナリングをしなければならないので、後の加速が難しいようです。
選手によると、ソチのリンクは「氷がやわらかい」そうです。だから、しっかり氷を捉えるパワーと、特に後半のスタミナが重要なようです。
世界ランキングが低い選手は第一グループ、高い選手は第二グループに分かれて滑ります。第一グループが滑り終えると、10分ほど整氷タイムがあり、その間、会場では楽団が音楽を演奏してくれるようです。
1回目が始まりました。
選手達はだいたい38秒台で滑っています。
中国の張紅選手は、第一グループながら37秒台を叩きだし、暫定トップに立ちます。
第二グループの選手も、なかなか彼女のタイムを上回れません。
日本勢の先陣を切って登場したのは住吉選手。
同走の選手がフライングで失格になってしまったので、一人で滑ることになります。これはちょっと気の毒ですね。
陸上でも、同じように全力疾走しているつもりでも、一人きりで走るのと、誰かと競争するのではタイムが違ってくることがあります。
目標がない状態で滑るのはきつかったのでは。
1回目が終わって、日本勢の最上位は、小平選手の7位。
しかし、3位の張紅選手とはあまりタイム差がないし、2回目はアウトスタートになるので、メダルの可能性はあります。
2回目、住吉選手が一時トップに立ち、しばらくこの順位を守ります。
しかし、強豪が出てくると、順位が下がっていきます。
小平選手もがんばりましたが、滑り終えた時点で4位。最終順位は5位。残念ながら、メダルには届きませんでした。
バンクーバーで、外国選手のタフな体を見て、懸命に肉体改造をしてきたという小平選手。それでも…厳しいなあ
日本人はやっぱりスタミナが足りないのかなあ。
100mの入りは良く、中盤までいい感じで競り合っているけれど、最後のあの手を大きく左右に振って滑るところで突き放されてしまう感じがします。
金メダルは五輪新記録のイサンファ選手(韓国)。
もう、この人は別格でしたね。
体はそれほど大きくないように見えますが、重心を低く保って弾丸のように滑っていきます。速い、速い。
彼女が新幹線なら、他の選手は在来線の特急(?)みたいな印象でした。
たまたま見た競技だけ、まだらレポのアンジースポーツでした