「おいしいスイカ、入荷しました」
今年のドイツGPはニュルブルクリンクで行われます。
周囲を目にしみるような緑に囲まれたサーキットですが、標高が高いので天候が変わりやすいようです。
予選も、雨が降ったりやんだりというコンディションの中で行われました。
路面温度が低いので、タイヤに熱を入れるのが大変なようです。
Q1
雨が降らないうちにアタックしようと、ベッテルを先頭に早々とマシンがコースに出てきます。
フリー走行2回目でトップタイムを出したハミルトンが、予選Q1でも暫定トップタイムを出します。
その後、ベッテルがなんと、ハードタイヤでトップタイムをたたき出します。
Q1終盤、雨が降ってきます。ノックアウトゾーンのトヨタ・グロックは、その後のアタックを阻まれ、不運の雨となってしまいました。
Q2
ハミルトンはこのセッションでも好調。
一貴選手も一時2番手となるタイムを出しましたが、後続が次々と前にとびこんできます。
バリチェロがドライタイヤでトップタイムを出したので、全車タイヤをドライに履き替えてアタック。
マクラーレン勢と、スーティルがQ3に進出。
スピンを喫したアロンソ、一貴選手はQ2敗退。
雨のバリチェロ、雨のスーティルが本領を発揮しています。
Q3
マクラーレンの好調は本物のようで、ハミルトンがトップタイムをマークします。
しかし、今年の二強、レッドブルのウェバーが更新。
チームメイトのベッテルがこれに続き、1-2体制を築きます。
が、ライバル、ブラウンGP勢も黙っていません。
バリチェロとバトンが、ウェバーとベッテルの間に割って入ります。
やはり、白熱の予選。
【予選リザルト】
順位、重量、予想ピットイン、トップ10タイムです。
1 ウェバー(レッドブル) 661kg 19周目 1分32秒230
2 バリチェロ(ブラウンGP) 647kg 13周目 1分32秒357
3 バトン(ブラウンGP) 644kg 12周目 1分32秒473
4 ベッテル(レッドブル) 661kg 19周目 1分32秒480
5 ハミルトン(マクラーレン) 654kg 16周目 1分32秒616
6 コバライネン(マクラーレン) 664kg 20周目 1分32秒859
7 スーティル(フォース・インディア) 678.5kg 26周目 1分34秒316
8 マッサ(フェラーリ) 673.5kg 24周目 1分34秒574
9 ライコネン(フェラーリ) 674kg 24周目 1分34秒710
10 ピケJr.(ルノー) 676kg 25周目 1分34秒803
11 ハイドフェルド(BMWザウバー) 681kg 27周目
12 アロンソ(ルノー) 668.2kg 21周目
13 中嶋一貴(ウィリアムズ) 683.6kg 28周目
14 トゥルーリ(トヨタ) 683.7kg 28周目
15 ロズベルグ(ウィリアムズ) 689.6kg 30周目
16 クビサ(BMWザウバー) 673.5kg 24周目
17 ブエミ(トロ・ロッソ) 674.5kg 24周目
18 フィジケラ(フォース・インディア) 662.5kg 19周目
19 グロック(トヨタ) 662.3kg 19周目
20 ブルデー(トロ・ロッソ) 689.5kg 30周目
やはり、注目は上位争いに食い込んだマクラーレン勢でしょうか。
このサーキットはKERSが有効なようなので、スタートでどこまで順位を上げられるかが一つのポイントでしょう。
決勝は降水確率50~70%といわれているので、天候も大きな鍵でしょうね。
雨に強いバリチェロ、スーティル、レッドブル勢が注目されます。
一貴選手はQ2敗退ですが、彼も雨には強いので、持ち前のしっかりコース上に残る走りでポイントを獲得してほしいです。