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銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

ビートたけし氏に対する私の、考察

2009-02-22 22:36:32 | Weblog
 昨日、ビートたけし氏の「誰でもピカソ」と言う番組について触れました。これは、ご覧になっておられない方もあると思いますが、・・・・・いろいろな有名人のプロモーションに・・・・・最近では使われております。

 しかし、昨日も触れたように、一時期は、芸術家のコンテストをやっていて、誰が今週の一番かを決める制度があり、村上隆氏が、重要なメンバーの一人として、審査に当たっていたのです。が、それが、終わってよかったと思っている人間が私です。

 アーチストは<<<大衆に、広くその存在を知られなくてはならない>>>という宿命があるから、そういう機会を利用して、売り出したいと願うのも、必然でありましょう。だけど、普通のコンクールと違って、ある意味での余興ですから、じっくりとした審査ではないので、『気の毒だなあ』という感じが、出演者に対して起きる場面が多く、さらに、出演者自体が、後で、「非常に嫌な番組だった。あれに出たお陰で、ノイローゼになっちゃいました」といっているのを聞いた事があるので、私としてはもっとも嫌いな番組の一つだったのです。特にその若手芸術家の作品が、非常によいものだったので、私はそれ以来、あの番組は眼鏡をかけてみるようになっていて、いや、はっきり言えば嫌いになっていて、三輪明宏さんの丸山明宏時代のヒット作「よいとまけの唄」が出た時ぐらいしか見ていませんので、推定で物を言うわけですが・・・・・ともかく、その部分がなくなったらしいのは喜んでいるのです。

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 しかし、その誰でもピカソの中に(秘められてはいるが、確かに)存在する残虐性を見ていると、ふと、彼が、「テレビ・ジョッキー」と言う番組で、熱湯コマーシャルと言うのを遣っていたのを思い出しました。それについては、私は、ちらっとみただけで眼をそらしました。が、今、グーグルの検索で、それを、検証してみると、思いがけないことに、その第一弾となったのは、飯島愛さんで、彼女は根性があるので、最長時間の記録を発しているそうです。

 だけど、これは、まずくすると、死に至るゲームです。先日(09-2-20)も老人ホームで介護人が、湯温を確かめないで、車椅子のご老人を入浴させてしまい、大やけどで死に至らしめたと、報道をされました。それは、設定が50度だったということですから、熱湯コマーシャルは、死に至る事故を招きかねない番組だったのです。

 この頃、同時に、世の中に、少年リンチ事件等が多発した時代であり、私はテレビで堂々と人をいじめ、それを、見て笑う風潮に、ぞっとしたのを覚えております。グーグルの検索でさらに引くと、当時もPTAなどから、抗議が殺到していたそうです。

 さて、その後で、ビートたけし氏は、フジテレビで、何か大ヒットした番組を作ったみたいです。しかし、我が家の男たちがそれを見なかったので、私はそれについては一切を知りません。その次にTBSで「風雲たけし城」と言う視聴者参加型番組を作りました。これは、体力と技術を使わせる、擬似冒険番組で、それなりに、参加者が納得をしているみたいなので、それは、まだ、救われますが、スタジオにふんぞり返って、コメントをする姿には、やはり、ぞっとした部分があります。

 この頃、私は、テレビ関係者が、「視聴者をいじる、とか、いじくる」という表現をするのを知りました。つまり、ビートたけしさんは、ご自分を、(芸能人特に、軍団と称されるご自分のプロダクションの所属タレントには)、殿(との)と呼ばせるそうで、そこらあたりも、常に『人間とは、平等であるべきだ』と考えている私には、頷けないところなのです。

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 しかし、人間とは複雑なものです。ですから、彼には、もう一面、正反対の部分もあるのではないかとも、感じていました。結構シャイな部分が。それで、ある意味で彼を許していたと思います。

 それが、上品に出た部分が、絵を描くというポイントと、ピアノを習ったというポイントです。彼の絵は出版物から見ると、畑正憲さんのそれに似ています。べた塗りの背景のなかに、形象が浮かんでいるタイプ。(今度と言うか、もう終わったのかもしれませんが)、カルティエが、支援して、パリで個展を開くそうな。

 それから、軍団を組織して部下を売り出してあげる才能があれば、それも強みですよね。
そこら辺りは私には全く無い才能なので、その側面に関しては彼を、それなりに尊敬しています。
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 ただし、まだ、相当胡散臭いところを感じます。

 例の有名な男性たちと次々と、キスシーンを激写される、山モナちゃんは、彼のプロダクションの所属ですしね。今回、中川元経産相に対して、水に落ちた犬をたたく、類の発言が行われました。中川経産相の父君の死を再・考察すると、日本人なら、その手の発言は控えるのが、常です。そこが、日本人の心情に訴えるはずの、有名な人気(?)タレントとしては、ちょっと変ですね。

 ただ、彼に一つ、功績があるとすれば、そういうどぎつい表現の番組の中ででも、『真に頭がよい人とか、才能がある人が誰であるか』を視聴者は、見抜く機会を与えられるという点です。テレビ朝日の『テレビ・タックル』でも、一体、この国の政治は、どうなっているのかと言う疑問が、解明されるときがありました。反語的にでも。でも、今は、ウエブニュース上だけで、彼を追っていますけれど。

    2009年2月21日           雨宮 舜(川崎 千恵子)
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