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銀座のうぐいすから

幸せに暮らす為には、何をどうしたら良い?を追求するのがここの目的です。それも具体的な事実を通じ下世話な言葉を使って表し、

麻酔中でも、うっすらと判った。先生が、ご自分の手を信頼し、電動工具などをお使いにはならない事が

2025-05-09 11:07:24 | Weblog

 手術後10日目です。ずいぶんよくなりました。びっくりするほど今日は気分がいいです。静かにしていてどこも動かさなければ、どこも痛くない。13日前の怪我をした当日には、体中、どこを動かそうとしても劇痛が走ったのに、・・・・・手術後、たった10日間で、こうまで良くなるなど・・・・・・とは夢にも思えませんでした。寝たきりになるケースが多いなどと言うグーグル検索結果も、見ましたし。

 ただ、今の、私がこういう風に気分がどうのこうのと言っているわけですが、私はけがをした瞬間から別に絶望をしていたわけでもないです。感情を、全く動かさない状態だったのです。唯痛い肉体だけがあるだけの人間だったのです。

 感情停止です。絶望とか希望とかは、全く、心中に訪れませんでした。

 骨、特に大腿骨頚部(骨頭)を金属の丸いものと取り替えるなんて、想像もできなかったけれど、ともかくそれに耐えられて、そして今、病院(非常に近代的で、高度に発達したきれいな病院です。)にいます。

   手術前の説明によると、麻酔には二つ関門があるそうです。もう、詳しいことは覚えていませんが、その二つの関門を無事に突破出来て、部分麻酔(おへそから下が、麻痺する形・・・・・ひだり足がメイン・ターゲットだけど、所謂骨折部分だけの局所麻酔ではなくて、下半身全体・・・・右足も)でした。二日間マヒしている状態です。

  3目にさらに加筆します。麻酔は、脊椎に、注射針風のものを刺して注入する形式だった模様です。そして、「ちょっと、痛いですが、我慢をしてくださいね」といわれた後で、ブシュっとその針が刺さった感じは覚えています。でもね。それも二段階に分けて、行なわれたはずで、本当の麻酔液が入ってくる太い針が刺さるだろう・・・・・・そういう想像上の痛み・・・・・は、実際には感じませんでした。患者を脅かさない様にしましょう・・・・・という配慮が、深く施されていました。それは、もしかしたら、有名な、しかも大病院だったら、当たり前のことなのかもしれない。だけど、いつも、ひどいいじめ状態の中に置かれている私には、干天の慈雨と感じました。これから先は、後程、加筆します。蛇足1というところで、加筆します。入院中だって、こなすべきスケデュールがあり、患者側も、結構、忙しいのでした。お待ちくださいませ。

 でね、上半身は、麻酔がかかっていないのですが、もしそのままだと、患者自身が恐怖に見舞われるでしょう。で、酸素ガスと同時に、ガス麻酔が、行われたと思います。頭部も短い時間ですが、眠らせる形です。

 でね。二時間半かかった手術中の、手術室の人々の動きなどはまったく記憶にありません。

 ただ、一つだけ、すごい事を記憶しているのです。これが、私の特徴だと思うので、語らせてくださいませ。

 私は、東京の有名な弁護士さん(40歳以上年上の紳士)から、「あなたは、被害者像の典型であり、弱く弱く見えるのだが、実際は違いますね。本当に強い人だ」と言われています。(この部分、後程、時間があったら、蛇足2というところで、説明をさせていただきます)

 手術中に聞いた、とん、とんと、いうあの音を、まず、覚えていることに驚愕してください。そして、その音を聞きながら、どういう風・・・・に、マヒした頭の、反対側を使ってか、・・・・・しかも、なにを、考えたかを語らせてくださいませ。同じ手術を受けた人は、高齢女性の中には、おおいらしいのですが、私と同じ様に語れる人は、早々はいないはずです。

 私は、先生が、ノミと木槌、または、金づちで私の大腿骨頭部、または、頚部と呼ばれる部分を細分化なさっているのに気が付いたのです。しかも、丸いお団子を上から、ぐしゃっと潰す‥‥そして、砕片をピンセットで取り除くと言う形ではなくて、柱状節理の超小型化したものとして、切り砕いていらっしゃると感じました。

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柱状節理(ちゅうじょうせつり)とは、火山岩などの冷却時に体積が収縮して発生する、五角形や六角形の柱状の割れ目のことです。特に玄武岩や安山岩によく発達し、蜂の巣状や六角形が規則的に並ぶ景観が見られます。日本各地に柱状節理の景勝地があり、伊豆半島や東尋坊(福井県)などが有名です。

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 すごく丁寧な仕事だなあと感じました。どうして残った丸い頭部を一気に砕くと、いけないのかというと、それは、グーグル検索等でこの事故の様子をご検索ください。と一旦書いたのですが、今は8時間後で、少し体力が回復しているので、自分なりの説明を加えます。

 股関節というのは、球体の凹(骨盤側の穴)部分と、球体の凸(大腿骨頚部とか、頭部という)部分がぴったりと合わさって、足全体を前後左右、または円形に、動かすことができる組織の模様です。で、骨折が起きる前までは、その穴にぴったりと、大腿骨の頭部が収まる様になっていてアナの円周とか、穴近辺の骨は、厚さが7ミリあるだろうか?という組織です。いや五ミリ以下かもしれない。

 私は、よく言う天の摂理という言葉を思い出しました。私が、母の子宮内で、全体で、5cm³ ぐらいの肉の塊だったころ、既に、その萌芽はできていたのでしょう。しかも、万人に等しくね。

 私の折れた骨は一番細い部分で、その先で、骨盤の中に残った骨は、3~4cmの球体だった筈です。それを丁寧に、7本ぐらいの小さな柱にして取り去って、・・・・・・

 その後は、私には、分かりません。穴の入口より、直径が大きな次の新しい金属でできた球体をどうして入れることができるのか? 全くわかりません。ただ、先生の、木槌または、金槌が、私の不要になった骨を砕いていらっしゃるときに、ずしん、ずしんという、感覚は、あったのですよ。痛くないのですよ。本当に痛みは、全く感じないのです。でも、体の奥に向かって響く、ずしん、ずしんという音は、感じたのです。

 でも、私には、その手術中から、先生の手加減のすごさは、感じていたのです。もし先生のノミが、4,9cmのところ(=骨頭部以上の長さ)まで、入ってしまったら、骨盤を内部から、傷つけるでしょう。それに、柱状節理風の、砕片に砕く方が、穴の中に残る骨片が、絶対に少ないはずです。もし、一気にぐしゃっと、つぶす形になさったら、砕片を、全部、拾うのは、無理であって、後程、摩擦を起こすはずです。入れ歯を使っている方は、何度も経験がおありでしょう。歯茎と、入れ歯の間に、ゴマが一粒入っても痛いことを。あれと同じことになって、手術後も何度も、「いたい、いたい」という事となったと思います。

 しかし、私が、さらに驚いたことは、電動工具を使っていらっしゃるという気配が、無かったことです。手仕事で、全部を終えられた感じがあるのです。電動工具って、便利です。でも、飛び跳ねて、目的以外の場所を、カットしたり。ほじくったりするのですよ。それを避けられたのです。

 でも、手仕事の方がずっと大変です。お疲れになったでしょう。唯ね。先生も助手さん達も終わった後の歓談が、大変楽しそうでした。メンバー全員が、「今回の仕事は、成功だったね」と、お感じになった事でしょう。感謝至極です。

 なお蛇足(0)ですが、足って、重いのですよ。一本15キロ以上はあるでしょう。体重45キロの私の、3分の二を占めているのではないかと、思ったほど、重くて動かせなかったのです。けが後5日間ぐらいは、そうだったのです。自分では、5cmも、動かせなかったのでした。今は、手術後11日目で、相当に動かせます。ありがたいことです。

                        2025年5月9日、雨宮舜(本名、川崎千恵子)

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