酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

実働 1時間

2005年07月31日 | 無農薬野菜作り
今年最高の暑さの畑

先日の台風のため トマトの支柱がよじれていた

ピーマン ししとうも斜めに傾いでいる

久しぶりに 家内が同行してくれた

到着後 すぐさま収穫作業に取り掛かった

予定では 収穫のあと雑草退治だった

まさに 誰かがわざわざ 種をまいてくれたかと思うほどの 生育ぶりだ

(雑草の種まき・ブログ友のtyakomamaさんからのパクリです)


収穫を済ませ 支柱の補修で約1時間

頭がモオーとしてきた

これ以上は危険だ 熱中症にやられる

ハウス脇の 栗の木の下に避難した 


実に涼しい 風が自然のクーラーに感じられた

ラジオの 「のど自慢」を聞きながら 持参のおにぎりを食べた

うまい! 昨日のうなぎの数倍のうまさだ


木陰での 贅沢をすっかり堪能

実働1時間 しかし いい汗をかいた

いつもより かなり早めの帰宅となった


今夜の夕食は 全て収穫した野菜ずくしになりそうです




うなぎ

2005年07月30日 | オヤジのつぶやき
あまりにも暑いので うなぎを買いにいった

日光街道沿いの専門店

おせじにも きれいとは言えない店だが 味は絶品

1ツ1400円は手頃の値段だろう


実は 近くに天然うなぎを扱う老舗の料理屋がある

南千住の「尾花」だ 江戸時代からの開業だ

当時の隅田川が なごりなのだろう

予約はきかない

客のメンバーが 全員揃ってはじめて 店のなかに入れる

注文してから うなぎをさくためだ

うなじゅう たまごと うなぎをまぶした うまき

鯉こく 肝吸い 肝焼きにやきとり

値段は張るが かなりの遠方からの客が多い


しかし 今日は土曜日

混んでいるに違いない

8月になったら 奮発しよう

変な理屈に ひとり納得

1400円×2コのうなぎを 自転車のカゴに入れ

くずれないように 細心の注意を払って 自転車をこぐ私でした

妻の趣味 その3-2

2005年07月29日 | コミュニケーション
暑かった

研修を終え 帰宅した

ん!?

玄関に変なものが置いてある

朝 出かける時はなかったはずだ

ピンときた

夕べ遅くまで なにかモソモソやってたらしい 奥さん

これだったか!

マツケン・サンバもどきの 人形だ


似てないこともないが ちょっと変な感じ

しかし そこはそれ 誉めないと晩酌にさしさわる

「お いいね」

満足げに 深く頷く細君でした

次は なにを作るんでしょうか





神宮 燃ゆ

2005年07月28日 | 広島東洋カープ
なにか予感がした

後ろの席で 元気な応援の声が響く

「もってこい もってこい アーラーイ」

その声に合わせて 周りでいっせいに「もって来い もって来い 新井!」


次の瞬間 新井の打球が ホントにレフトスタンドに ”もってこられた”

一斉に立ち上がる 善男善女の面々 とんでもないことが起きた 湧き上がる歓声

そして 次の瞬間 知らぬ者同士 ハイタッチ風景が あちこちで繰り広げられた

もちろん私も 知り合ったばかりの隣席の若者 ウエ○君と両手で3度のタッチ!

後ろを振りかえり 仲のいいアベックにも 心を込めてのタッチだった

ツバメの反撃もならず広島カープ後半の初戦は ドラマのような逆転勝利となった


5時までは 都内O区の研修を担当した1日

テーマは 住民との「交渉・折衝の技術向上」だった

”交渉”のキーワードは 根気と誠意 あきらめてはいけない

参加者のみなさんと そんな話で盛り上がった直後の この快挙だ

最後の最後まで 決してあきらめるな!

カープが 素晴らしい事実を 証明してくれた


それにしても カープファンはいい 人なつこい

知り合ったばかりの 臨席の若者ウエ○君

広島出身 地元G高校からW大へ進学し 今春大手のビール会社に就職したという

なるほど さっきから同じ銘柄のビールばかり 買っていた理由がわかった

新井の 奇跡のホームランをきっかけに より親しみをおぼえた親子のような二人

彼の会社のビールを 一杯ずつ奢りあい 名刺交換をした

九州への転勤が内定したというウエ○君

もう 会う機会もないかもしれない

しかし 人間の一期一会の出会いの喜び 

カープの勝利とともに ほのぼのした気分を 味わった夏の一夜だった


帰宅してのビール お酒のうまかったこと

これからの 活力になりました


* 追伸です

私のブログの若き師匠 キアゲハ大作戦では 皆様のご協力をいただいた

「足立グリーン・プロジェクト」のH君。

28日、今夜のNHK「ご近所の底力」(再放送)に出演してます。

ご高覧いただければ 幸いです




禁煙車

2005年07月26日 | コミュニケーション
今月3回目のI県職員研修だった 遅刻なし よかった 

定刻発車の「スーパーひたち」いわき行きの指定席に座った

最近 事務所の担当者が 禁煙席を取るようになった

私の健康を考えてくれているらしい 1時間ちょっとのガマンだ


その「禁煙車」でふと思い出したことがある

数年前 同じI県の研修に同行してくれた Sさんのエピソードだ

ふたり並んだ席で 会話がはずんだ

30分もたったころだろうか

Sさんが 上着のポケットから タバコとライターを取り出した

私も彼も ”禁煙”を完全に失念していた


Sさんは 当時M市の現役市会議員を勤めていた

もちろん 禁煙車のルールを無視するような 粗野な人間ではない

ほんとうのウッカリだった

話に夢中になりすぎた

周りの乗客からの お咎めもまるでなし

気づかないままの なんともメデタイ二人の会話が ますます佳境に入ったとき

「もしもし」 穏やかな男性の声がした

同時に首を向ける二人の前に 通路に立ち ニコニコ顔の老紳士がいた

俳優の 益田喜頓に どこか似通った温厚そうな風貌だった

「はい なにか」 まだマヌケさの抜けない私たち

「楽しいお話の最中に 誠に恐縮です お気づきでないことと存じますが

この車両は おタバコの吸えない車両です おそれいりますが、、、」

あっと声を出し 口をあけた二人だった

「どうも失礼しました ごめんなさい」 タバコをもみ消すSさん

「いいえ 余計なことを申し上げました」

紳士は静かに去っていった 大勢の中で叱られた 恥をかかされた

そういう不快感は 全く残らない見事な説得だった


相手の自尊心を守り いやな思いを抱かせない老紳士の対応

すがすがしい気分すら湧いてきた

その証拠に 好漢Sさん

少し離れた席の紳士に”よくぞ ご注意してくださいました”

改めて挨拶に出向き 自分の名刺を渡してきたという


昨日 横浜の私鉄改札口で事件があった

利用者同士の 些細なケンカ 一方が相手の刃物で刺され 重体という

口から生じたコトバは 時に 凶器となり 相手の人格を破壊する

きわめてコワイ伝達の「道具」だ 


老紳士も なかなかの人物だった そして友人のSさんも見事だった

その後のSさん 議員を退任した

そして 地域の活動に熱意 誠意を発揮した結果が評価されたのだろう

「インターネット コミュニティーコンテスト」に優勝

先月 アメリカで表彰式があった NHKでも放映された

人の気持ちを大切にする Sさんの快挙だった


研修は無事終了 神宮のカープ・ヤクルトは台風のため 中止

真っ直ぐ自宅に帰ってきました












カタカナ語

2005年07月25日 | コミュニケーション
わかったようで わからないカタカナ語

コンピテンシー ベンチマーク コミットメント パケット通信 なんだこれは


東京S区の元職員Kさんと 上野ガード下で飲んだときの話題

S区民 70歳の男性から広報課に 苦情電話が入った

「広報紙面 わからない言葉が多すぎる 年寄りにもわかるように書いてくれ」

指摘された箇所を見て 職員が唸った

”S区は シルバーエイジのアメニティーライフを しっかりサポートします”

職員が”しっかり”わかったのは シルバーエイジとサポートだけだった

しどろもどろの答弁

「誰でも 意味が通じるような紙面にして欲しい」 ガチャン!


この広報課職員の 動きがよかった

年寄りの愚痴として 握りつぶすことなく 上司に相談

問題解決のため 庁内を奔走した

「わかりやすいコトバ 検討委員会」が立ち上がった

専門用語 カタカナ語が少なくなった

だれが読んでも わかりやすい広報紙になったという

話もカッコよさより わかりやすさが一番

テレビのCMで 小林桂樹もいっているとおりだ


なるほど いい話を聞いた

しかし Kさんの話でひとつだけ気になっている箇所があった

なんとなく 言い出せない 見栄がある

そんな私にKさんの先手の言葉

「アメニティーライフとは 快適な生活とでも訳すそうですよ」

いいヤツだ 聞きたいけれど聞けないことを 察してくれた

いまや 影の薄くなった「察しのコミュニケーション」


その夜の酒のうまかったこと

Kさんとは 来月 飲む約束がある   

いまから 心待ちしている 私です


資産公開?

2005年07月24日 | 無農薬野菜作り
暑い1日だった 昨日の余震もなさそうなので 1週間振りの野良仕事だ

相変わらずの 雑草退治を済ませ 我がハウスで一服した

改めて「我が家」を見回し考えた

各種の農機具 その他の備品 考えればよくぞ揃えたものだ

9年前には 想像すらしなかった 別世界の機具の数々


最近「定年帰農」という言葉を耳にする

定年を迎えた夫婦が 田舎に住み農業をはじめるというものだ

その道の大家には 九州在住の元航空自衛隊 ジェット機パイロットだった方がいる

かなり 大掛かりにされているようだ


そこで これから退職をし農業でも、、とお考えの方に私のつたない経験をお知らせしたい

といっても まだまだ未熟もの やたらなことを言うと師匠のYさんに 申し訳ない

農業をはじめようとしている方にも 迷惑このうえない


そこで資産公開(?)をします

農業には一体どの位の費用がかかるのか

これなら どなたにも迷惑の掛からない情報と思われる


では まず「備品」から

写真のハウス 自分たちで組み立てた 16万円(後輩と折半)

管理機(小型耕運機)29万円(同じく)

草刈り機 4~5万円  一輪車 6500円

手作業の機具 鎌 シャベル じょうろ 鍬 支柱 レーキ 等   これはそれほど高くない

次は「運営費」とでもいうもの

農地の借料 一反で年額5000円

肥料代 牛糞使い放題で これも年額10000円

種は 専門店で購入するので 市販の種の2倍とみていい  最高の種だ

管理機のガソリン 草刈り機の混合油  これはスタンドで購入できる


馬鹿にできないのが 行き帰りのガソリン代と 高速道路の経費だ

車は5年前から4駆動にした 高速は乗らない 時間があるので一般道だ


現役時代は付き合いでゴルフをやっていた

難点は 費用が高いこと  リタイヤした後がつらい  夫婦で行ったら大変だ

農業は 以上のように安い 夫婦 孫とも楽しめる

運動になり みんなで楽しめて しかも無農薬

一石3鳥の これからのお勧め趣味のエースと思う


しばしの 休憩に随分と手前ミソなことを考え 次なる作業に取り掛かりました


地震

2005年07月23日 | オヤジのつぶやき
震度4の地震があった

図書館に行く途中の 商店街の入り口で 遭遇した

乗っていた自転車の前輪が パンクしたかと思った

各商店の店先で ワッという声が上がり 路上に客が走りでてきた

来たか! 電線が揺れ 店の商品がころげ落ちる

空を見上げ 落下物のなさそうなところに 移動した


ほんの一瞬で 周りの様子が 平常に戻った

この写真は地震発生3分後の「ジョイフル三ノ輪」商店街の入り口だ

すでに 平常の風景を取り戻している

こんなものなのだろうか

そういう自分も すでに変に落ち着いている


イヤなことは 早く忘れたい 忘れたふりをしたい

下町人種特有の 見栄 虚栄心の発露だろうか

ほんとの大地震のときは この特質は どう現れるのだろう


家に帰り 防災用品の確認作業に いつもより時間をかけた


親類 縁者 お知り合いの方々から 見舞いの連絡があった

ありがとうございました おかげさまで 無事でした


言い方の工夫

2005年07月22日 | コミュニケーション
昨日のお施餓鬼法要終了後のことだった

住職が 受付の3人を慰労してくれた  別室のテーブルにビールと料理が 並んでいた

先ずはカンパイ ビールを飲み干し 料理をつまむ

3人は なにかと落ち着かない  理由は料理皿のそばに置いてある 書類だ すぐ目についた

結構分厚い冊子だ 「見積書」と書いてある

一瞬でピン!ときた我々3人だった  寺の改築だ  費用がかかる

住職親子を目の前にして 3人 顔を見合わせることはなかったが ハシの動きが止まった

25年前にも大改築をしている 檀家の負担だった 役員は相応の寄付をした

これはまいった こちらは他の2人と違う リタイヤ組だ 家内の顔が目の前でチラチラした


こっちの気持ちを知ってか知らずか 住職が説明をはじめた

ヤケにビールが進みだした3人組 後で聞けば2人も 半ばヤケッパチだったという

寝耳に水 せめてビールでも飲んでやれ 

やはり 話の中身は改築だった 

工務店の見積書をたんたんと説明する住職

屋根の改修1100万円 (う!) 外壁塗装900万円(う!う!)

本堂の冷房化200万円(次第に安くなるが ふ!)

さきほどのありがたい法話はどこいった

現実はきびしい

しかし そこは役員の3人 私を除いてツワモノ揃い 内心の動揺はおくびにも出さない

笑顔すら交えながら ときには 賛成の意を呈しながら 最後まで聞いた

工事は2ヶ月 10月のお十夜までには 完成したいと言う


タイミングを見て 隣に座っていた我が親戚の長老 J氏が落ち着いた声で質問した

「住職 よくわかりました ところでその経費はどうするおつもりですか」

部屋に静寂 殺気(?)が漂う一瞬だった

「はい ここ20年 コツコツためてきました 寺の負担です 皆様にはご了解をいただきたい」


この声が御仏の声に聞こえた 法話よりよっぽどありがたい”お経”だ

現金にも ほっとしてハシと口が活動を始める


ご住職 言い方を工夫してほしい なぜそれを先に言わない

心臓によくなかった となりのTさん(やはり親戚の中老)なんぞ ビールを飲む手が震えてた

この手の話は 結論を先にいってほしい 経費はお寺持ちです これならまず聞き手が安心する

とんだスリルを味わったものだ おかげで汗はひっこんだ

ホントの懇談は その後の時間だった 実にうまいビール 料理だった


帰ってからの 我が細君のひと言

「お坊さんの 作戦。全て承知の話の運びよ」

う~ん そうかもしれない 最後はありがたい言葉で締めた

やはり ご住職は人生の達人でした
                                            




お施餓鬼法要

2005年07月21日 | オヤジのつぶやき
東京下町だけの風習だろうか お施餓鬼法要

檀家寺の役員を務めているため 10時から受付を手伝った

食事のあと 本堂で80歳 まだまだ元気な 住職の講話を聞いた


餓鬼 お釈迦さまの教えにある 因果応報

前世の報いとして 落ちた人が行き着く先 

そのひとつが「餓鬼道」というらしい 報いとして受ける地獄の世界だ

餓鬼は文字どおり いつも空腹 腹を空かせている


釈迦の弟子のアナン師 医者に3日で死ぬといわれた

嘆き悲しむアナンに言った釈迦のひと言

アナンよ 餓鬼を救ってくれ

アナンの施餓鬼がはじまった 2500年前からの 言い伝えだ


檀家の100人近くの善男善女 お経料 塔婆の代金 そして忘れてならないのが

封筒に入れた お米だ

餓鬼に施す これが施餓鬼だ


人間に 欲望 自分中心 独りよがりはつきものだ

ときには 人に施す大切さをしんみり説いて 住職の講話が終わった

おしきせがましい話でなく 心がホッとする話し振り まさに聞く薬だ

人生の達人を思わせる


帰路 寺の境内の樹木と 街路樹が 種類は同じはずなのに 違って見えた

日頃 仏様をないがしろにしがちな私だが 気持ちもスッキリした
 

不思議な 体験と感覚 仏教にどっぷりつかった1日だった

釈迦の教えを守り 施餓鬼を始めたアナン 当時としては 長命 80歳まで生きたそうです