酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

血栓との決戦に勝つ!

2018年03月23日 | 闘病記
全く久しぶりの更新になりました

プロ野球も開幕してしまいますね


実は2月の中旬 右足に血栓が発症しました 症状が凄まじかったですね~

右足の付け根部分から 右足首にかけてパンパンに張れましたからね

まるで 太鼓の皮状態といっても過言でないでしょう

気付いたのが真夜中の3時

行きつけの病院の緊急外来に一報を入れました

一睡もしないまま 朝9時には診察

右足の超音波・エコー検査の結果 血栓の発祥と判明しました

治療方法は 血栓を溶かす薬品の点滴治療と告げられました

治療期間は約1か月!

即入院でした


それからの21日間は点滴治療

CT検査 エコー検査の結果 内服薬に代わって8日

都合29日間の入院生活になりました


血栓は 肺 心臓 脳に飛びますからね

非常に危険です

入院当初は トイレに行くにも 看護師さんを呼んでいました


退院は3月17日 以来 家の中 近隣の外歩きで歩行訓練しています

介護保険の認定を受けようと思いましたが 多少でも歩ける 風呂 トイレは自分で可能

認定外のようでした

地元の 支援センターの方と相談して 通所の歩行訓練施設を模索中です


血栓との決戦には必ず勝ってみせますよ

(コメント欄は閉じてあります)









運よく早期発見

2017年05月19日 | 闘病記


退院後の18日 都電荒川線沿線の恒例「薔薇街道」の撮影です


思えば 一か月前の4月18日 7時間半に及ぶ膵臓がん手術を受けました

がんが発見されたのは昨年12月下旬です

ペットCT MRI 細胞検査が発見に貢献してくれました

定期的に行っている採血によって 腫瘍マーカーの数値に変化があったのが10月でしたね

膵臓は 沈黙の臓器と称され 異常の自覚症状があったときは手遅れのケースが多々あるそうです

運がよかったといえるでしょう 早期発見でした

膵臓は全摘出でなく 3分の1程度の摘出でした

退院後も インスリンの注射は必要ありません


都立K病院の治療方針は 即手術をするのではなくて 一定期間の放射線治療を行います

1月23日から3月3日まで 28回に及ぶ治療を受けました

入院という形はとりましたが 外泊願い 外出願いで結構自由な入院生活でした


さらに 運がよかったのは主治医のH先生でした

膵臓がん手術の権威で「神の手」「ゴッドハンド」の異名があって 外国からの招聘も多く

私の手術後もアメリカへ渡ったそうです

患者にやさしく 部下に厳しい 生粋の熊本県人でした


手術は内視鏡による 体力に負担をかけない手術法でしたが 膵臓は胃の裏側にあるため

術後 胃の機能の復調に時間がかかり 10日間の絶食を体験しました

その間 体重が3キロほど減少しました

徐々に取戻しつつありますが 体重減少によって 心臓・膝の負担減になったのでは・・・

ここでも 自分に都合よく考える癖が出ています


26日が 初の外来による診断です

昔なら 命を失いかねなかった10日間の絶食!

内視鏡手術をはじめ 現代医学に感謝感謝のオヤジな私です


※ コメント欄は閉じています ※

柴又 やぶ忠

2016年06月26日 | 闘病記


葛飾柴又 帝釈天参道に面した蕎麦処「やぶ忠」です

この日の昼食場所でした


施設で療養中の友人 Aさんを誘い出して江戸川河川敷の「江戸川菖蒲園」に出かけました



その昔 江戸川区に住む老人が永い年月をかけて ひとりで”菖蒲園”を開墾しました

当初は行政が公共地での利用禁止を勧告していましたが 最後には老人の熱意に負けて

江戸川区立としたいきさつがあります



闘病中のAさんには 勇気づけられる老人のエピソードになりました

その証拠です



車椅子から降りて 帝釈天の石段を登り参拝できたAさん!

我々も 思わず拍手をしてしまいました



「やぶ忠」の”鴨せいろ”の旨かったこと

全員が完食しました


これからも リハビリに励んでもらい みんなで昔のようにどこかへ出かけよう!

Aさんの明るい嬉しそうな表情がよかったです

”あさが来た”

2016年03月07日 | 闘病記


文京区目白台の日本女子大学構内です

男子禁制?の女子大 生まれて初めて足を運びました


抗がん剤治療も ようやく第4クルーが終了

いままで生じなかった息切れ 軽い眩暈と吐き気という副作用が表われました

やはり 体内に抗がん剤が蓄積されたのでしょう


それでも 体調がよかった2月の晴天の一日 

ボランティア仲間に誘われて 出かけてきました



「女子大学校創立の恩人ー広岡浅子展」

NHK連続テレビ小説「あさが来た」主人公のモデルである実業家の広岡浅子が 日本女子大創立者の成瀬仁蔵に資金集めで協力するため宛てた手紙などを紹介していました

浅子の写真も20点が並び 1906年に撮影された記念写真には 成瀬や政治家の大隈重信 

卒業生で 後に社会運動家になる平塚らいてうが一緒に写っていました



男尊女卑の風潮のあった当時の世の中をよくするために 女性自身の意識を変えるために

”九転十起”で道を切り開いてきた広岡浅子

テレビドラマで注目されている浅子の実像の一端を生の資料から感じ取ることができました



ドラマでは紹介されませんでしたが 実在の主人公は嫁入りのときには肺結核を患っており 後には乳癌に冒されたが手術で治癒している

匕首で腹部を刺されて深手をおっても奇跡的に回復

大正八年に腎臓の病で生涯を終えたが 結核や癌の再発はなかったという


腎臓がん術後のわが身としては 浅子さんから勇気を貰ってきました

見学後の椿山荘でのコーヒータイム

ボランティア仲間のみなさんからも エールをいただき これからの観察治療に努めていくことになりました

抗がん治療 第3クルー終了 (近況報告)

2016年02月03日 | 闘病記


1月中旬 抗がん治療で入院 病院から眺めた富士山です


治療もサイクル3が終わって しばらく間があきます

お蔭様で いまのところ顕著な副作用もなく 治療は順調

最後の4クルーの前にCT検査を受けることになりました

転移はしていないので 無事にスルーすると信じていますが・・・


この間 ブログ更新が疎かになりました

いろいろありました

同級生S君と九段下の「昭和館」を見学  

昭和史の勉強の後 昼食は水道橋の「かつ吉」で”日替わりかつ定食”を賞味

また 11日は あの空手女子の成人式 孫娘の七五三以来の和服姿に感激しました

コミュニケーション・セミナーで一緒だったI嬢・N嬢・H君とは何年振りの再会だったでしょうか

亡くなったYさんを偲んでの集まりになりました

三人からの励ましが嬉しかったですね



有料老人施設に入所しているAさんに面会

面会仲間のひとり Iさんは昨年 肺がん手術を受け 1月に抗がん治療を終了しました

いわば先輩です

Aさんとの面会後 三人でいつもの居酒屋で一献

お互いに 医師から”ほどほどなら一杯やってもよろしい”とのお墨付きをいただいています

”ほどほど”のお酒を酌み交わしながら 今後の健闘を誓い合うのでした

他にも傾聴ボランティアグループとの食事会 研修会

新たな紙芝居グループからのお誘い ※このグループの演目には「君の名は」「愛染かつら」等があります※


2月は 抗がん治療最終の第4クルーに突入します

なんとか無事に乗り切って 文字通り”あさが来た”

ならぬ”春が来た”を満悦したいものです




今回の入院中に読んだ二冊の本です

読書の喜びも 今回の早期発見の賜物です 感謝!

GC療法 (1)

2015年11月18日 | 闘病記


お蔭様で 転移をしていなかったがん細胞でした

再発を予防するための化学療法を受けています

GC療法・・・ゲムシタビン(G)とシスプラチン(C)という2つの抗がん薬を使った化学療法です

ゲムシタビンは 細胞の中にあり遺伝子の本体であるDNAに作用することで がん細胞が増えるのを

妨害して さらにがん細胞を死滅させる薬です

シスプラチンもDNAに作用することで(DNAと結合して)がん細胞が増えるのを抑えます


GS療法は点滴で行われます

治療の1サイクルは28日間 4週間ですね

1週目は入院です

4日間の入院で 2日目にゲムシタビンの点滴(1時間)

3日目にシスプラチンの点滴(1時間半)

4日目に退院します

そして2週目は外来治療 ゲムシタビンの点滴1時間

3週目もゲムシタビン点滴 やはり外来です

4週目は休薬

以上で1サイクルが終了します

このスケジュールの繰り返しが4度 つまり4サイクル行われます



病室の窓から見えるスカイツリー 日の出直前の景色に癒されました


特に際立った副作用もなく 術後の日常生活に変わったところもありません

同級会では多少のビール ウイスキーの水割り(薄くしてもらいました)

カラオケ5曲の熱唱!



外来点滴の翌日 医師の許可をいただいての研修出講

さらに 友人から立川流一門による落語会へのお誘い

寸志さん らく兵さん 左談次さん 生志さん 浪曲の玉川太福さん

雲水さん そしてトリは立川ぜん馬さん

立川流の名人芸に酔いしれた一夜になりました


16日は母親の命日でした

墓前に花を手向け 手を合わせ 術後の無事と健康に感謝

つくづく思います なんといっても普通の生活が一番です