酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

下町風俗資料館

2005年07月03日 | オヤジのつぶやき
都議会議員選挙の投書を済ませ 上野アメ横に買い物に出かけた

帰りに立ち寄ったのが 台東区立の「下町風俗資料館」

久し振りだ

池之端のすぐ目の前 幟と古いポストが入館者を待ち受ける

この資料館は戦前戦後、遡っては江戸時代の庶民の生活 風俗を再現させた貴重な文化財だ

まず目にとまるのが 江戸時代の商家 鼻緒屋の店先の再現

いまにも髷をゆった番頭さん 小僧さんが奥から出てきそうな雰囲気

臨場感満点だ

次がこれも江戸時代 長屋の復元だった

4畳半の部屋と台所 せっちん(トイレ)だけの ちまちましたつくり

せっちん使用後の手洗いには 記憶があった

狭いながらも じつに機能的にできている 無駄がない

江戸人の智恵を感じる


「江戸」の隣に面した横丁の駄菓子や こちらは記憶がすぐに蘇った

小中時代 お世話になった下町常設の子どもの社交場 

たいていの駄菓子やには なぜかお婆さんが店番をしていたものだ

店の中での もんじゃやき5円は 友人たちとの情報交換の場として最適な隠れ家

なつかしさが こみ上げてきた


2階に上がると ここは懐かしさだらけの別天地だった

生活用品 おもちゃ 時代を感じさせるポスター類の数々

先に閲覧していた 中高年グループの歓声があがった

「あ これあった!あれも知ってる!これ使ってた!」

湯タンポ 長火鉢 足こぎミシン 代用食パン焼き器 メンコ ベーゴマetc

2時間があっという間だった


戦後60年 終戦時には夢にも想像しなかった現代の生活環境だ

ときには 不便ではあったが ひっそりと生きてきた時代を思うことも 必要だろう

きょうの資料館 私の世代の人間に混じって 若い人たちも興味深そうに見学してました