酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

やつがしら

2005年10月31日 | 無農薬野菜作り
30日の畑は快適だった

寒くもなく 風もない

かねてご案内の やつがしらの初収穫だ



この大きなかたまり 3つがやつがしらの”本体”だ

小さいほうは ”子芋”という

生産者だけが食する 特権だ  実にうまい


特に 子芋は姿かたちが 里芋に酷似している



            (これは 里芋)

子芋を含めて やつがしらの味は 里芋よりやや固く 歯応えがある感じだ

正月の おせち料理には欠かせない存在

縁起のいい食べ物と言われているようだ


かぶも 初の収穫

大根も1本だけ 抜いてきた



収穫は楽しかったが メインの仕事は畝つくり

9月に蒔いた種 たまねぎとキャベツの苗が育ってきた

これらの苗を移植する

結構 骨の折れる作業だった



順調に育つ 白菜の隣に植えることにした


作業の後は 例によってYさんとの歓談

テレビ出演のKさんとの協同開発の「液肥」のその後

スムースに計画が進められているようだ

全国からの視察も絶えないという

今年度中には NPO・行政が取り組んで 新しい「液肥の施設」を作る

Yさんが 実績をかわれて指導者的な役につくことになった

流石はYさん 弟子の私も誇らしげな気分になった


詳しくは 推移を見ながら ご報告していきます

やつがしら通信でした




孫の画

2005年10月30日 | 自己紹介
              ファックスの調子がよくない
            
        娘のところに電話をして 試しに送ってもらうことにした

              電話に出たのは 小4の孫娘   

                母親は留守だという

         事情を伝えると 自分がなにかを送ると応えてくれた


               

                        

                送られてきたのが この画だ

                 ”まましゃん” ”じじ”とある

              まましゃんは 家内だ  じじはこの私

            それにしても ばかに若く描いてくれたものだ


                 つい 嬉しくなってしまった

        そこで 5年前 彼女が年中さんの時に描いてくれた私の顔

         

             毛が少ないのが気になるが ソックリだそうだ


                  じじバカの一席でした

あがる

2005年10月29日 | コミュニケーション
28日は深谷市の 2回目のディベート研修最終日

各チームに分かれて 試合を行った

準備期間が充分あったためか 4試合全てが白熱の好ゲーム

”ディベート試合から得られる成果”のひとつ

「もの事を 両面から考える力がつく」を堪能していただいた


そして 終了時の感想発表での 多数を占めた意見と感想

それは 大勢の前で話すときの”あがり”への対応策だった


”あがる”ことは どうしてもマイナスのイメージがつきまとう

なんとか あがらないで 人前で話すことが出来ないだろうか 


浅草演芸場で 三遊亭円窓師匠の話を聞いたことがある

円窓師匠の”師匠”名人三遊亭円生の忘れられないエピソードだ

あるとき 円生がいつもの落語を一席演じた

終わって控え室に戻ってきた師匠

顔面が蒼白 額から汗が滴り落ちていたという

当時は前座の円窓さんと円楽さん ”師匠 急病か!”あわてて駆け寄った

それを制した円生師匠 ひとことポツリとつぶやいた

「あがってしまった・・・」


事情を察した二人の弟子が 紋付袴の着替えを手伝った

ここでも弟子たちが驚愕した

紋付袴が 汗でしっとり湿っていたという


昭和の名人のひとり 三遊亭円生を ここまで緊張させた場所と相手

場所は宮中 お相手は昭和天皇 皇后陛下だった


浅草演芸場での 円窓さんの嬉しそうな語り口がよかった

「ねぇ みなさん 名人円生も”非日常のこと”をやるときは”あがる”もの

これは人間 一所懸命の姿 真面目に取り組めば必ず”あがる”のがその証です」


”あがる”をマイナスに捉えない 円窓さんの言葉には説得力がある

真剣に取り組むとき 緊張感 つまり”あがる”現象が生じる

あがったら むしろ”しめた!”と思うことだろう

いい加減な気持ちなら あがるわけがない


そして 大事なことは 話している本人が思うほど 

聞き手には あがっていることは100パーセント伝わらないということだ

自分以外 全員が落ち着いて話しているような錯覚におちいるのは そのためだ


名人 三遊亭円生師匠のこの嬉しいエピソード

受講者一同 安心・安堵の表情と 大きく頷いての研修終了となった

大勢の前で話すことは非日常の体験

あがって当たり前 自分は真剣に取り組んでいる証拠なのだ

プラスのイメージを抱くことが 大事なようです




























意欲と勇気

2005年10月27日 | コミュニケーション
今回の研修も 前回と同じ兵庫県だった

受講者が多いため2回に分けての実施で 今回の宿泊は三宮 お馴染みのホテルだ



中堅職員52名の参加者の中に 言語に支障をもつ女性職員がいた

研修初日の小グループに分かれての 1分間の自己紹介

たどたどしい言い回しだったが なんとか 仲間に伝えたい意気込みが感じられた

ただし 講師としては 多少の不安感が残ったのも事実だ

彼女にとって 1日半の時間が苦痛にならないだろうか

コミュニケーション能力向上セミナーは 実習が主体のカリキュラムになっている

研修は グループディスカッション 代表者の発表と続いていく

さらに「~の大切さを皆に伝える」 全員が前に立ってのプレゼンテーション


私の懸念は よけいなものだった

彼女は”あいさつ”の大切さを説いていた

3分間 大勢を前にしてのスピーチは 緊張感・あがり いろいろな障害がある

でも Mさんは 頑張った

もちろん 何度か絶句した  言葉がでてこない

しかし 途中で 投げ出さなかった

そして 黙ったときの 笑顔が実によかった


彼女の主張は「あいさつの目的は 人間関係を築く大事な話しの機能です」

言葉は不自由でも 身振り 手振りのジェスチャーを交え懸命に表現していた



話は言葉だけでするものではない

聞き手は 話し手の意欲 熱意 誠意といった言語以外の何かに強い影響を受ける

終わった後のMさんへの拍手 この日 一番の盛大な拍手だった


Mさんへのコメントも 公平にさせていただいた

それが嬉しかったらしい  帰りに丁重な挨拶をいただいた

私のほうこそ感謝しなければならない 

自発的に 苦手な内容の研修に参加された 彼女の意欲と勇気 


仲間たちの暖かい応援ともども 感動の研修会でした
  





<余禄>



夕食(?)は例の「花月庵」

日本シリーズ 第3戦を見ながらのOさんとの談笑となった

彼は 鳥取出身で特にトラのファンではないらしい

しかし あまりの負けっぷりのよさに 呆れ顔だった

テレビに背を向け 電話なんぞしていた



そして「どうも 今度の阪神はコレでんなぁ」

壜から 丁寧に剥がした焼酎のラベル

お土産に持たせてくれました

今回もまた 愛すべきOさんでした




変な”利口”よりも あんぽんたんに あやかりたい私でした



                                             




 







アルコールバトン

2005年10月24日 | 酒の席
ちょびママさんから アルコールバトンなるものを紹介された

「酒と畑に戯れる・・」を表示している私としては 避けては通れない

手を上げた 恥を忍んでいくつかのエピソードを・・・


1 あなたの好きなお酒はなぁに?

 最近は日本酒ですね 若い頃はアルコールランプのアルコール以外 なんでも
 飲んでいましたが 年輪を重ねるごとに原点に戻りました

2 酔っ払うとどうなってしまうの?

 とにかく楽しくなり 知らない人にも声をかけ 仲間意識が強くなります
 そして 酔うほどに 言葉が下町口調になります
 寅さんの小型版ですね 毒蝮三太夫さんにもなります
 口が 悪くなるんでしょうね 慣れない方はびっくりします
 親しみの表現 わかっていただくと 相手も下町調で応じてくれます

 憧れは 好きな作家 村松友視さんのTVCMのように バーの片隅での場面
 「ワンフィンガー ツーフィンガー」なんぞと言ってみたいのですが・・・
 ひとりで飲むのは苦手です

3 一晩で飲んだ量と費やした最高金額は?

 現役の頃 後輩と はしご酒を9軒したのが最高です
 軒数を憶えているのだから たいした量でもなく 全部下町の飲み屋とスナック
 たいした金額ではないでしょうね
 
4 呑んだくれて 良かったなぁ~と思うことは?

 なんと言っても 友達が増えたことですね
 いま リタイヤして 周りを見回すと やはり呑んべの友人が多いです
 もちろん 呑めない人もいます こんな私にほどほど付き合ってくれています

5 お酒の上での失敗談ある?
  差し支えなかったら笑える失敗談と 笑えない失敗談を聞かせて?

 これは数かぎりなくあります 飲んでるときは しっかりしてても 翌日
 ビデオテープの再生が不可能で 忘れたことも多々ありますが・・・

 <笑える 失敗談>

 現在の所属事務所のリーダーF氏との昔のエピソード
 その晩は 実によく呑みました
 コミュニケーションに関する話題で盛り上がったのでしょう
 
 翌朝の出勤時 コートを着てみて なにか様子がおかしい
 どうやっても コートの袖に腕が通らないのです 肩がつかえます
 なんだ これは どうしたんだ

 袖が破れそうになって やっと正気に戻りました
 コートを取り違えたのです

 これまでも 上着 靴の類はよく間違えました
 飲み屋のオヤジが 職場に きたない靴を届けにきたこともあります
 そのときの私は 知らずに他人の 新品の靴を履いていました
 しかし このときは事情が違いました
 どう考えても コートを取り違うはずがない

 取り違うはずがないと思った理由は 二人の体格の差にありました
 私は大柄 彼は小柄な体格です
 したたかに酔ったとはいえ お互いにどうやって着たまま 帰ったのか
 彼は 私のコートをずるずると 引きずって行ったのか
 私は さぞ窮屈そうに 身体を曲げながらタクシーに乗っていたのでしょう

 さらに おまけがありました
 コートのポケットに なにやら大きな固いものが突っ込んでありました
 ?・?
 出てきたもの 木製のゴツイ「えもん掛け」です
 夕べの飲み屋の屋号 電話番号が 黒いマジックで書かれていました
 カガミの前に 小さなコートをたくし上げるように着て 
 呆然と佇む私がいました

 それからですね
 F氏とより親しくなったのは・・
 いまでも 一緒に飲むと この話がでます

 <笑えない 失敗談>
 
 これも若い頃 飲んで電車で寝過ごし
 朝 目覚めたのは 総武線の電車の中
 電車も津田沼車庫で ぐっすり寝てました私と仲良く


 学生時代 電光ニュースのアルバイト 仕事中にちょいと一杯引っ掛けた
 セット終了後 飲みに出かけて 帰ってみたら
 飲んでたので 操作を間違えたらしく 電球数千個が全てオシャカ
 いい時代でした 切らした電球の弁償もなく バイトを続けられました


6 次にバトンを回す飲んだくれさん二人

 これは困った質問ですね  飲み友達は沢山いますが ブログをやってません
 ブログの師匠H君も 付き合ってはくれますが そんなに飲みません
 どうしましょうか どなたか いらっしゃいますか


            <お口直しに>



        (先日訪問した 熊本城の石垣です) 


明日から また出張になります 





  

 
 
 
 


ほぼ全員集合

2005年10月23日 | 無農薬野菜作り
昨夜は 雷雨に見舞われた埼玉地方

今日は 突き抜けるような青空に恵まれた

Yさんの弟子が 久しぶりに ほぼ全員集合した

中高年になってから 郵便局を中途退職して プロの農民になったIさん

私の現役時代の後輩T夫妻 設計事務所退職の若きYさん夫妻

みんな 畑大好き人間だ



稲藁を集めて トラックに積み込む

来年の苗床の準備のためだ



雨で濡れた藁を 立てて乾かす



藁を積み込む

昔は この稲藁 ひと束200円もした貴重品だったという



作業の 半分が終了した

もう1回で完了の予定だ


稲藁の仕事の後は 畑に戻り収穫だ

やつがしらの成長が著しい

ひと株だけ 茎を切った



紫色をした やつがしらの茎

”いもがら”という

味噌汁に入れると 実にいい味がする

また 茹でて 酢味噌につけると 酒の肴にもってこいの味となる

今夜の一杯の肴 これに決定となりました

稲藁運びで疲れた身体には 五臓六腑に染み渡る いいお酒となりました






須磨 明石

2005年10月22日 | オヤジのつぶやき
今回の研修は 兵庫県

ここも 年に2回訪問している



初日は 午後からの開始なので 出発は朝になる

JR須磨駅前の寿司屋「魚熊」は昼食の定番の店だ

にぎりと”ニューメン”のセットで800円はうれしい値段



研修会場の庭の景観には いつも”感嘆”のひとこと

ため息が出るほど素晴らしい

まさに「須磨の浦」そのものだ



今回は1日目の終了後 嬉しいことがあった

2年前の受講者のKさんからの事前連絡

夜 三宮で会いたいという


落ち合い場所は これもいつもの「花月庵」 蕎麦屋兼飲み屋だ

主人のOさんの 多少の偏屈さが魅力の店だ


香茸が当夜の酒のつまみだった



ビールを飲んでのKさんとの楽しい語らい

そのうち Oさんも交ざってきた

彼の愛用している焼酎持参だ  銘柄が「アンポンタン」

出身の島根県産か 聞きそびれたが これはうまかった



初対面ながら すっかり打ち解けたふたりの友人



kさんは若いが3人の娘さんがいる

4月にPTAの会長になった  

11月に 彼の地元で私になにか話をして欲しいという

はじめ 丁重におことわりしたが 熱意に負けた


みんなで握手をして別れ 宿泊地「舞子ビラ」に無事到着した


翌朝は6時起き 朝の散歩を楽しむ

「舞子ビラ神戸」は始めてのホテルだ  昨夜は気づかなかった周りの景色

仰天した 少し残っていた二日酔いが吹き飛んだ






明石海峡大橋の眼前のホテル「舞子ビラ神戸」



神戸市の関連施設らしく 宿泊料金も この設備にしては格安だった


51人の研修生

中堅職員の熱気を感じた2日間だった




休憩時間に聞いた話が 印象に残った

震災当時 淡路島で まだ学生だった 女子職員のHさん

前日の1月16日 飛んでいた鳩が 彼女の家に激突した

足がすくんだ経験 決して忘れられないと言っていた







ちょっと いい話

2005年10月19日 | コミュニケーション
警察大学校での研修があった

警官の方々のセミナーは 6月の免許証関係職員以来のことだ

場所は サッカーの味の素スタジアムから ほど近かった





全国各都道府県からの参加者65名

そんな中で こんな話が披露された


小学1年生の少年が 道でお金を拾った

すぐに 交番に届け出た

交番勤務をしていたのは 50代の巡査だった

「坊や エライね よく届けてくれたね」 お金を受け取り 少年の頭をなでた

そして 椅子に座らせ ニコニコ顔で書類を書き始めた

「坊やは本当にいいことをしたよ ハイ この紙をご両親にみせてね」

巡査は 取得物調査票のコピーを手渡した

「うん」

おまわりさんに誉められた少年 嬉しそうに 家に飛んで帰って行った


息を弾ませ 母親に調書を手渡す少年だった

「お母さん ボク おまわりさんに誉められちゃった」

「それはよかったわね なにがあったの」

事情を聞きながら 調書を見ていた母親の目の色が変わった

実に丁寧に書かれてあった

一字 一字に心が込められていた

”たかが 小学生”といった気持ちでない 対等の立場での応対が想像された


子どもは 親の背中を見て育つ

子どもの躾は 大人が行動で示すことだ


よく言われることだが これほどむずかしいことはない

わが子に示してくれた大人のよい手本

帰宅した父親と 3人で交番にお礼に行ったという


ちなみに この少年が拾ったお金は 1円玉でした




    (このエピソードと同じ 50代の方々)

皆さん いい話をされていました

不祥事が報道されていますが 氷山の一角

真面目に 仕事に取り組んでいる方たちが 圧倒的に多いのでしょうね











渋沢栄一

2005年10月18日 | コミュニケーション
17日の研修先は 埼玉県深谷市だった

高崎線 深谷駅で出迎えの車を待つ

深谷駅は 全国100選にも名を連ねる レンガ作りの優雅な建物だ





駅舎の中に展示してある めずらしい絵のレプリカ

明治17年に制作された 三代目広重による当時の深谷界隈という

岡蒸気が煙をはき 田園風景の中をのんびり走っている図柄だ





また 深谷市といえば 全国でも有数な葱の産地

そして お国自慢は かの渋沢栄一翁の生誕の地だった

研修会場内にひっそりと佇む「誠之堂」





誠之堂は 大正5年 渋沢栄一の喜寿を記念して建築された

その命名は 儒教の経典「中庸」の一節「誠者天之道也 誠之者人之道也」

(誠は天の道なり これを誠にするは人の道なり)にちなんだものとあった


誠之堂の内部





渋沢栄一翁を中央に 喜寿の祝いの記念写真





歴史を堪能した後の 研修会

なんとなく 参加者のみなさんが 渋沢翁の子孫のように感じられ

いつもより 厳かな気分に浸っての開始となりました





月末の2回目の研修にむけて しっかり準備中の参加者です

実に まじめでかつ ユーモラスな若者たちでした





その後の師匠

2005年10月16日 | 無農薬野菜作り
8月27日 NHKテレビ「野菜通信」に出演した 我が畑の師匠Yさん

相変わらずの元気さを発揮している

いまにも雨が降り出しそうな15日

出張の疲れもあったが こかぶの間引きが気になるので 遅くの出発となった

夫婦で収穫中のYさん





背景は この時期でも収穫盛りの 見事な茄子だ

ふたりの背丈以上に成長している

一株から 180~200個の収穫があるという

例の 液肥が効いたのか

とにかく さすがプロと言わざるを得ない

私の指導には うるさ型のYさんだが 心からの賛辞には ニッコリ

この笑顔が 実に素晴らしい





お土産に これも見事な いんげんを捥いできてくれた

夕食の 取立ていんげん美味でした 





管理機が動かず 鍬で植えつけた白菜

どうやら 害虫の被害も少なく 順調に育っている

茄子は終わりに近づいているが のどかな秋の1日を過ごしてきました