酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

人の輪を広げる畑

2006年04月29日 | 無農薬野菜作り


今年も Yさんが精魂込めた苗が勢ぞろいしました

今日は 販売の手伝いの1日でした

完成して 買い手を待つばかりの 苗たちです

<   <


販売前の 作戦会議

Yさんの 薀蓄に耳を傾ける「都会人」の方々

ここでもまた 新しい人間関係が始まりました

野菜作りを通して 未知の方々との交流の始まりです



                    苗売り場です





この日を待ち構えていた お客さん





曇り空の1日にしては 売り上げも上々だったでしょうか


今年は 例年にも増して「売り子」が多く集りました

「巨樹」のHさん夫妻 Hさんの両親 友人のMさんたちです


お陰さまで 私たち夫婦は ゆったりすることができました



つばめが 子育てを始めています

私たちの 苗育ても間近に迫りました

そして 今日から 新しい人間関係が育ちはじめます


畑と野菜作りは 確実に「人の輪」を広げてくれる 素晴らしいコミュニケーションの働きをしてくれますね



















姫路城

2006年04月28日 | コミュニケーション


ここ 姫路城は1993年に 法隆寺地域の仏教建築物とともに わが国では

初めての世界文化遺産に登録されました

江戸時代初期に造営された 最も完成された城郭建築です

長い歴史の中で 一度も戦や大きな災害に遭うこともなく生き残り 多くの人々の

努力と熱意によって保存 整備されたきました


<   <


年間 80万人が訪れる”白鷺城”です

今回も 昨年同様研修の前日に「余禄」を楽しみました



中高年グループに説明をする ボランティアの女性です

「この油壁をご覧ください 粘土に豆砂利を混ぜ 米のとぎ汁で固めたものと言わ

ており 阪神淡路大震災にも耐えることが出来たのです」

参加者の男性のつぶやきが耳に入ってきました

”偽造は しなかったんだ・・・”

* この日 例の事件で関係者が数名 逮捕されています *



ひとりで 静かに観光を楽しむ人



お菊さんが 飛び込んだ伝説の井戸

熟年夫婦が 覗き込んでいました

* 番町皿屋敷は 千代田区の番町だとばかり思い込んでいた私です




観光客の3割は外国人が占めます

世界遺産に登録されてから その数は増える一方ということでした

天守閣で休憩の外国人グループです




天守閣から 姫路駅を望む景観です


実に贅沢な時間を堪能したあと 研修所に向かいました



姫路城から 車で40分

閑静なところです  鶯の声が迎えてくれます



あくまでも やさしい「播磨の里」

下町人種の私には まさに別世界の心地がしました



研修前夜の懇親会です

希望に燃えた 中小企業後継者若手の面々です

ゴルフ場 モデル派遣業 呉服商 医療機器店 営業マンetc・・



アイス・ブレークタイムは二次会に突入

一瞬にして 全員が旧知の仲になったようです

こうして 播磨の夜は更けていきました


2泊3日 若者たちから勉強させてもらった「後継者育成研修」でした

みんな頑張れ! 親父さんに負けずに 後を継いでほしい


彼らの研修は この後12日間続きます














おいしい ごはん?

2006年04月24日 | 無農薬野菜作り
今日はブログ友のmさんの”表札”をお借りしました(mさん 事後承諾でごめんなさい


おいしい ごはん?

そうです 私の場合は 畑の茄子たちが おいしくいただく肥料のことです

mさん さらにごめんなさい  肥料の話題になります


いよいよ 茄子の苗を植える時期が近づきました

1週間前には 畝作りを済ませておきたい私です

結婚42年目の初日は マダムを動員しての 畝作りとなりました


<   <


茄子のための「おいしい ごはん」の作り方です

1・例の山から採取した枯葉  2・牛糞と おからのブレンド  3・30センチの深さの畝  4・マルチを貼ります


畝の長さは 約20米あります

そして マルチの下には 枯葉と藁が米袋で16杯 牛糞ブレンドはネコ(一輪車)で 10杯分が入っています

茄子は 貪欲です  これくらいでは到底ガマンしてくれません

追肥が必要です それもかなりの食欲をみせます

追肥には 牛糞よりも鶏糞が適します


今年も 一株80コの茄子を目指して頑張ります

牛糞 鶏糞の力を借りて・・糞は野菜の素晴らしい友人なのです


今日の記事は「糞」が主役になりました

数えてみると 糞の字が九つあります

「フン九」(紛糾)しても困ります

フンガイする方がいても また困ります

そこで フン切りをつけての お口直しに・・・



                       畑近くに咲いた 芝桜です



             みなさまの視線を意識して フン気し かつ フン張っています



                 畑の周りを 逍遥するマダムです

          今日は 土作りの大切さを再認識する1日になりました

                                      

      熱烈なロッテファンのmさんは 素敵な手編み 機械編みの先生でもあります       













妻の趣味 その6 

2006年04月22日 | コミュニケーション
趣味シリーズも 6回目になりました

それほどの出来でないものを いつもご覧いただき ありがとうございます


趣味・・・

今回 初めて辞書を引いてみました

”専門としてでなく 楽しみとして愛好することがら”

”物事から感じ取られるおもむき 味わい”


そこで 熟年者の趣味といえば・・・

”下手でよい 生きがいにつながること  なるべくお金をかけないこと”

そして大切なのは ”指を使うこと”です


私がリタイヤしてから始めたらしきマダムの趣味です

<   <


1・毛糸のブローチ 2・紙人形 3・色のついた軍手 4・ボール紙に布
 

それほどお金をかけないで 出来るものばかりです

しっかり 指も使っています

この外にも 絵手紙 絵画 フラダンス 指圧と熟年の趣味を持つマダムです

特に 指圧は「浪越徳次郎教室」から 免許皆伝をいただきました

現役中の私が 万一のときの用心だったそうです

この話は最近になって聞いたことです

私は 12年前に大病をしましたが なんとかここ迄やってこられました

マダムの指圧の実力も いまはいかがなものでしょうか




                    昨日購入してきたコッピーです

容器の下の名刺と比較しても 小さな生き物です   はじめはメダカかと思いました

静かに 二匹で泳いでいました


今日は4月22日 私たちの結婚記念日です

新婚旅行は 前年開通の「ひかり」で京都に行きました

その「ひかり」のごとく あっという間に駆け抜けた41年でした

これからの余生は このコッピーのように ゆったりとした生き方をしていきたいものです

もっと もっと多くの趣味を楽しみながら・・・です







言葉と人間関係

2006年04月20日 | コミュニケーション
言葉(文字・文章を含みます)は 我々が持っている最大のコミュニケーション・スキルです

話す 聞く(文字などを見る)ことによって 他の人たちと意思疎通を図っています。

そして 私たちは 言葉によって 人間関係が変化することを知っています

年長者や 目上の人に対しての敬語の使い方が不適切だったとき 二人の間は確実にこじれたり ときには相手の怒りをかうこともあるでしょう

誉められれば 誉めた相手に好意をもちます

ことほどさように 私たちは話す表現に気を使っていますね

言葉によって 人間関係が良くもなったり 悪くなることを知っているからです


そして 人間関係の面白さはこの「逆」もまた存在することにあります

つまり 人間関係によって こんどは言葉が変わるのです

昨年の高校の同窓会のときでした

久し振りに会った(何十年振りだったでしょうか)U君でした

会場で 私を見つけるなり 「おい・・○○(私の名前)じゃないか なんだお前
まだくたばらなかったのか!」

満面の笑みをたたえて 近づいてきました

”くたばる!”

とんでもない言葉です (毒蝮三太夫さんが使いますが 彼は別です 愛されています)

人間関係を 確実に破壊 壊滅させるに充分すぎる言葉です

しかし 私は怒ったり なじったりはしませんでした

無性に U君が懐かしくなりました

「お前こそ まだ生きてたか」「おお!生きてたとも・・」


これですね

同窓会という人間関係の場では ある程度の乱暴な言葉が お互いの親しみ感を一瞬で掴んでしまいます

これが 逆に丁寧な挨拶でもされたのでは なにか場違いな感じがします

私は マダムに必要以上の丁寧語 尊敬語を使われでもしたら 完全にビビリます

三つ指でもつかれたら 完全に即死します

このように 人間関係によって 言葉が変わるのも真理なのですね


私が尊敬する人生の先輩老春さんが「不手際な表現」をお詫びして 2週間のブログ休刊をなさいました

真摯な方です

前回は 奥様との約束事の不履行で 6週間ものブログ休載をされました

これが 老春さんの魅力です

ファンも多く テレビにもご出演なさいました


私には パソコンをご紹介された方と 老春さんの 親疎の関係はわかりません

ただ 言えることは 言葉のコ 行動のコ そして心のコ

三つのコの字を完全に一致された 老春さんの潔さに乾杯です!

お相手の方にも きっと老春さんの気持ちが伝わったことでしょう


心のこもったお詫びの言葉と 行動によって 人間関係の修復をされました

お見事でした



 











 

準備万端整いました!

2006年04月19日 | 無農薬野菜作り
18日の畑は 天候に恵まれました  

気温も23度まで記録され まるで初夏のような陽気でした

北国の方 申し訳ありません

ここO町は 最高の畑日和です

旅の疲れもなんのその 里芋36コ やつがしら29コ アスパラの苗6本を植えてきました

ひと汗かいた作業も終えて Yさんのハウスを訪問します



月末の出荷 販売に向けて 茄子の苗つくりに懸命なYさんがいました

苗床で立派に育った苗を 販売用の真新しい鉢に移します

赤い一輪車に入っている土 昨年の落ち葉が混入された 素晴らしい腐葉土です

これを見ても 農業は まさにリサイクルの極致です

無駄なものは ひとつもありません

<   <


                 勢ぞろいした 茄子の苗です



                   藁で 適切な保温を保ちます



しっかりした仕事にこだわるYさんです

彼の苗を 毎年ファンが待ち望んでいる理由がわかりますね

プロの農家にも評判の苗です


               こちらは 奥さんのT子さん



ハウス栽培のトマト「桃太郎」です

その数400本でした




         これで準備万端 今年も苗販売の日が近づきました

       「巨樹」のHさん夫妻 我がマダムも応援に駆けつけます

  今年も お客さんとのユーモラスなやりとりが 繰り広げられることでしょう

            
















あひるの会 (その1)

2006年04月18日 | 酒の席
久し振りに「同期の桜」が集りました

箱根湯元に勢ぞろいの10人です



その名も「あひるの会」です

全員がリタイヤしましたが 現役時代は それぞれの組織で苦楽をともにしてきた「戦友」たちです



同時に ある職についたときの仲間たちです (会長挨拶の時点の神妙な光景)

ヨチヨチ歩きを始めたという意味で付けられた 会の名称「あひるの会」です

会員は52名 今夜は「役員会」でした

ちなみに 私は副会長を務めています (笑点の三遊亭小遊三さんですね)

決めることは なにもありません

要は お酒を飲めればそれで良しの いい会合でした


とは言っても 飲める量は年々減る傾向にあります

そこで たまには飲むだけでなく 宿に着く前に どこかを見物しようということになりました

誘ってくれたのは 仲間のひとり Sさんです



戦国の世 100年に渡って栄えた「小田原城」です 北条氏の居城でした



小雨にも関わらず 多くの観光客の姿が見受けられます




先日の Hさんのテレビの影響もあってか「古木」に関心を持つようになりました

北条時代の繁栄とともに 生きてきたであろうビャクシンでした



ボランティアの兵士に捕らえられた 秀吉方の捕虜?


天正18年(1590)天下統一をはかるため 秀吉の関東平定が行われました

その数22万人 守る北条方は7万人だったといいます

4月6日 80日をかけて築かれた石垣山城が 一夜にして出現しました

城の周辺の木々が 一斉に取り払われたのです

秀吉得意の「一夜城」でした

それを見た北条方は 一気に戦意喪失に陥ります

ほとんど 闘わずして 降伏しました

ここに 秀吉の天下統一が成し遂げられたのでした



ここが「石垣山一夜城」の城址です 初めて訪れました



そして ここにも 巨樹が生きていました

全身創痍のの古武士の風格があります



井戸曲輪の跡です

いまも わずかながら水が湧き出ているようでした




石垣です 関東大震災で崩れるまでは 当時の名残があったそうです



霧に霞む 展望台です

秀吉と家康が 関東のつれションをしたというエピソードは このあたりでしょうか

Sさんと私は トイレで用を済ませたばかり 誠に残念でした



石垣山の中腹から望む 小田原城

「功名が辻」の山内一豊も布陣した小田原攻めです

「一夜」にして出現した人口22万人の「都市」

淀君をはじめ4人の愛妾 利休までも呼び寄せ 日毎夜毎の饗宴が繰り広げられました

そして 栄誉を極めた絶頂期のこの年から8年後 

秀吉は この世を去ります

関が原の合戦は その2年後のことでした



”すずめのお宿”「春光荘」に到着しました

にわか仕込みの戦国絵巻

宴会で 多いに小田原攻めの薀蓄を披露する[秀吉と家康]がいました


湯元の夜は あひるの合唱で賑やかに更けていきます



<グリコのおまけ>



               その2へ続きます
































東京いま人

2006年04月15日 | オヤジのつぶやき
私にブログを紹介してくれたHさんが NHKテレビに出演しました

14日の「いっと6けん」の番組です



北海道から鹿児島まで 100本の巨樹を見て 90本を描いたHさんです

巨樹・・・根から1,3米の幹周りが 3米以上のものを「巨樹」というそうです

20分ほどの 充実した番組でした

概要をお知らせしましょう



北海道羅臼町の「ダケカンバ」です  バレリーナが舞っているようです

道路の脇にあり 5米の積雪 40米の強風に耐えてきた巨樹です

雪崩を防いだりして 人々の生活の安全に寄与してきました



このスギを描いていたとき ふと気付くと 着ていたシャツが真っ赤に染まった
そうです 

絵の具が垂れたかな?  なんと 蛭が腰周りにいっぱいついていました!



このときの宮崎は 寒かったそうです

筆先が凍って シャーッベト状になったといいます



昨年6月に 一夜にして姿を消した「ブナ」 粉々に砕けました

昭和63年に 日本一のブナと紹介されて以来 多くの観光客が訪れました

”緑のダム”とも称されるブナの木です

フカフカな土が命の源・・

人間が この木の根を踏みつけたのが 原因でした

自然との接し方を教えてくれる出来事でした


素晴らしい 子どもたちがいました





修学旅行先の栃木県に 植樹をしています

3年間で 200本にもなりました

既に 2米にも成長しているケヤキがあるそうです


この子たちはケヤキが大好きです  理由は この絵が物語っていました



この子たちの小学校の庭にある 樹齢1500年のケヤキの巨樹です

もの心ついたときからの 付き合いのケヤキです

友人のような存在なのでしょうね

Hさんは この絵を描きながら いっしょに給食を食べたり 遊んだりしました


元々は 川が大好きなHさんです

「森の語り部たち」で紹介したとおり 鮭の遡上のように森にたどり着きました

そこで出合った巨樹たち

まるで 大地を鷲掴みにしたような 命の源

苔 草 宿り木 鳥たち・・・

巨樹は 無数の命を抱え 支えられて生きていくひとつの命です

そして東根小学校のケヤキの命は 1500年もの間 良好な環境が守ってきました 


こどもたちが植樹した木々が これから1500年生きて 巨樹になるような環境作りのリレーをしていきたいものです

環境問題は 日常の心がけから・・

いらない電気は こまめに消す  スーパーには”マイバック”で・・



33歳の[若木]のようなHさんです

何年か先には 根元のガッチリした「巨樹」に成長することでしょう



大好きな川の浄化活動に取り組む場面も 紹介されました

実に心強い 頼もしい「友人」です

私は いい刺激を受けています

                                             






















 珍客現わる!?

2006年04月14日 | 無農薬野菜作り
昨日の畑は 楽しいことがありました

珍しい お客様がおい出でになったのです



イイエ この方ではありません

これは いつも見慣れた マダムです

キャベツと玉葱畑の 雑草を取っています

お陰さまで 綺麗になりました



この後 ブロッコリーとレタスの苗を 植え付けようとしたときでした

マダムが 小さな驚きの声をあげたのです

「お父さん あれ!」

指差す彼方に目をやると・・・



雉です! 雄の雉が悠然と歩いています



運が良かったですねぇ  たまたまデジカメがポケットに入っていました



この畑では 毎年雉の夫婦が卵を産みます

他の畑と異なり ふだんから人が少ないのが原因でしょうか

"日当たり良し” "人少なし” "家賃安価” "委細面談”・・・

このあたりが 巣作りの目安でしょうか

この後も 悠々とお散歩の雉君でした




雉との対面が終わり 苗を植える準備を続けます

餅草(よもぎ)は 持ち帰り草餅を作ります

ブロッコリーとレタスの苗は 今日の植え付けです



ブロッコリーが100本  レタスは60本でした



牛糞に加えて 今日から新たに力強い肥料が投入されました

鶏糞です

牛糞は土とブレンド 鶏糞はそのまま土の上に乗せておきます

雉の到来と共に いよいよ春野菜シーズンが始まりました


ちなみに 今日のマダム

指輪は シッカリ 家に置いてきました











42年のご褒美

2006年04月12日 | コミュニケーション
小雨に煙る 夕方の不忍池「弁天堂」です



昨夜は 後輩のBさんの「退職を祝う会」でした

場所は 行き付けの湯島天神下「三四郎」です

既に何回か登場している 私のブログでも準主役級の入り口の「お姿」です

今回は ママさんの登場になることでしょう



それは 後ほどのお楽しみとして 今夜の主役のBさん

いまだ アルコールが滅法強い薩摩隼人の好漢です

「気がやさしくて力持ち」とは 彼のためにある言葉でしょう

鹿児島から上京 42年間 黙々と働いてきました


職人さん 芸人さんの世界では「この道30年!」と 誉めそやされますね

サラリーマン42年 主婦暦41年(マダムです)というのは あまり評価されません

これは 誠に残念なことです

もっと 認められてもいいような気がします


彼は ここまで無事に勤めあげました

今夜からは 辛かったこと 悔しかったことはスッカリ忘れ 楽しいことだけやってください

そして Bさん! ご自分に「42年のご褒美」をあげてください

私たちも 多いに楽しませてもらいましょう



<   <


みんなが シッカリ酔った上野の夜

も吹き飛ばす 熟年パワーの炸裂でした