酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

好機到来!

2014年11月28日 | 自己紹介
ついにきました 昨日27日 75歳を迎えました

厚生労働省のお役人が ありがたくもかしこくも定めてくださいました

その名も素晴らしき「後期高齢者」の名称 後期ですからね後期 最後の意味ですね

もったいなくて頭(こうべ)が垂れる思いがしますが そこはそれ

かの宮武外骨氏を崇拝してやまないオヤジといたしましては この名称のままではすみませぬ

ひとこと申し上げたい


同じコウキでも好機到来の好機

同じコウレイシャでも好齢者

合わせて「好機好齢者」ではいかがなものでしょうか


来月4日は同期会忘年会です

この同期会のサブ名称が”年金を200回いただこう会”

時の政権にとっては なんとも不愉快な会の存在であり名称でもありましょう

しかしものは考えようです

元気であれば 医療費の削減に貢献しますからね 国の財政負担の軽減です


そして現行の「後期高齢者」大いに結構でもあります 年金200回ならば・・・

しかし 命名者のお役人もいずれは通る道 避けては通れません

そのときには どうぞお得意の閣議決定で「好機好齢者」と改称してはいかが?

元気が出ますよ~~請負います


さぁ 次は健さんを超える”84歳で元気”が我が会の目標になりました

憎まれっ子 世にはばかると申します

これから先 大いに はばかって参りましょうか ご同輩がた


しかし しかしです

宮武外骨氏には 遠く及びもしない駄文になってしまいました

時の権力者にペンで大反骨を示した外骨氏 つくづく偉大なるジャーナリストでありました

一葉忌に想う

2014年11月23日 | 地下鉄に乗って・・・


地下鉄後楽園下車 文京シビックセンターの地下一階です



11月23日 樋口一葉の命日に合わせて「文京一葉忌」が開催されました





式典プログラムは 午前10時に開会(奇しくも 一葉が息を引き取ったのが10時5分と伝えられています)

司会は一葉の歴史・作品に対して造詣の深い一葉会副会長のS氏

挨拶は これも一葉が住んでいたお寺「法真寺」の22代住職I氏

来賓はN文京区長でした


そして10時50分 いよいよ一葉作品「たけくらべ」の朗読です

朗読は女優であり朗読家でもある幸田弘子さん 昭和7年生まれの82歳になられます

はじめて伺う幸田さんの朗読 驚きました

知識がないため 朗読といえば原作本を傍らに読み聴かせるものとばかりに・・・

端正な和服姿の彼女は 手になにも持っていませんでした  ???

なんとなんと 一言一句 完全に諳んじているんですね~~~

登場人物のセリフの場面では 感情をこめての語り!

場面場面が 映画を観ているように頭に浮かびました

BGMまで聞こえてきたような・・・


物語の最後はゆっくり立ち上がっての余韻の残る語り口でした

時計を見ると11時40分になっていました

あっという間の50分の経過でした


暗記力・体力・集中力・精神力 ets・・・

一葉を愛してやまない幸田さんだからこその偉業ですね

160人の参加者全員が一葉の世界に引き込まれました


一葉忌終了後は 明治時代を身に纏ったまま 10分ほど歩きます

例の質屋 菊坂の「伊勢屋」へ向かいました



質屋の前 みなさんが並んでいますね



そうなんです

この日は 年に一度だけの質屋内部の一般公開日なのです

初めて中を拝見しました



古い質札を無駄にせず”はたき”に再利用です



頑丈な鉄の扉の向こうは蔵です



蔵の中



一葉の肖像画です

 

家族の写真です



質屋さんの居間



庭先から出口へ



振り返って見上げれば ここにも樹齢何年かの 大きな銀杏の木が聳えていました

質屋の帰り道 一葉はなにを思ってこの銀杏の木を眺めたのでしょうか


11月23日勤労感謝の日 オジ3号電動アシスト自転車の本郷界隈散策の中日を〆る記念すべき一日になりました

最後に この日の一葉忌に想いました ”幸田弘子さんを目標に生きていきたい!” 幸田さんに感謝!

街道をゆく 本郷界隈  クスノキ

2014年11月20日 | オヤジのつぶやき
日本の“良心”高倉健さんが亡くなりました

冥福を祈ります


そして数日前 故司馬遼太郎氏夫人の福田みどりさんが逝去されています

享年85歳 

おふたりともに、産経新聞社勤務当時に知り合ったそうですね

文芸部に所属していた司馬さんは その後歴史作家へと転身 数々の名作を世に送り出しました

若い頃 夢中になって読んだものです


先日 若き好漢H君に尋ねられました

「最近なにを読んでますか」

しばらく前のブログで紹介した”歴史の謎は地形で解ける”

彼は興味をもって読破したそうです

竹村公太郎氏の名著の話題で盛り上がったあとの質問でした

「そうだね~ 司馬遼太郎の”街道をゆく”を読み返してるよ」

理由があります

最近 オジ3号で本郷界隈への出没が多くなっています

ふと思い出したのが氏の”街道をゆく”のうちの一遍”本郷界隈”でした

早速図書館で司馬遼太郎全集を借りてきました



読み進むうち「水道とクスノキ」に出会いました

「水道」は本郷給水所公苑です

ではクスノキは?


※江戸切絵図の「甲斐庄喜右衛門」という相当な区画の旗本屋敷があるが

その屋敷跡に いまも一樹で森をおもわせるほどのクスノキがそびえている※(街道をゆく)


司馬さんをして 一樹で森を思わせると感嘆させた楠です



隣接の建物がマンション化されたとき 樹齢600年といわれる名木も もはやこれまでと思われましたが

生き残ることができました



幹回り9メートル弱 

近くの床屋「喜之床」に家族と住んでいた石川啄木も幾度となく見上げたであろう大楠です


※江戸初期にはすでに樹齢200年以上だったろうからこの木は家康の江戸入りから 幕府瓦解までを

たっぷりながめてきたことになる※ (街道をゆく)


全集の63巻には本郷のほかに 本所深川散歩 神田界隈が収録されていました

オジ3号の活躍できる範囲です 司馬遼太郎の目が捉えた下町・・・

これからも 司馬さんの名文に案内してもらって下町散歩を続けてみましょう


余談ですが 先日のオジさんたちとの飲み会で 次はなにに生まれ変わりたい?

私は樹齢1000年の樹木に生まれたい

みんな キョトンとしてました

世の中 ○く

2014年11月12日 | コミュニケーション
傾聴ボランティア仲間のSさん

昭和11年生まれの女性です

下町 台東区出身のチャキチャキの江戸っ子 姐御タイプです

その姐御 ひょんな会話から ジジババに絶大な人気を誇る(かく云う私も大ファン)

毒蝮三太夫さんと 中学の同級生であることが判明しました


毎朝のTBSラジオで ジジババ相手に”毒舌”を発しながらも 誰からも愛されるマムちゃんです

少年時代は 小柄で可愛く NHKラジオの「鐘の鳴る丘」にも出演した石井伊吉(いしいいよし)さん

談志さんに命名されたまむしの芸名も いまではすっかり定着しました


10月に 下谷中学の同級会があったそうです

そして この日・・・



ボランティア仲間四人で出かけた浅草酉の市

ホッピー通りの例の店で 喉を潤したあと 姐御から手渡されたのがこちらです ↓



” 世の中 ○く(丸く) 毒蝮三太夫”

酔っていたとはいえ なかなか味のある字体ですね

私の名前も書きいれてくれました

これからも 高齢世代に元気を与え 笑いを届けてください

ウルトラマンの嵐隊員 頑張れ

色紙をどうもありがとう  

♪あと何年~ IN 湯島♪  作戦成功!

2014年11月10日 | 酒の席
土曜日の午後1時から開かれた中学校の同級会です

場所は湯島天神下のスナック「T」でした

大橋のぞみちゃんの爺さま O君の行きつけの店で ママさんと交渉の結果

夕方まで貸切になりました

集まった仲間は14名 みんな元気な顔で現れました

大いに食べて 飲んで 唄って 語り合いです

気分・雰囲気は一気に昭和20年代後半に舞い戻りましたね


しかし 人の世の無常です

ひとりの訃報(男性)をはじめて知り 黙とう

そしてこれは人の世の〝有常”でしょう

プロカメラマンのS君が 確実に死を宣告された血液ガンから生還しました!

本人も「奇跡に近い」と述懐するほどの難病からの脱出です

文字通りの第二の人生「これからも撮りたいものを撮り続けていく」

いい笑顔で語っていました



幹事のO君の音頭でカラオケタイムに突入です

かねて秘かに準備をしていた「銀座のトンビ」

ママさんにお願いして10曲目にセットしてもらいました(これもまた秘かに)

理由があります

カラオケ四天王ならね”三天王”がいるんですね~~

三人の男性がスコブル上手い!

憎たらしいほどです

彼等がひととおり唄い終わった後 おもむろに登場する作戦でした

三天王の最後のひとり のぞみちゃんの爺さまが唄い終りました

万雷の拍手が鳴りやんで数分後 ママさんに目で開始の合図です

始りましたね~銀座のトンビ

”また裕次郎だろー”の面々がキョトンとしましたね

私語をしてたものの目も画面に釘付けです

歌の途中からは 全員参加のわっしょい ワッショイの大合唱

すぐに鳴りやんだ拍手ではありましたが みんなの笑顔・笑顔

新宿以来 苦労して憶えた甲斐があったというもんです

歌詞が 同世代の共感を呼んだのでしょう


6時までの5時間 実に愉快な時間を過ごすことができました

同級会はいいもんです

スナックを出てからの別れ際

「また元気で会おう!」 別れの言葉が”あと何年~ワッショイ”

余韻の残った湯島天神下 秋の夕べになりました

苦肉の作戦 大成功

趣味の家 解散

2014年11月04日 | コミュニケーション
永年 地域のお母さん方に楽しんでいただいた「趣味の家」

下町のカミさん同士のきさくな交流の場でもありました

先にお知らせの通り 残念ながらこのたび解体工事が完了して更地に・・・

趣味の家は 惜しまれながらの解散です

今後 会の運営は公共施設の活用になります

 

この更地 狭い土地ではありますが 居住環境は抜群です

商店街も近く 交通機関も至便です

若い夫婦・独身者向けの貸家でも建てましょうか


どちらにしても♪あと何年~♪・・・楽しみではありますが 我が人生最後の”大仕事”になりそうです ♪ワッショイ!♪


♪あと何年~ IN 新宿♪

2014年11月01日 | 酒の席


久しぶりの新宿でした ここは西口です

学生時代は 歌声喫茶と山行きの出発・到着時での想い出深い繁華街です

最近の新宿は変わりましたね  特に歌舞伎町

全部が全部そういう店ではないでしょうが 最近の報道では水一杯飲んで請求された額が64万円の店の摘発でした

ホステス嬢数人が 一杯7000円のカクテルを数十杯飲んだことにされたそうです

”被害者”のオジさんが飲んだのは 正真正銘の水道水一杯だけ

これでは オジさん族には近寄り難くなった歌舞伎町界隈です


この日集まったのは 旧職場の先輩・後輩三人です

まずは 小田急デパート13階のレストランでの回顧談に花が咲きました

適度なアルコール注入で すっかり気分のよくなったオジさんトリオ・・・

81歳になった元気者の先輩 Tさんの提案で近くの”安心”カラオケボックスへ・・・


現役時代からカラオケ大好き人間のTさん 新しい歌をかなりこなしてましたね



当方にはサッパリわからないカラオケ装置の指示・扱いもテキパキと・・

その昔は天童よしみ 八代亜紀で鳴らした先輩でしたが しばらく会わないうちに確実に”進化”してました

なんとなんと すぎもとまさとのオンパレード!

なかでも 私たち後輩が気にいって 何回もリクエストしたのが「銀座のトンビ」でしたね

  

♪ あと何年 俺は生き残れる~ あと何年 女にチヤホヤしてもらえる~ あと何年 ヤンチャをくり返せる~

  夜の銀座をピ~ヒョロ飛び回る~ 命の蝋燭の~焔の長さ~ 人はそれぞれ~

  あんな若さで あいつもあん畜生も 先に勝手に逝きやがって~

  あと何年 あと何年 あと何年だ~としても~ 俺は俺のやりかたで~ お祭りやってやるけどね~

  ワッショイ!♪

4分を超える唄の最後は ♪俺は俺で~ 最後までド派手にやるけどね~ワッショイ!♪


我々高齢者と高齢社会を元気づけてくれた 65歳のすぎもとまさとさん

「吾亦紅」の静かなメロディーとは正反対のロックのリズム

これは愉快な歌です 高齢者に元気を与えます

元気の与えかげんは 観劇・ワイン・団扇・雑音で名を成した政治家たちより・・・・・


そしてグッドタイミングです 実は恒例の同級会が近づいています 今回は昼間のスナックを借り切るとのこと

特訓でマスターしましょう 元気に唄ってきます! 銀座のトンビで ワッショイ!


※ 81歳の先輩Tさん ありがとうございました これからも先輩を見習っていきます ※