酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

夏休み その9

2012年08月29日 | オヤジのつぶやき


子どもたちの夏休みも終わりに近づきましたね

夏休み 3回目の孫たちの訪問

今回は 震災・戦災の勉強に付き合いました

東京都慰霊堂は墨田区の横網町にあります



大正12年9月1日 関東地方を襲った「関東大震災」

災害の最も悲惨であったここ被服廠跡に 遭難死者の遺骨を納める霊堂として建てられました



猛火と熱風で溶解した丸善ビルの鉄柱溶塊です



大震災後 懸命な努力で立ち直った下町一帯でしたが 22年後の昭和20年3月10日

米軍のB29爆撃機330機の大編隊による無差別爆撃に晒されました

そのときの戦災遭難者の霊が 併せて奉安されています



焼夷弾の投下と 不発弾です



近くのスカイツリーの人気に比べて見学者のまばらな復興記念館でした


終戦時は6歳だった孫たちの祖父ですが 空襲の恐怖はおぼろげながら記憶にあります

そして 記憶に新しい東北地方の大震災は昨年3月11日  

どちらも 決して風化させてはならない 次の世代に語り続けていくことです

それが 我々世代の役目であり義務でしょう


今年の夏休み 孫といっしょにいろいろ勉強することができました

その夏休みもいよいよ終わりです


16000歳から元気を貰う!

2012年08月24日 | コミュニケーション・セミナー
気温35度を超えた東京下町でした



昔のこどもたちなら30度でびっくり 熱射病対策にこの防火用水の水を頭からぶっかけてたでしょうね~

そうなんです

この日は 夏休みには5円のアイスキャンデー1本で一日中遊んでいた

往年の下町少年少女たち・・

いまでは 平均年齢が80歳を超えた 素晴らしいお年寄り200名参加の研修会でした



           (開始前のひととき)

会場のエレベーターでご一緒した品のいい老婦人

20分かけて車でやってきました

「いいですね ご家族に送っていただきましたか」と講師の私

「いいえ~ 自分で運転してきました」

お歳を伺ってさらに  おんとし88歳!

10月に免許更新のための高齢者講習会を控え なにかと憂鬱な気分でいましたが

このひと言でまさに目からウロコがポロリ

俄然やる気がでてきましたよ


研修参加者の方々は 70数か所ある老人クラブの会長・役員さんたちです

みなさん足腰丈夫 表情が豊かで 口も元気でした

戦中戦後の厳しい時代 スクラム組んで生きてきた”人生の達人”

漫談風な研修になりましたが 受講者のみなさんと講師の息がピタリと合いましたね

なにしろ話題が共通  ビー玉 めんこ ベーゴマ 紅梅キャラメル 紙芝居

エビガニ釣り(ちなみに 当時はザリガニなんて言いませんでしたね)

三本立て50円の映画館(よく停電したものです 館内のタバコの煙もなつかしい)に

東海林太郎に笠置しず子 アラカン バンツマ 上田吉二郎 日守新一・・・話題は尽きませんでした


ところで 芥川賞受賞作家・藤原智美氏の名著「暴走老人」によると・・・

世間にはキレる高齢者がかなり増殖してるようです

車内で コンビニで ファミレス 病院 役所の窓口で暴言 ときには暴力を振るう

理由のひとつは 前頭葉の衰えで理性・感情・意欲・思考・性格に変化が生じる

これに追い打ちをかけるのが孤独感でしょうね

昔のような共同体社会が崩壊して 近くに話し相手がいなくなった

言葉は筋肉といっしょで 使わないと力が弱まっていきます

人と話をしない人ほどキレやすいのでは?


老人クラブは現代の「横丁の隠居」的存在です

遊びに行けば誰かが話を聞いてくれる 相手をしてくれる

渋茶をズズ~と飲んで世間話に花を咲かせる

お互いに「受容して 傾聴し合って 共感する」場所なのでしょう

集まった役員さんたちの明るさ 笑顔 大きな笑い声を聞きながら

この方々のクラブなら参加してみたいな そんな気になった講師の私でした

「暴走老人」と言われないためにも これからも人との交流を大切にしていきたいものですね 


80歳×200名 合計16000歳の達人たちから元気をいただいた研修会になりました


そして こちらは76歳になったばかりの達人です



三遊亭円朝作 ”語り直して真景累ケ淵”「お累の自害」

たっぷり50分の熱演でした

笑点の司会とは違った一面を見せ 堪能させてくれた歌丸さんでした

誘ってくれたAさんに感謝です



夏休み その5~その8

2012年08月19日 | オヤジのつぶやき
前回 7月に遊びにきた孫たちです

その後 8月上旬には父親の実家 関西へ行っていました

夏休みのそれぞれの実家めぐりは終わったものと思っていたところ・・・

「また行ってもいい?」ふたりから電話がありました

「来てもいいとも~~」(喜!) 


今回も みんなの希望で行き先が決まりました

その5

(江戸の歴史を学ぶの巻)



両国の「江戸東京博物館」です

 

      特別展は「二条城」             「日本橋」の上で・・・



歌舞伎の「中村座」です

芝居小屋の前の椅子で 学んだことの復習でした


川家康が造営 幕府の始まりと終焉の舞台を見届けた二条城・・

特別展の中心は 3000面を超えるという二条城所有の障壁画のうち 特に狩野派の描いた

二の丸御殿の障壁画には目を見張りました  豪華絢爛という言葉は この障壁画のためにあるのでしょう

とにかく素晴らしい  日本人の誇りです


幕末の 大政奉還を目の当たりにした二の丸御殿の障壁画です  

260年あまり続いた幕藩体制 その間のあらゆる事件・出来事が この御殿で繰り広げられたことでしょう

中村座の前の椅子で休憩しながら 歴史で学んだ出来事を想像していました


そして こちらはグッとくだけて江戸庶民の長屋の一角です

ドリフの全員集合で 加藤茶さんがやってましたね

  

         弟はヘッピリ腰ですが さすがお姉ちゃんは空手部

              

                  レプリカです  ご安心を・・ 

臭いものに蓋をしていけないのが こちらの紙面でした



昭和20年8月15日の朝日新聞です

ふたりとも 食い入るように読んでいました

じいじにも難しい文章でしたが なんとか説明できました

終戦の日を二日後に控えたこの日 母親を交えて四人で戦争の悲惨さ 無益さを語り合いました

孫たちの真剣なまなざし 理解してくれたようです


昼食は浅草です

  

いつもの「高橋」で 煮込み ヤキトリ つみれ 枝豆 やっこ豆腐 焼きおにぎり・・・

お待ちかねのホッピーでしたが 子供たちには冷たいウーロン茶

ホッピーはふたりが二十歳になってからの楽しみです

「高橋」のおねえさんの笑顔で見送られての初日でした


その6

(寄席の勉強の巻)

じいちゃんが たびたび浅草演芸ホールの話をするせいでしょうか

孫娘が「寄席に行きたい」と言います 嬉しいお言葉!

いまなら 昼席に間に合う・・



偶然でしたが 運がよかった

毎年 お盆興業として開催される「住吉踊り」をやってました

落語・漫才・コント・手品・音曲が終了してから 当日の出演芸人さん全員(のいる・こいるさん除く)

参加の一大イベントです

入れ替わり 立ち代り 総勢40人の芸人さんたちが達者に踊っていました

  

  笑いころげて すっかり満足の孫娘      またもや「高橋」でのお食事

すっかり 煮込みが気にいったようです  

これからも 寄席とホッピー通りの「高橋」は セットとなって孫娘とのデートコースになるのでしょう

彼女は寄席好きになったようで 紹介したじいちゃんにとっても嬉しい一日になりました



その7

(鉄道を楽しむ)



東向島の「東武鉄道博物館」です



母親とH君とで見学です

朝一番なので シュミレーション運転も並ばずにスイスイ・・

初めは ホームの手前 行き過ぎての停車でしたが 慣れるに従って停止位置との誤差が数センチにまでに上達です

  

「素質があるね 運転手さんになるか?」「うん」 果たして?


以前 友人と見学した博物館ですが ここは下町の「穴場」ですね

入場料が安い! 大人200円 こども100円で楽しめます

夏休みは 近くのスカイツリーに人が集まり博物館は忘れがちになってるようです

すっかり気にいってくれたH君でした

じいちゃんの面目 ここでも保てられたようです


その8

(ばぁちゃん登場の巻)

膝の調子が悪く 専ら家事手伝いに精をだしてたばぁちゃんでしたが ついにこの日出馬!

ご馳走してくれることになりました

      

本人が いたく気に入っている「天心」です

大いに食べ 会話が大いに弾んだ食事会

名残惜しい全員帰宅の前夜祭になりました


7月の”来襲”から静寂さを取り戻したじじばばの家

今回もまた大騒ぎ 大笑いさせてもらいました

留守番役を果たし 出張が多かった娘の亭主さんとも一献できたし 夏の想い出つくりに一役かってくれた

孫たちの一家でした

ありがとう!

五重塔 写真展

2012年08月12日 | 高田純次の年金生活
この写真展を機会に カテゴリーの追加・変更をすることにしました

昇格したカテゴリーは ズバリ「高田純次の年金生活」

日曜夜のBSテレビの人気番組です

高田純次さんと女子アナの相内優香さんが 個人・団体の高齢者を訪問する番組です

毎回 素敵なハッピーシニアが登場して楽しませてくれてます

同世代としては スコブル付きの愉快な番組になってますよ


今回 高田さんに代わってご紹介するのは 東京B区にお住まいのKさんです

いいえ 決してテキトーに生きてる方ではありません

写真が趣味のKさんは オジさんのブログ友「たぬき猫」さんの知友でもあります



ご案内いただいたのが 五重塔の写真展でした

全国の古い五重塔を巡って撮影された写真のうち 今回の出展は41作品

14都道府県に跨っていました

   

< 作品を前にしたKさんと・・ 現代の”五重塔” 会場のシビックセンター >

どれも甲乙つけがたい作品群でしたが 京都法観寺の「八坂の塔」の夕日に映える五重塔が印象的でしたね

上空の三日月の配置が意外性に富んでました


ハッピーシニアのKさん 次回の作品は海外取材を望んでいるようです

そのためには 奥方の説得が大事になります

帰り際にオジさんからも”嘆願”してきましたが 結果や如何?


ひとりでハッピーシニアを満悦するには 相方の理解と協力が不可欠です

おのおの方 肝に銘じておきましょうぞ


これから 今夏二度目の孫たちの”来襲”があります

来てくれるうちが華

これも 年金世代のハッピーライフ・スタイルのひとつでしょう


交通安全守り神?

2012年08月09日 | 無農薬野菜作り


冒頭から黒い塊? 名前は「ブル」

畑近くのガソリンスタンドのマスコット犬です

オイル交換のしばしの間 人気者のブル君と遊びました



        (オジさん イケメンに撮ってよね)

彼との付き合いも10年になるでしょうか

初めから人懐こいワンちゃんで いつの間にやらスタンドのマスコットになりました


この日 スタンドにいたジーンズの女性客によると ブルのおかげで交通事故回避!

腹を撫でると交通事故に遭わない!

なんでも あわやの衝突事故を免れたのは 事故直前にブルのお腹を撫でたご利益というのです

「お客さんも撫でたほうがいいですよ 交通安全 保障します」と女性客のお言葉でした

改めて とぼけた顔のブルを見直しました

なんとなく神々しく見えてきたから不思議です

オイル交換作業終了の知らせをうけて オジさんもお腹をナデナデ

これからの交通安全の祈りを真剣に・・

”第二の任意保険”に加入しました

これからも お腹撫で撫でのドライバーが増えるかも・・ですね


そして こちらは・・・



畑の「トマト猫」です

すっかり大きくなったのに 母親の乳を欲しがり甘えていました


ワンコもニャンコも 畑仕事の疲れを癒してくれるオジさん畑人のマスコットです


*  そうでした なでしこジャパンの金メダル獲得 ブルのお腹をナデナデ祈願 

  しっかり撫でてきましたが果たして! 目覚まし時計は3時半にセットです *


オジ3・歩 (谷中 三ノ輪 浅草)

2012年08月05日 | 鬼平を歩く
外科手術成功のS君を祝って オジさん3人でオジ3・歩

日暮里駅集合で下町散策を楽しみました

まずは谷中墓地です  涼しい木陰でひと休み・・



いまはフェンスで囲まれているこの空地ですが かっては五重塔が建っていました

オジ3たちの小学生時代には 上野動物園遠足の帰路 五重塔をバックに記念写真を

撮ったものでした

それが・・



昭和32年7月 放火によって焼失しました (中央は燃えている五重塔の写真) 

再建されることもなく 現在に至っていますが残念なことです

焼失のあと交番がたてられましたが 遅かりし・・です

小学校時代の想い出がひとつ消えました


休憩後 木立ちから漏れる蝉の声を聞きながら三ノ輪に向かいます



以前ご紹介した浄関寺です  江戸時代からの通称「投げ込み寺」

吉原遊女の亡骸を投げ込んだと伝えられている寺です

慰霊の地蔵尊の下には 当時の骨壺があります 合掌 

永井荷風の碑をあとに向かったのが吉原大門です



ここまで歩いたS君 元気とはいえ手術後の同君には 大いに栄養をつけてもらいましょう

おなじみ「土手の伊勢屋」の天丼の”ロ”(並)  最上ランクは”ハ”ですが隣席の若者三人の

ハをみて「”ロ”でよかった~」 大正解 彼らの丼にはエビがプラス2! それもデカイ!

T君は 次回挑戦するそうですが・・

「栄養つけた 元気になるぞ!」 今日の主役のS君 顔の色つやがよくなったようで

ごま油の効き目でしょうか



旧吉原土手道の痕跡が残る裏道を歩いて到着した神社です

こちらも ご存じ「今戸神社」 いまをときめく「婚活のパワースポット」

この日も 若い女性の参拝が目立ちましたが 偶然 素晴らしい出会いがありました



赤い衣装ですが カープファンではありません

自転車で来ていたNさん 同年輩のオヤジさんです

この人が面白かった

戦前生まれの生粋の浅草っ子  奥さんの介護のかたわら今戸神社で「説明ガイド」の

ひとりボランティアをやってるそうで・・・

まぁ博識なこと

戦後の浅草の風俗 映画 演劇 俳優の話題 さらには歴史と 話は尽きませんでしたね

特に王さんとは幼馴染のようで・・・

実に愉快な1時間でした


別れ際 Nさんから自分の携帯電話番号の開示がありました

もちろん こちらも・・

また ここ今戸神社での再会を期してのお別れでした  次回が楽しみです

流石は今戸神社 婚活ならぬ素敵なオジさんとの「見合い」になりました 


そして最後の〆はやはりこちらですね~



浅草ホッピー通りの「高橋」です

すだれの裏側で飲んだ冷たいホッピー  乾いた喉にグイ~と! 旨い!

乾杯のあと 術後のS君がシミジミ言ってました

「生きててよかった ホッピー万歳!」

T君と私も「万歳 万歳!」


なじみの店員A嬢 三杯目のホッピーの素の焼酎を かなり多めに入れてくれました

さすが下町娘です


全快祝いは 高橋でお開きになりましたが 久しぶりの下町めぐりをすっかり気にいって

くれたS君とT君

「次回は都電だ~~」 はい 計画しますとも!

猛暑に負けないようまだまだ頑張ろうね! 

加山雄三若大将にも負けない愉快なオジ3歩 今回も夏の想い出のいい一日になりました


夏休み その1~その4

2012年08月01日 | オヤジのつぶやき
その1

(カープファン育成の巻)



7月26日の神宮球場 東京ヤクルト広島カープ戦です

前日から遊びにきていた孫のH君  ナイター観戦が初めてというので連れてきました

    

思え返せば 息子をカープファンにしたのも小学生のとき・・

H君は中1ですが まだ間に合うでしょう



試合は4時間を超える大乱戦  16-12でカープが勝ちました

じ~じの気持ちを察したかH君 「カープファンになるよ」嬉しい言葉を聞きました

しかし 疲れた~~4時間!  ファン獲得も楽ではありません



その2

(松尾芭蕉を ちょこっと歩くの巻)

翌27日は朝から高2の孫娘のお供です



夏休みの研究課題に「松尾芭蕉」を選んだそうで 千住大橋の芭蕉像の前から旧街道へ



芭蕉と曽良ならぬ じ~じとSちゃんの千住宿歩きがはじまりました



しかし暑い!

”街道筋”のドリンクバーで アイスコーヒー オレンジジュース コカコーラを一気に飲んで水分補給でした

芭蕉さん 水分補給はどうしたのでしょう?


4時間の”奥の細道”は 9000歩に達しました



この日の成果を そとづけに取り組むSちゃんです

50年前の 宿題処理とは隔世の感しきりです  しばし眺めておりました



夕食は 全員で「日暮里ラングッド」で懐石料理です

孫たちは ご飯のお代わり2杯!  さすがいまが育ち盛りのふたりでした




その3

(元素のふしぎの巻)



”世界のすべては 元素でできている”

特別展 元素のふしぎ 上野の国立科学博物館で開催されています



理系音痴のじ~じが 孫娘のあとについていきました

彼女はいつから興味を持つようになったのでしょうかね~



各コーナーをゆっくり回り 真剣にメモをとっていました

冷房がよく効いてた場内 ベンチで座ってる時間の多かったじ~じでした



(野口英世博士像の前で)


孫たち 4泊5日の滞在でしたが 過ぎればあっという間でしたね

じじばば共に 疲れましたが元気なうちが華でしょう

孫に感謝の夏休みになりました



その4

(PRの巻)



郡山の銘酒「穏」(おだやか)です

ブログ友のいっこんまさんのお店で扱っています

グリーンのラベルの表示には「仁井田本家のお酒はすべて自然米100% 純米100%

全ロット放射能検査済」とありました

安全です  冷酒でいただきました

実に旨い! また元気が湧いてきました

孫たちよ 明日来てもいいよ 5泊でも! どんとこい!