酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

”コミュニケーション”万歳!

2013年06月30日 | コミュニケーション
ブログ 一週間のご無沙汰になりました

リタイヤ以来初めての連続7日間の「予定」が入った一週間でした

まずは23日(日)は畑でじゃが芋などの収穫・・・

適度な運動をこなしました

プロ農家のYさんの家族三人との野菜談義を楽しみました


翌日24日(月)は所属している事業所の30周年記念パーティーの打ち合わせ

楽しい二次会で 帰宅は久しぶりの午前様・・・

”コミュニケーション”の将来についての話題で盛り上がりました


25日(火)は かねてよりの約束でブログ友とのオフ会でした

遠い九州からおでかけのbaーbaさん 信州からのお客さまのwakasamaさん

 

三人揃って浅草演芸場の落語・漫才で大笑い

お茶を飲んでの(私はビール)2年半振りの会話が大いに弾みました

ba-baさんとのお別れのあとはwakasamaさんと神宮球場で野球観戦です



横浜DeNAとの対戦でしたが wakasamaさん贔屓のヤクルトの見事な勝でした よかった

最前列の最高の指定席で 彼の名解説も少しの衰えもなく贅沢な観戦を堪能させていただきました

(球場でラジオ観戦してたカープは逆転負け)


明けて26日(水)はかねてから知らせのあった親類の通夜

斎場は初めて行く場所で さらに強い雨が降り通夜の開始時間より早めに家を出た我々夫婦でした

車のナビの指示に従っていたのですが 斎場近くで混乱しました

たまたま通りかかった女性です

「H斎場をご存じですか? 道に迷っています」

「申し訳ありません わかりません」

「そうですか ありがとう」

車を走らせようとすると・・・

「ちょっとお待ちください 調べてみます」

彼女は強い雨の中 いま来た道を小走りで戻りはじめたではありませんか

車から降りて 追いかけました

彼女が入っていったのはN区立小学校です

門で待っていると しばらくして彼女が出てきました 手になにやら持っています

「わかりましたよ こちらです」

手にしていたのはプリントアウトした斎場への地図でした

「ここを左折して次の信号で右折 二つ目の信号を左に曲がればすぐです」

恐縮! 感謝! 感激!

なんという親切! 頭が下がるという以上のむしろ驚きでしたね

「学校の先生ですか」

「いいえ 事務をしています」

様子を見ていた家人も「ありがとうございます」

深く頭を垂れていました


翌日 校長先生にお礼の電話を入れお礼を申しあげました 先生も喜んでおられました

彼女の名前は存じあげませんが 素晴らしい人物に巡り合えました

自分だったら ここまで親切にできたでしょうか

通夜はもとより 翌日の告別式でも親類一同感嘆の話題で持ちきりになりましたよ

素敵なコミュニケーションを経験させていただきました


28日(金)はT市での研修出講でした

56名の市民 これからボランティア活動に従事する方々へのコミュニケーション講座

自分のボランティア経験の話も含めての研修会になりました


29日(土)は心地よい疲労感に浸りながら 一週間の出会いの数々を思い出し

「コミュニケーション」出会いの素晴らしさをじっくり味わいました

コミュニケーション万歳! です 


孫の運動会

2013年06月22日 | オヤジのつぶやき


代々木の体育館です

運動会の最後を飾る伝統の扇の舞・・・

高校3年生による伝統のパフォーマンスでした


思えば5年前 中学生になった孫娘も来年は卒業の年を迎えます

5年・・・ 両親とともに見守ってきたじじばばも歳を取るわけです



55年前の我が「高校3年生時代」が瞼に浮かんできました

灰色でしたね

なんのための受験勉強?

当時の日本は数年後の東京オリンピック 東海道新幹線の開業と”もはや戦後ではない”とばかりに

経済の発展 所得倍増路線をひた走りしてました

その渦中にいて気づかなかったこと 見過ごしてきたことが いまにしてやっと少しわかりかけてきたこと

があります



果たしていま 彼女たちにとって暮らしやすい平和な日本になっているのでしょうか

戦後の日本を微力ながら再建してきた一員として 考えさせられた運動会になりました




<おまけ>



本日 待ちに待った世界遺産登録を果たした富士山です

早朝4時30分の撮影です


三保松原の逆転登録は嬉しいかぎりです


たうくわんやま 現代

2013年06月18日 | オヤジのつぶやき
古文書勉強会が終了 先生の挨拶にありました

”古文書で解き起こした地名 土地については実際に歩いてみることです

 机上の理解だけでなく さらに空想の世界が広がりますよ”

早速実践しました

JR西日暮里駅近くの道灌山 たうくわんやま・・・

自転車で出かけました



自転車を漕いだ汗も引っ込みそうな涼しい木陰が広がった公園です

古文書でいうところの道灌山 その一部分です

江戸人は ここで夜もすがら虫の声を愛でていたのか

しばらく歩きまわりました

”虫の声 なきぞかなしき” この時期 当然ですね



白い建物は開成高校です

東大進学率の高いことで有名な学校です

この辺り 〝七重八重 花は咲けども山吹の 蓑ひとつだになきぞかなしき”

大田道灌と乙女との挿話の現場だったかも?

なるほど 想像すると愉快ですね



坊さんと町人 母子連れとはどんな会話が交わされたのでしょうね

「紡詠娘(きりぎりす)が鳴いてますね」

「いいえ あれは金琵琶(すずむし)ですよ」

まさか!


先生のいうように想像の世界がどんどん広がっていきました

そして足を延ばせば諏訪神社です



最終回の勉強で学んだ日暮里(にっぽり)の起源・・



その昔は「新堀」と書いて日暮里

納得しました


古文書で表記された地名と現代の地図

見比べながら 自転車で巡ってみましょう  面白そうです


 

古文書を楽しむ  聴蟲

2013年06月15日 | オヤジのつぶやき
古文書勉強会も全4回のうち3回目を迎えました

第3回のこの日は「江戸名所図会」から「道灌山聴蟲」を取り上げての勉強です



写真が不鮮明で わかりにくいと思いますが この名所図会は天保5~7年頃(1834~36年)

描かれたものの一部です

どこか物見遊山の風情が感じられる絵柄です

挿絵を描いた人は 長谷川雪旦 江戸名所図会のほか「江戸名所花暦」など挿絵を中心に活躍しました

記事を書いた人は 斉藤長秋と娘婿 孫へと引き継がれ 本の刊行に至ったのは孫の時代でした


配布されたこの史料は 江戸及び近郊の名所を挿絵入りで紹介した全7巻のうちの第5巻に収録された

日暮里近辺 いまに地名を残す道灌山(どうかんやま)を描写解説したものでした

ここに書かれた文字を解読しようとする勉強です

(ちなみに 道灌山は大田道灌所縁の山で 東大進学率の高い開成高校があります) 

第一回目に配布された「アンチョコ」と見比べて読み起こしをしますが これがなんとも悩ましい作業です

本文でさえ難解なのに 添えられたルビが誠にもって不可解!

平仮名に悩み 漢字のくずし字で立ち往生!

隣席のオジさんは 持ち込んだ辞典を紐解いていましたが ただただ唸るのみ・・・


悪戦苦闘の30分でした

そして講師のくだした回答は以下の通りでした  


道灌山聴蟲 ルビ→(たうくわんやまむしきヽ) ※ 道灌山(どうかんやま)で虫の声を聞くの意 ※

文月の末を最中 (ふみつき すへ さかり)にしてとりハき 名にしあふ虫塚(むしつか)

の辺を奇絶とす(あたり きせつ) 詩人吟客ここに来たりて(ししんきんかく)終夜その清音を珍重す

(よもすがら せいおん めてはやす)

中にも鐘児の音ハ勝れて艶しく(なか まつむし こえ すぐれて うるわしく)

紡詠娘のあハれなるに(きりぎりす) 金琵琶の振捨(すゞむし ふりすて)かたく思ハす

有明の月を(ありあけ つき)を待出たるも いち興(いっきゃう)とはいはん


そして 左の頁の上に書かれていたのは其角の俳句で・・・

”まくり手に

   すヽ

     むし

        さ
         
         か

          す

          浅茅
      
           かな”  

            其角 

読み解きは三割方はずれました


古文書勉強会初級編は次回で幕を閉じます

中々 なんくわいで おうぜうしてます (難解で 往生してます) 


それにしても江戸人たちの気持ちの持ちよう 余裕のありようには誠に感服いたしました

道灌山で 明け方まで虫の声を聞いて楽しんでいるのですから・・


げんだいじんのいそかしさ せハしさか いやうにおもへてきたべんきゃうくわいでした

収穫は土のお蔭でした

2013年06月12日 | 無農薬野菜作り


先日ご紹介のスマート過ぎる里芋と同じ種芋 ”兄弟分”の畑での雄姿です

台風3号の影響でしょうか11日には お印程度の降雨がありました

これは降雨の前日10日の畑で頑張る里芋です

そして こちらは・・・



じゃが芋たち 霜の被害から完全に立ち直っています


この日の収穫でした ↓



じゃが芋 茄子 ピーマン ししとう きゅうり・・・

週に一回の水遣りで育った野菜です

間違いなく 畑の土がよかったのでしょう

30年以上にわたって 土の改良に努力してきたYさんの成果です


ボランティア 新任合同研修

2013年06月09日 | ボランティア


久しぶりに訪れた飯田橋です (JR飯田橋駅)

この日は 駅近くの会場で生活支援員の合同研修が開催されました

都内各地から集合した97人の新人支援員です

圧倒的に女性が多数を占めた研修でした


この事業の目的

認知症高齢者 知的障害者 精神障害者のうち判断能力が不十分な者に対して

福祉サービスの利用に関する援助等を行うことにより 地域において自立した

生活が送れるよう支援する

見守る


なかなかハードな活動が予想されます

グループ別の話し合いに入ってきたベテランさんの体験談が多いに参考になりました

7月からの活動になります

地元に少しでも恩返しのボランティア・・。決意も新たな研修会になりました


気張らずに 自然体でやっていきます



にんにくの特性

2013年06月06日 | 無農薬野菜作り
畑の師匠Yさんによると・・・

今年のO町のじゃが芋は不作だそうです

周りの畑に 例年見かけるような”じゃが芋だらけ”の風景がありません

あっても あきらかに育ちが悪い


我がじゃが芋も 一時期 霜の被害にあって 葉が紫色に変色しました

原因は霜!

その後回復して いまは花も咲き 葉も緑を取り戻しています

Yさんによれば これも秘伝の肥料のおかげ・・

今月中には収穫できるでしょう


心配ないのがこちらです



昨年秋 ドイトで購入したにんにくです

青森産が売り切れていたので 今回は中国産にしました



じゃが芋から主役の座を奪った形になったにんにくです

生育がいいですね

にんにくは 寒さが一番!

今年の冬の寒さが生育を促しました

土の中の温度がマイナス5度が続きましたからね


霜でやられるものがいると思えば 寒さが大好物のものがいる

またまた 野菜作りの奥深さを悟った3日の畑でした


銃姫 八重の生涯

2013年06月03日 | オヤジのつぶやき
地元の生涯学習館で 特別講座が開催されました

運よく 家人共々当選の幸運に恵まれました

講座名は「銃姫 八重の生涯」

講師は 作家の藤本ひとみさんです


長野県飯田市出身の藤本さん

大河ドラマ「八重の桜」放映のだいぶ以前から「幕末銃姫伝」「維新銃姫伝」の著作がある女性作家です

プロフィールを見ると・・・

西洋史への深い造詣や 綿密な取材に裏打ちされた歴史小説 秘められた歴史に光を当てた作品群で

高い評価を得ている

フランス観光開発機構(AF)名誉委員  パリに本部を置くフランス・ナポレオン史研究学会の日本人初会員



    (配布された資料より)

公務員生活12年を経ての転身 聡明な方でした

いろいろなエピソードを交えて わかりやすい講義で 八重さんの生涯を語り終えた藤本さん


最後に 言われたことです・・・

”会津戦争で悲惨な戦いを強いられた八重さんが 日清日露戦争への反戦思想に走らなかったのは?”

八重さんは 自分から動いたこと 飛び込んでいったことはない

迎える人生 運命を素直に受け止める女性です 会津戦争しかり 戦争すらしっかり受け止めて戦いました

西洋好みの夫 新島譲が亡くなると 部屋の床を畳に変えたり茶の湯 華道を楽しみだした

本来は 日本的な女性だったようです

会津への旅も 晩年の彼女の楽しみのひとつだったそうです


あらゆるしがらみがなくなって 頑張らなくても生きていけた晩年

八重さん86歳  昭和7年に亡くなりました



自分からは決して動かず 飛び込まず 無駄な抵抗をしないで自分を生かせる人生!

大河ドラマではわからない 八重さんの見えない一面を教えていただいた 素敵な講演会でした