酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

あっという間の50年!

2011年09月29日 | 酒の席


昭和10年松竹キネマ蒲田作品 無声映画「子宝騒動」の一場面です

戦前戦後 喜劇の神様といわれた斉藤寅次郎監督の最高傑作

貧乏人の子沢山 失業中の亭主が 身重の女房のために金満家の豚を求めて大奮闘!

上映時間34分の 短編喜劇としては異例のキネ旬ベストテン入りの作品でした

主演は小倉繁と出雲八重子  映画好きといえども流石にこの俳優の名前と顔は


「チャップリンの消防士」との2本立て 多いに笑わせてもらった映画会でした

活動弁士は 佐々木亜希子さん



山形県酒田市生まれの御歳何歳?

NHK山形放送局のアナウンサーから転出された方です

現在 数少ない女流活弁士として活躍しています


76年前の映画 風景も懐かしかったですね~

蒲田近辺を走る京急線でしょうか 一輌でのんびり走っていました



そして懐かしいといえば 大学の同級会

久し振りに出席してきました

場所は銀座の居酒屋です

この日のために駆けつけた四国は愛媛 松山市在住のO君でした

な なんと50年ぶりの再会でしたよ

嬉しいことに趣味は野菜作り!

50年の時間は一気に縮まり 多いに盃を重ね合いました


あえて高卒の資格で警官になり 交番勤務から警視になったS君

彼とも50年ぶりでした

他にも かなり個性的な人生を送ってきた面々が集まりました

昭和30年代の中ごろを 共に過した仲間たちです


無声映画・同級会 すっかり「回顧録」に嵌った連続の2日間でした

「昔は良かった・・」 この言葉が なんの抵抗もなく自然に出るトシゴロになりました

昔は こんなセリフを吐くジジババに反発してたもんですが・・

歴史は まさに繰り返しです

光陰矢のごとし・・を実感している秋の夜長です


マンダラ・パワー

2011年09月26日 | オヤジのつぶやき


友人から入場券をいただきました

東京国立博物館で 昨日まで開催していた「空海と密教美術展」です

日程の都合でマダムと別々に行ってきました

台風が去って 陽気もよかったせいでしょう この日は入場までに長い列に並ぶことになりました

日傘の貸し出しはありがたかったですね



ここまで来るのに1時間! スカイツリーが出迎えてくれました


会場内がまた大混雑・・ 関西弁のグループが目立ちました

遠路 新幹線でやってきたのでしょう  それを思えば片道150円の交通費はありがたい・・

弘法大師像からはじまり 仏像曼荼羅までの展示出品100件のうち98,9パーセントが国宝級だそうです

若い頃はさほどでもなかった仏像への想いです

この歳になると ひとつひとつの仏像の顔 全身像をじっくり眺めるようになりました

確かに なにかを語りかけている

見るものそれぞれに違った言葉を投げかけているようです

特に今回興味を惹かれたのが 憤怒の形相をした仏像に踏んづけられてる「鬼」?

まるで自分を見ているようで 妙な感覚を憶えましたね


それでも マンダラパワーを全身に浴びることができました 力が漲ってくるようです

これで畑も大丈夫!


そして 帰路の上野公園内です



小学校の遠足で 握り飯を頬張った場所です

手元が狂って おにぎりが坂をコロコロリン・・

泣きべそかいたほろ苦の場所でした


スーパー堤防 一部復活!

2011年09月23日 | 隅田川
全国的に 多大な被害をもたらした台風15号でした

みなさまの地域はいかがでしたか  被害はありませんでしたか

我が家は夕方からの強風に見舞われ 酔芙蓉の木が倒れました

幸い人や車への影響もなく 安堵しました

ちょっと記憶にはない強風台風でしたね


思えば昭和20年代・・ 水害多発地帯の下町でした

キティー台風 ジェーン台風を憶えてますか

当時は 台風にアメリカ女性の名前を冠していました

少しでも女性らしさ やさしい台風であってほしいと願ったのでしょう

マリリン・モンロー出現以前のため モンロー台風はありません

その「女性たち」が来襲するたびに 床上・床下浸水の洗礼を受けたものです

隅田川の堤防も やわだったのでしょう  とにもかくにも年がら年中出水騒ぎ

慣れすぎたのでしょう 大人も子どもも悲壮感がなく お祭り騒ぎをしてましたね


”もはや 戦後ではない”宣言は昭和31年だったでしょうか

下町人種にも生活のゆとりが生まれてきます

34年4月10日の皇太子・美智子様のご成婚パレード中継で一気にテレビが普及しました

テレビ 冷蔵庫 洗濯機時代の到来でした

さて そうなると流石の下町人間も水害に敏感になってきます

大事な大事な電化製品が 浸水でお釈迦になってたまるか!

隅田川を守れ! 大合唱が始まりました

この住民要望に 行政も的確に対応して護岸工事を施し その後の大洪水を阻止してきました




超大型台風15号が去った翌日 22日朝の隅田川護岸風景です



小学校時代には 川のヘリで遊んだものですが 今ではご覧のとおりです

しっかり防御しています



隅田川近くの商店街も安穏としています

しかし しかしですよ  現在の堤防で絶対安全とはいえませんね

現在の隅田川堤防が決壊したら 氾濫したら・・

それを防ぐための スーパー堤防構想でしたからね

特に 同じ下町でも墨田区・葛飾区・足立区・江戸川区の海抜ゼロメートル地帯を流れる川の氾濫から守るスーパー堤防計画でした

スーパー堤防構想は いまさらどこへも引っ越せない下町人間の希望の星でした


それが昨年10月の 仕分け人の判断で構想は「無駄!」と排除されてしまいました

「なにが無駄なのか 仕分け人たちは下町を歩いたことがあるのか!」

隣近所のオジ・オバたちがいっせいに頭から湯気を発しました

「白い服 襟立てR女史だけには言われたくない!」

「襟を正せ!」なるほど・・

「E野は 枝ばかり見ないで物事の幹・根っこを見よ!」 ダジャレの連続ワザ


ジェーン台風並みに荒れた下町世論でした

この世論を受けたかどうかは定かでありませんが 8月の国土交通検討会で 事業の縮小・継続の再判定が出されたのです

「襟立てR女史は エリマキとかげのように下町に住んでみよ!」(?)憤懣最盛期の町会Mオジの声

Rさんが キャスター時代のファンだったと威張るMオジ 堤防予算復活後 彼女に対する非難の声がいくぶんやわらいできた秋の夜長です




ありし日の酔芙蓉・・・

計画が縮小されたのは残念ですが 家も花も水に埋没しないよう スーパー堤防の完成を祈るばかりです

子どもたちの未来のためにも・・


頑張りましたが疲れました

2011年09月20日 | 無農薬野菜作り
19日 明日のお彼岸の入りから 雨が続くという天気予報でした

すわ一大事! 畑の苗・種はいまだ植えていません

準備もソコソコ 9時に出発しました

途中のカインズホームで苗と種を購入 昼食の時間が惜しいのでコンビニおにぎりは車中で頬張りました


到着してYさんへの挨拶は これもソコソコ・・

まずは 一輪車で肥料蒔きです  20回は運んだでしょう

2回運んでは3分の休憩です 27度の心地良い温度と涼しい風です

なんとか腰痛の発生もなく終了しました


まずは 苗から・・



白菜20 キャベツ40 ブロッコリー30 カリフラワー10

種は・・

    


夕方5時半までの懸命な畑仕事でした

帰宅したのは8時半です

ビールを飲んで食事して そのままバタンキュー


そして今朝です

身体のあちこちが痛みます

整骨院の先生の診断は「畑仕事はほどほどに・・」  「はい・・・」


友人たちにも言われています

「野菜と これからの人生 どちらが大事?」

お説 ごもっともです  なにかいい方法はないものでしょうかね



米 午後のロードショーはモンローの「紳士は金髪がお好き」でした

  愉快な映画で 腰痛に効きました  散歩が気持ちよかったです


午後のロードショー 

2011年09月17日 | オヤジのつぶやき
”あの頃のときめきが蘇る 懐かしの傑作洋画!

 全40枚セットが たったの9800円で!”


新聞広告に惹かれて 即購入しました  一枚が250円弱!



ジャンルは 西部劇・アドベンチャー・戦争映画 そして名作劇場です  それぞれ10作品が収納されていました

さてさて なにから鑑賞しましょうか

めずらしく 老夫婦の意見の一致をみました  まずは名作劇場からです



名作劇場の内容は・・・

① 誰が為に鐘は鳴る ② 血と砂 ③ 禁じられた遊び ④ アフリカの女王 ⑤ 怒りの葡萄

⑥ キリマンジャロの雪 ⑦ 紳士は金髪がお好き ⑧ 静かなる男 ⑨ 嵐が丘 ⑩ モロッコ

どれもこれも魅惑的な作品です

熟慮の末 これから始まる我が家の「午後のロードショー」

いの一番上映の栄誉を与えられ 封を切られたのがこの作品でした



ゲーリー・クーパー イングリッド・バーグマン主演の「誰が為に鐘は鳴る」

”ヘミングウェイの代表作の映画化 臨場感溢れる戦場シーンと クーパーとバーグマンの純粋な愛は 

まさに観るものに感動を与える大傑作となっている”



説明どおりの感動作品でした  衝撃のラストシーン

ENDマークとともに鳴り響く鐘の音 しばし余韻に浸ることができました

そしてもうひとつの感動 この映画が製作されたのが1943年(昭和18年)

日米戦争の真っ只中ですね

あの時代に 150分のカラー映画を作製したアメリカの国力に 改めて感嘆しました


初回から いい映画を鑑賞できました



そうですね バーグマンさん

また ここに観にきますよ 何度でも・・


現代の スピードとスリルに溢れためまぐるしい展開の映画と違って 古き良き時代のハリウッド映画群です

中高生時代に観たこれらの作品 同人が古希を過ぎたいま 鑑賞後の感慨や如何? です 


畑と安岡正篤記念館

2011年09月13日 | 無農薬野菜作り
老骨に鞭打つにも 限界を超えた猛暑日の連続でした

その間 気になっていた畑の雑草繁栄状態・・・

前回 ドシャブリに見舞われた後 訪れた畑です ♪この日は岡晴夫の歌が聞こえてきました



茶色の部分はYさんが刈り取ってくれた雑草の残骸・・かなりのボリュームですね

これを カインズホームで新たに購入した アメリカンレーキでかき集めます

集めたあとは・・・



火の用心しながら燃やします  いい肥料になるでしょう



急遽 助っ人のお願いをしたAさんです

都会人のAさん 焚き火が珍しいのでしょう 盛んにカメラのシャッターを押していました


やはり 農業は人手の数ですね

Aさんの働きで 秋野菜の準備が一歩前進することができました



当初 水不足で成長が危ぶまれていた里芋ですが このところの降雨で息を吹き返したようです



ナスも順調です



枯れ草の中から カボチャも姿を現しました 焼き芋ならぬ焼きカボチャにならないでよかった

舞台から消えていく野菜に変わって 次は大根 カブ たまねぎ 白菜 ブロッコリーの登場になります

今頃は 楽屋で化粧直しに精を出してることでしょう




畑への途中 Aさんの案内で初めて訪問した『安岡正篤(まさひろ)記念館』です

”元号 平成の考案者であり 昭和全期を通じ 一世の師表 天下の木鐸と仰がれた安岡先生の修己

冶人の足跡を明らかにし その不滅の光芒を後世に伝える為の記念館です”(パンフレットより)

日本農士学校を設立したり 終戦時の玉音放送の原稿作成にも携わった方でした


畑の助っ人Aさんのお陰で 未知の賢人を知ることができました

持つべきものは友人ですね  感謝!


秋を待つ畑

2011年09月09日 | 無農薬野菜作り
この日 地元の朝は晴れ・曇りの天気でした

久し振りの畑行き出発準備が整いましたが 念のため・・

畑のある町 埼玉O町のYさんに電話をしました 「いまは晴れてますが ひょっとすると・・無理しないように」

いまは晴れ? あとで雨の可能性がある天気予報のO町でした

ままよ なんとかなるだろう 出発進行


案の定・・



現地到着を待ってたかのようなタイミング ドシャブリでした  春日八郎の歌声が聞こえてきます♪


それでもカッパを着て ナス ピーマンの収穫ができました

雑草の伸び放題が気になりますが 天気のいい日に草刈しましょう

そろそろ大根 たまねぎ キャベツの種蒔きシーズンです


早めの帰宅になりました

夕方 すっかり乾いた車の屋根に陣取って・・



「お帰り 早かったですね・・ 収穫は?」

二匹とも また少し大きくなってきました  

熱かった"鉄板上’での休息ができるほど 涼しい陽気になってきたということでしょう

それにしても かなり写され慣れしてきたようなふたりです  近所でも人気者です


それはさておき 心踊る秋の畑シーズンが間近になってきました

腰痛を 騙し騙しの畑仕事が始まります


志げる食堂異聞  リーダーシップ

2011年09月05日 | コミュニケーション・セミナー


佐賀空港~佐賀駅間を走るバスから望む「志げる食堂」です

佐賀県庁の目の前 幹線道路に面した場所で営業しています

なにしろ安くて旨い 佐賀訪問時には度々世話になってます


そして この食堂を利用する理由がもうひとつあります

なぜか「志げる食堂」を利用した後に特別な社会現象が生じるのです

4年前は 翌日 甲子園で佐賀北高校が優勝しました

大会前には 下馬評にものってなかった県立進学校の快挙でした 奇跡とも称されました

そして2年前の夏には・・・

これも翌日 皆既日食の観察という僥倖に恵まれたのでした

志げる食堂にはなにかがある 信念にも似た感情が生じました 果たして今回はなにが?


そうです またもや起こりました



この夜7時 トンカツ定食を食べてるテーブルの前のテレビに写っていたのは・・



民主党新代表決定のニュースでした

食べてる最中のカツ定食に「どじょう汁」がついた瞬間でした

やはり 志げる食堂は只者ではないようです


※ 体調不良の連絡のあったスナックちあきのママさん

  志げる食堂のあと 念のため店に顔を出してみたら・・

  主の留守をしっかり守っていたYちゃんと ママさんの姪っ子のYuさんでした

  最近の世相 佐賀情勢など楽しく語り合った2時間でした ※


翌日は リーダシップ研修です



さすが『葉隠』の子孫の方々

葉隠の教え・・

☆ リーダーは部下に対して思いやりが必要だ 一椀のごはんを分けて食べようではないか

  一杯の酒を分けて飲もうではないか そして心を同じくする仲間になって 時には物の道理を教え
  なさい

  怒ってやかましく言うよりは かわいがってやさしくさとす方がいいのである ☆

グループでの話し合いの結果発表で こういう意見を述べる発表者がいました

まさに葉隠の教えのひとつでした



葉隠の内容は 歴史 哲学 文化 倫理 教養 史蹟 伝説 実話 逸事 和歌など 人が生きる

糧となる多くの言葉が1340項目に及んでいます


葉隠と同じように 不思議なパワーを持つ「志げる食堂」です

そこで誕生した どじょう内閣には的確なリーダーシップをとって 日本丸の舵取りをしてもらいたい

      日本を魔界へ誘っては困ります  ↓



帰路の佐賀空港で飲んだ「がばい焼酎」です

葉隠が説く”大酒の戒め”の一説を肝に銘じながらの一杯でした

以上 パワースポット「志げる食堂」の報告でした


お知らせ 大腸がん名医のT先生

     テレビ出演は 今日5日から8日の午後8時半から45分まで  NHK2チャンネルです



※ 追記です 5日のテレビです

若々しく 溌剌とした先生でした  命の恩人です


葉隠

2011年09月02日 | 広島東洋カープ


8月31日の神宮球場です

広島東洋カープ東京ヤクルト16回戦・・

絶大なパ・リーグファンのWさんと外野席での観戦でした (ちなみにセ・リーグではカープのファンです)



試合は初回 嶋選手のソロホームランに次いで次打席でもタイムリー2塁打↑で2点の先制!



8月になって絶好調の栗原健太が続いて3-0とリードを広げます





応援席の声援に 丁寧なお辞儀で返した左翼手嶋選手・・

終盤に向けてエンジンのかかってきた”赤ゴジラ”復活の予感がします


先発福井投手が踏ん張り 新人最多の7勝目をあげた試合でした

これで 48勝49敗 ”借金”1  首位ヤクルトに3、5ゲーム差までに迫りました

ご贔屓の前田智徳選手も代打で2打点!  10-2という大差での勝利でした



居酒屋で勝利の美酒でホロ酔い加減のふたりです


これで明日9月1日に勝てば 5月末以来の勝率5割に復帰します

多いに期待を持っていました


残念ながら結果は2-4の逆転負け!

これで なんと5割復帰の試合は4連敗になりました

こうなってくると 実力以外のなにかに原因があると考えざるを得ませんね

たとえば精神面です

5割に向けての緊張感・プレッシャー・ストレスなどが考えられます


そこで いまのカープの選手たちに贈りたいのが次の言葉です



300年前 佐賀藩「山本常朝」が語り部 筆録者「田代陣基」によって今につたわる”葉隠”です

”武士道といふは 死ぬことと見付けたり”

葉隠れというと すぐに この強烈な言葉が思い浮かびます

三島由紀夫が座右の書にしたという”葉隠”・・

実は 現代になっても多くの人 様々な分野の人に影響を与えてきました

その中のひとつ・・

◎ 端的只今の一念より外はこれなく候 一念一念とかさねて一生なり

ひとつひとつの願望が積み重なって 一生の花が咲く なにを願い なにを求めるか

そして なにを祈るか それによって人生は花開き実を結んでいく

今の願いのひとつひとつが大切であり 願いはやがて人生を希望どおりに実現させてくれる 


20年ぶりに優勝の可能性がでてきた今年の広島カープです

◎ 勝ちといふは味方に勝つ事なり 味方に勝つといふは 我に勝つことなり

さぁ 選手諸君!

敵は我にありです  自分に与えられた役割を淡々とこなしていってください


結果はあとからついてきますよ