酒と畑に戯れるオヤジな私

酒を飲み、土を耕し、人と語り、日々に感動しながら楽しく生きるブログ

人の持ち味 (佐賀編 その1)

2008年10月25日 | コミュニケーション 10則
研修の出講で佐賀に行ってきました

気温28度 小雨の佐賀でしたが 今回も愉快な出会いがありました

3つの話題をご紹介をしましょう


その1は 佐賀空港から 佐賀駅行きのバスの運転手さんです

空港内の案内表示で バス運賃の往復割引を知りました

片道600円が 往復で1000円になるというのです 初めて知りました  これはラッキー

いつもは 降車の際に600円を支払っていました

今日の乗客のほとんどが 割引を知らなかったでしょうね

むふふ・・優越感を抱きながら 乗車の際に運転手さんに1000円を渡しました

大きな声で車内の乗客に「割引」を意識させましたよ ど~だ~ みんなは割引知らないでしょ

「はい 割引切符ですね」 コミックマジックのマギー司郎さんに似た運転手さんでした

意気揚々 鼻息荒く切符を受け取り 座席に腰を下ろします  まさにそのときでしたね~

「今日は水曜日です 水曜日はバスの運賃が半額になります」 車内マイクを通したマギー司郎の声!

 片道300円!! こりゃ往復割引きより安いじゃないの

オジさんの立場はどーなる!

あわてて席から立ち上がって 運転手さんに近寄るオジさん

思わぬ事態に 少しモタモタしてしまいました

そのため 一瞬早く 運転手さんはバスから降りて行ってしまいました声をかける間もありません

トイレかタバコか! 他の乗客の手前も そのままにしておくわけにはいきません

しかし すぐさま追いかけるには「交渉金額」が低額でした

乗客みんなの視線が気になる

「さきに言ってくれればいいのにねぇ~」

仕方がないので 近くの乗客(老紳士)に同意を求めました

ニコニコ笑って頷いてくれましたが 内心はどうだったでしょうかね~


5分ほどたってから 戻ってきたマギー司郎でした

多くの乗客の視線を背中に感じながらの”交渉”です

「この割引切符は返します 半額切符をください  こういうことは先に言ってください」

このときのマギーさんの表情が可笑しかったですね~  キョトンとしていました

「割引のほうにしますか? あれ 切符を切ってしまいましたね~ ま いいか」

ま いいかもないもんです

「買うときに言ってくれなきゃ駄目ですよ」

「あ それもそうですね~」あとはなにか ゴニョゴニョ言ってました

決まりですから・・・ そんなふうにも聞こえましたね  ???

乗客からのクスクス笑い・・・

「水曜日は 割引です 今度乗るときは憶えておいてください」 (来年まで??)

なんとも呑気な答えでした


これは 本来なら 乗客からのクレームが生じかねない応対です

怒り出す人もいるでしょう

しかし オジさんはなぜかホンワカしてしまいました

運転手さんのマギー司郎的な顔つき 風貌 ものの言い方・・ 土地柄 がばい婆ちゃん

全てが 時代離れした 漫才のようなコミュニケーション(?)だったせいでしょうか


クレームがクレームにならない

運転手さんが持って産まれた人柄 持ち味が相手を和ますんでしょうね

いい経験をさせてもらいました



運転技術が抜群だったマギー司郎さん  

「迷惑かけましたね また佐賀へどうぞ・・」 「ありがとう」

気持ちよく お別れできました




< おまけ >

前回のクイズは みなさん大当たりでした

そーです 銭形平次の碑です



懐かしい名前が刻まれていました

当った方々には いずれ大統領で


一気に読んで そして 観てしまいました!

2008年10月19日 | オヤジのつぶやき
マダムの友人から薦められた小説でした

一昨年 映画にもなりました



物語では 三鷹市にあったとされる理髪店・・・

主人公の松子の後半生に 大きな影響を与えた場所です

映画化にあたっては 我が下町の理髪店が ロケ地に選ばれました

以前 3日ばかり撮影が続けられたとは 噂で耳にしていました

小説を読んでから 改めて自転車で出かけてみましたよ



なるほど 小説のイメージに合う渋~い理髪店でした

休みの日にもかかわらず 鋏を手にした松子さんが ひょいと顔を覗かせそうな雰囲気です

よくもまぁ こういう場所を見つけ出すものです


小説の内容ですか?

ひとりの一般家庭の子女の波乱万丈・挫折の人生 いわば林芙美子の「浮雲」のような物語と申しておきましょう

人生にはいろいろな出来事 選択肢があります。

そして 私たちは あのときの選択が”~だったら””~してれば” 今とは違った人生だっただろう

想像します

主人公の松子にも 松子なりの選択肢がありました

彼女は 運の悪い方 悪い方へと選んでいったとしか思えません

しかし 現代では誰でもが 松子になる可能性があります  

この小説の解説者は「松子はアナタであり ワタシでもある」と結んでいました

ちょっと恐い解説です


作者はもともとミステリー畑の出身です

物語の構成が抜群に面白く 上下巻 一気に読んでしまいました

秋の夜長 読書には最適なシーズンです

一読をお薦めします


ちなみに 主人公の松子さんは 決して嫌われものではありませんでした


< おまけ >





*レンタル店で 映画のDVDを借りてきました

 小説のイメージとは異なりましたが 主演の中谷美紀が頑張っていました

 もちろん 下町の理髪店も堂々の「出演」でした*


大統領への道のり  便乗編

2008年10月16日 | コミュニケーション
米国の大統領選挙も間近に迫ってきました

一年前からの前哨戦は 熱い闘いが続けられてきました

米国大統領への道のりは厳しいものです

それに引き換え 我が「大統領」への道のりはしごく簡単 ここから徒歩10分の道のりでした



前回は 長州藩の大村益次郎が登場しました

今回の登場は 篤姫の薩摩藩・西郷隆盛です

この西郷さんが向いている先が大統領です  つまり・・・



上野松坂屋・寄席の鈴本方面を望みます  しかし 西郷さんはこちらを向いていません

もう少し左です



ま~るい緑の山の手線 ガード下のアメヤ横丁が大統領への近道でした



アメヤ横丁といっても 終戦直後のようにアメばかり売っているわけではありません

魚介類・乾物・日用雑貨・貴金属・食堂・飲み屋さんが軒をつらねます

大阪ジャンジャン横丁の東京版といってもいいでしょうね

ともかく安い! 気取っていません

オジさんは この街が大好きです


そして・・・西郷さんからゆっくり歩いて10分後 着きましたよ

ガード下にある1号店です



西郷さんから 大統領への道のりをご紹介しました

この日は 大統領選挙ならぬG2サミットが開催されました


詳細は清遊人さんのブログでどうぞ・・

ブログ友の褌で相撲をとってしまいました

八百長ではありません  あくまでも便乗です

今回も ブログのコミュニケーションを堪能してきました


616歳の青春!

2008年10月14日 | 酒の席
中学校の同級会から3ヶ月たちました

53年振りに会った竹馬の友も多く 今度は男子だけで一献酌み交わそう!


この日 実現しました



場所は 前回同様で 同級生のひとりO君経営の居酒屋でした

彼の孫娘はアイドルタレントになっています

元雑誌の専属プロカメラマン・F電機の技術職から希望で営業職に転じた変わり種

奥さんに先立たれても めげずに山登りに精を出すもの

人間国宝の好男子 いや 講談師は仕事で欠席でしたが 前回出席の男子は全て参加しました

68歳が5人 69歳が4人で合計616歳!

卒業したときの合計年齢が135歳でしたからね~~その差481歳です



「もはや戦後ではない」といわれた昭和30年3月の「使用前」の写真です

当時は 40代の先生方を”なんとジイ様か!”と思ったりしていました

それをはるかに超えての616歳

隔世の感があります

よくぞみんなここまで・・・

これからも それぞれの人生を語り合う機会が多くなるでしょうね


話し相手のいない中高年層が増えているそうです

「暴走老人にだけはなりたくないね」

この日の合言葉でした

青春時代とはいいませんが これからも後期青春時代を謳歌したいものです

若いみなさん方も 我々に続いてきてください


靖国の ハーモニカ横丁

2008年10月09日 | オヤジのつぶやき


若い頃読んだ司馬遼太郎の小説「花神」の主人公 長州出身の大村益次郎の像です

村田蔵六と称していたころは 医師でした

後年 官軍の指揮官となって上野戦争で勝利を収めました

この像は 靖国神社に建てられています

視線の先には 上野の西郷像があると言われています


文化祭の帰り道 久し振りに出かけた靖国神社でした



そこで目にしたのが こちらです



石灯籠の脇のハーモニカ横丁です

なんでしょうか  傍に寄ってみました



フリーマーケットなんですね~~

主催は「環境を考える市民の会」 毎月2回開催されていました

いまや 都心はフリーマーケットがブームのようになっています

人気ランキングでは ここ靖国神社会場が堂々の1位だそうです



若い女性の「店主」が多く・・・



どれを見ても楽しい販売品 そして安価でした

世の中不況の真っ只中!

庶民にとって フリーマーケットは喉を潤す「東京砂漠」のオアシスのようです


大村益次郎像も 微笑んでいるかに見えた 秋晴れの靖国神社でした

年末まで「幕末展 維新展」を開催しています

この日は文化祭の見学で疲れました  日を改めて 訪れようと思っています


駅伝 ここに始まる

2008年10月07日 | 広島東洋カープ
今年の広島東洋カープはよく戦ってくれました

シーズン開始前の下馬評は 最下位を予想されていましたからね

エースの黒田が 大リーグのドジャースへの入団で海を渡り・・

四番打者の新井が阪神タイガースに移籍しました

だれが見ても 戦力の低下は明らかでした


それがなんと終盤まで三位を争う位置につけていました

助っ人外人の活躍もさることながら 投打に渡るカープ子飼いの若鯉たちの踏ん張りでした

ひょっとすることは起きませんでしたが 来年に繋がる四位を確保できました



広島市民球場は今年で閉鎖 51年間のお役目を終えました 

来年からは 「駅伝」のように新球場に引き継がれます


ここは わが国の駅伝発祥の地 上野不忍池です



そこに泳ぐ鯉たちも 今シーズンの心地よい余韻を新球場に引き継ぐべく 元気に泳いでいます

先日のテレビで ピンキーとキラーズが復活していました

来年こそ「鯉の季節」が戻ってくることでしょう


ブラウン監督の続投も決まり 駅伝の歴史が始まります


文化祭 空手道

2008年10月05日 | オヤジのつぶやき
孫娘が通う中学校の文化祭に行ってきました

今年入学した孫が選んだクラブは「空手部」です

「静物部」か「空手道部」かで かなり悩んだようでしたが 最終的には空手に落ち着きました


はじめはびっくりしたじ~じとば~ばでしたが 自分で選んだクラブです

六年間 しっかりやってもらいましょう



先頭は 大先輩の高校三年生  中一はどんじりに並んだ六人です

まだ 空手着の支給はありません  体操着での発表でした

高校生ともなると 型の演技も決まっていました

気合の声もしかり  かなりの迫力でした



半年間の成果を披露した新人のコンビです

思ったよりも さまになっていました


体育会系クラブのよさは 先輩による指導でしょう

じじばばには甘える孫ですが 先輩のいうことはよく聞いているようです

用具の整理 かたづけ 礼儀作法の躾も的確です


干支は猪 どんな娘に育っていくのでしょうか


こころ くばり

2008年10月03日 | コミュニケーション
新聞の投書欄を読んでいたら 役所の窓口職員についての苦情が載っていました

「まるで機械と話してるようだった・・顔も見てくれない」 


この記事を読んで すぐに頭に浮かんだのが地元の役所の応対です


8月下旬のことです

住民税納付書の紛失に気付きました

早速 区役所の税務課へ 再交付依頼の電話です

最初に 課名と氏名を名乗って電話に出たのが 男性職員 若い声のYさんでした

(お なかなか感じがいいな・・)

案の定でしたね こちらの話を的確に聞いて 内容を繰り返してくれました

”しっかり聞いてくれたな” 住民としても 安心感・信頼感が湧いてきます


翌日 納付書が郵送されてきました  ました!

納付書といっしょに丁寧な「メモ」がありました

”昨日はお忙しい中お電話をいただきありがとうございました  早速ですが納付書をお送りしますので宜しくお願いします”

印刷文でなく 手書きのメモでした  Yさんの氏名も手書きです


当たり前の対応といってはそれまでですが 彼は今年の新規採用職員だったのです

新聞に投書されたベテラン職員の機械的な応対・・・従来の役所のイメージのままです

この新任職員がとった住民への こころくばり・・・税金をすぐにでも納めたくなってしまいます


私たち住民は 役所を選ぶことができませんね

職員の人たちの ちょっとした気配りが 天と地ほどの差をもって役所の印象を変えていきます

ブログ友のtomoさんの例にもありました

頑張れ Yさん  これからも先輩たちにも いい影響を与えていってください!


このエピソードは 今日の新任後期研修で話してきます


畑の秋

2008年10月02日 | 無農薬野菜作り
しばらくご無沙汰の畑でした

10月1日・・・

下町は小雨でしたが Yさんに電話で問い合わせたところ 現地のO町は曇りです

10日振りに出かけました

大根たちが首を長くして待っていました

間引きです



散髪をしたようにスッキリしました

間引きしたやわらかい葉っぱは 茹でて冷凍保存します



9月13日に蒔いたキャベツ たまねぎです

しっかりした苗に成長しています  ほかに 葉物も順調でした



いよいよ秋です

猛暑のため 過去最低の畑行き回数となった今夏でした

最後の「高台の畑」です

低地への引越しを前に 気合を入れて取り組んで参ります