「美しい村」の議員日記

南アルプス山麓・大鹿村在住。自給自足農業、在宅ワーカー、2011年春より村議会議員。

社民の離脱と鳩山さんの辞任

2010年06月03日 | 非戦・平和・社会
 昨日は、保健補導員会飯伊支部の研修会で、落合恵子さんの講演会があった。「母に歌う子守唄」というタイトルで、7年間お母さんの介護をなさって見送られた体験に基づくお話だったけれど、何せ「スーパーモーニング」の終了直前に、鳩山総理の辞任のニュースで、そのままスタジオに残ってという慌ただしさの中で飛んできての講演だったので、せっかく政権交代したのに、残念だったという感想から始まった。保健補導員会ということで、落合さんと同じ60代前後の女性が多く、お母さまを見送った具体的なお話には、私も含めて、ハンカチを目に当てて聞いている人が多かったけれど、そんな話の端々に、やはり政治を変えなくてはいけない、おかしいことにはおかしいと言わなくてはいけないというメッセージも何度も織り込ませていた。
 民主党の今後の人事が気になるところで、特に今回の辞任の一番の引き金になった沖縄の問題の今後が気になる。5月27日の「普天間飛行場について、将来の国外・県外移設を実現する連立与党・政府の基本方針を策定することを求めます」という緊急声明に署名した人たちには、何とか「将来」を少しでも近い「将来」にすべく頑張ってもらいたいものだ。
 
 社民の離脱は、保坂さんにぜひ与党の中で活躍してほしいと思っていた者からすると、本当に残念ではあるけれども、政治家の言葉がみんなうそっぽく聞こえる中で、やはり福島さんがきちんと筋を通したことは良かったと思っている。社民の離脱で、一番懸念されるのが憲法。5月18日に憲法改正の国民投票法が施行になったものの、社民党が連立与党の中にいることで憲法改正が議論になることはなかった。保坂さんは先日の講演で、参院選の隠れたテーマは憲法だと思っているとおっしゃっていた。今いっぱいできている新党はみんな改憲。以前も自社さ政権から社民党が離脱した後に、日米ガイドラインや盗聴法、住基台帳法、国旗・国歌法などが出てきた。いきなり改憲とはいかなくても、集団的自衛権。そんな意味でも、本当に、何としても社民党には頑張って一定の影響力を持ち続けてもらいたいものだと思う。
 飯田の講演会の方も文字おこしをしました。前半は沖縄の話、後半(17ページ以降)の質疑応答では、こうした話や八ッ場ダムのヒ素の問題、郵政民営化をめぐる話、児童虐待防止法はできたものの、施設に保護された子どもたちの出口が閉ざされているといった話など、こちらからご覧ください。

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